からだの芯から温かく!【4つの冷えタイプ診断別】冬不調を整える温活方法
- 公開:2023.1.18
- コスメ・ビューティー
「冷えで仕事に集中できない」「冷えのタイプは人によって違うの?」「冬に向けて、温活方法が知りたい」このような悩みや疑問をかかえていませんか? 普段からの工夫で、習慣的に温活ができたら嬉しいですよね。今回は冷えのタイプ別の温活方法について、あんしん漢方の薬剤師、稲嶺千春さんに伺いました。
あなたはどれ? 4つの冷えタイプが分かるチェックリスト
冷え症には4つのタイプがあり、それぞれ対処法が異なることをご存じでしょうか? ここでは、冷えのタイプごとのチェックリストと、冷え方の特徴をご紹介します。
手足の末端が冷える「四肢末端型」
・手足の冷えを感じる
・食事の量が少ない
・運動不足になりがち
・生理痛がひどく、生理不順が気になる
・寝起きが悪い
上記に当てはまる方は、手足がよく冷える四肢末端型の冷え症かもしれません。
四肢末端型は、手足(四肢)の先に冷えを感じるタイプです。若い女性に多く、食が細いことと運動不足によって、体内での熱産生ができずに冷えてしまいます。
・食事の量が少ない
・運動不足になりがち
・生理痛がひどく、生理不順が気になる
・寝起きが悪い
上記に当てはまる方は、手足がよく冷える四肢末端型の冷え症かもしれません。
四肢末端型は、手足(四肢)の先に冷えを感じるタイプです。若い女性に多く、食が細いことと運動不足によって、体内での熱産生ができずに冷えてしまいます。
からだの内部が冷える「内臓型」
・手足は温かいが、おなかや二の腕に冷えを感じる
・おなかをこわしやすい
・風邪をひきやすい
・冷たい飲み物を摂ることが多い
・日常的にストレスを感じている
手足は温かいのに、からだの内部が冷えているのが内臓型です。ストレスや自律神経の乱れによって起こります。
・おなかをこわしやすい
・風邪をひきやすい
・冷たい飲み物を摂ることが多い
・日常的にストレスを感じている
手足は温かいのに、からだの内部が冷えているのが内臓型です。ストレスや自律神経の乱れによって起こります。
腰から下が冷える「下半身型」
・腰から下の下半身冷えが気になる
・デスクワークで、長時間同じ姿勢になる日が多い
・お尻やふくらはぎのコリを感じる
・30~40代である
・イライラしたり、突然汗をかいたりすることがある
下半身の冷えは加齢とともに起こりやすく、お尻や脚の筋肉がコリ固まることで血行不良を招きます。
・デスクワークで、長時間同じ姿勢になる日が多い
・お尻やふくらはぎのコリを感じる
・30~40代である
・イライラしたり、突然汗をかいたりすることがある
下半身の冷えは加齢とともに起こりやすく、お尻や脚の筋肉がコリ固まることで血行不良を招きます。
手足やからだの内部も冷える「全身型」
・1年を通して冷えを感じる
・体調を崩しやすい
・体型はほっそりしている
・筋肉が少なく、疲れやすい
・年々冷えが強くなっている
全身型は、手足だけでなく、からだの内部も冷えてしまっているタイプです。生活習慣の悪化やストレスにより、基礎代謝が下がることで起こります。
・体調を崩しやすい
・体型はほっそりしている
・筋肉が少なく、疲れやすい
・年々冷えが強くなっている
全身型は、手足だけでなく、からだの内部も冷えてしまっているタイプです。生活習慣の悪化やストレスにより、基礎代謝が下がることで起こります。
【タイプ別】冷えの対処法
ここでは、上記でご紹介した冷えのタイプ別に対処法をご紹介します。冷えを解消するためのツボや食べ物、おすすめの漢方薬も紹介しているので、是非参考にしてみてください。
四肢末端型の冷え対処法
手足(四肢)の末端が冷えているタイプです。10~20代の若い女性に多く、食事量や運動量の不足によって体内で熱を作れない傾向があります。
■四肢末端型におすすめのツボ
「八風(はちふう)」左右の足指の付け根にあるツボです(押すと痛みがある場所)。4本の手の指をそれぞれのツボに当て、強めに5秒ほど押すと、足先の血流が改善されて冷えの解消が期待できます。
■おすすめの食べ物
四肢末端型は、食事量の不足で熱産生ができていないことが多いため、熱を作って筋肉の元になるタンパク質(肉、魚、卵など)を積極的に摂るようにしましょう。
■おすすめの漢方薬
からだのエネルギーを手足の先まで巡らせてくれる「当帰四逆加呉茱萸生姜湯(とうきしぎゃくかごしゅゆしょうきょうとう)」がこのタイプにはおすすめです。
■四肢末端型におすすめのツボ
「八風(はちふう)」左右の足指の付け根にあるツボです(押すと痛みがある場所)。4本の手の指をそれぞれのツボに当て、強めに5秒ほど押すと、足先の血流が改善されて冷えの解消が期待できます。
■おすすめの食べ物
四肢末端型は、食事量の不足で熱産生ができていないことが多いため、熱を作って筋肉の元になるタンパク質(肉、魚、卵など)を積極的に摂るようにしましょう。
■おすすめの漢方薬
からだのエネルギーを手足の先まで巡らせてくれる「当帰四逆加呉茱萸生姜湯(とうきしぎゃくかごしゅゆしょうきょうとう)」がこのタイプにはおすすめです。
内臓型の冷え対処法
内臓型は、手足が温かいのに、からだのなかが冷えるタイプです。
■内臓型におすすめのツボ
「中条流子孕(ちゅうじょうりゅうこばらみ)の灸点」このツボは、おへそを頂点とした正三角形の角の位置にあります。カイロで温めることで下腹部の血流を改善します。
■おすすめの食べ物
「しょうが」しょうがスープやしょうが湯にして飲めば、長時間からだを内側から温めてくれますよ。
■おすすめの漢方薬
おなかが冷える内臓型冷え症には、しょうがを乾燥させた生薬を含む「人参湯(にんじんとう)」がいいでしょう。
■内臓型におすすめのツボ
「中条流子孕(ちゅうじょうりゅうこばらみ)の灸点」このツボは、おへそを頂点とした正三角形の角の位置にあります。カイロで温めることで下腹部の血流を改善します。
■おすすめの食べ物
「しょうが」しょうがスープやしょうが湯にして飲めば、長時間からだを内側から温めてくれますよ。
■おすすめの漢方薬
おなかが冷える内臓型冷え症には、しょうがを乾燥させた生薬を含む「人参湯(にんじんとう)」がいいでしょう。
下半身型の冷え対処法
下半身型冷え症とは、腰から下の下半身が冷えてしまうタイプです。
■下半身型におすすめのツボ
「臀中(でんちゅう)」お尻にあるツボです。ベッドとお尻の間にボールを入れて体重をかけると、下半身の血流がよくなりますよ。
■おすすめの食べ物
大根やカブなどの根菜類です。血行を促進するビタミンやミネラルが豊富なため、下半身への血流をよくしてくれます。
■おすすめの漢方薬
下半身の血流が滞っている下半身型には、血行を改善する「桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)」がいいでしょう。比較的体力があり、のぼせや月経痛、月経不順がある方にもおすすめです。
■下半身型におすすめのツボ
「臀中(でんちゅう)」お尻にあるツボです。ベッドとお尻の間にボールを入れて体重をかけると、下半身の血流がよくなりますよ。
■おすすめの食べ物
大根やカブなどの根菜類です。血行を促進するビタミンやミネラルが豊富なため、下半身への血流をよくしてくれます。
■おすすめの漢方薬
下半身の血流が滞っている下半身型には、血行を改善する「桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)」がいいでしょう。比較的体力があり、のぼせや月経痛、月経不順がある方にもおすすめです。
全身型の冷え対処法
全身型冷え症は、手や足だけでなく、からだの内部も冷えている状態です。
■全身型におすすめのツボ
全身型の冷えにおすすめのツボは、肩甲骨の内側付近にある「膏肓(こうこう)」です。ベッドと背中の間にボールを入れ、体重をかけてツボ押ししましょう。
■おすすめの食べ物
全身型は四肢末端型よりも熱を作る能力が少なく、熱量が不足している状態なので、まずは食事量を普段よりも増やしましょう。卵や肉、納豆などのタンパク質を取り入れることもおすすめですよ。
■おすすめの漢方薬
このタイプにおすすめの漢方薬は、からだを温めて熱産生を助ける生薬を含む「真武湯(しんぶとう)」です。
■全身型におすすめのツボ
全身型の冷えにおすすめのツボは、肩甲骨の内側付近にある「膏肓(こうこう)」です。ベッドと背中の間にボールを入れ、体重をかけてツボ押ししましょう。
■おすすめの食べ物
全身型は四肢末端型よりも熱を作る能力が少なく、熱量が不足している状態なので、まずは食事量を普段よりも増やしましょう。卵や肉、納豆などのタンパク質を取り入れることもおすすめですよ。
■おすすめの漢方薬
このタイプにおすすめの漢方薬は、からだを温めて熱産生を助ける生薬を含む「真武湯(しんぶとう)」です。
自分に合った対策で根本から冷え対策を
冷え症の改善には、それぞれの冷えタイプに合ったツボ押しや食事を取り入れることが大切です。また、自分の体質に合う冷え性対策として、漢方薬を取り入れることもおすすめです。
冷えの原因には、水分代謝の乱れ、血行不良、胃腸の働きの低下、熱を作る機能の低下などが考えられます。
冷えに対しては、「水分のかたよりを調整して冷えを解消する」「血流をよくして熱を巡らせる」「胃腸の働きをよくして熱を作りだす」「代謝をあげて、熱を作る機能を回復する」といった作用の生薬を含む漢方薬を体質に合わせて選びましょう。
漢方薬は冷えの原因を根本から改善するため、冷えにくいからだを手に入れることもできます。また、自然の生薬からできている漢方薬はからだにやさしいですが、うまくからだに合っていないと、効果を感じられないだけでなく、場合によっては副作用が生じる可能性もあります。漢方薬を取り入れる際は、必ず漢方薬に詳しい医師や薬剤師に相談してから選ぶようにしましょう。
冷えの原因には、水分代謝の乱れ、血行不良、胃腸の働きの低下、熱を作る機能の低下などが考えられます。
冷えに対しては、「水分のかたよりを調整して冷えを解消する」「血流をよくして熱を巡らせる」「胃腸の働きをよくして熱を作りだす」「代謝をあげて、熱を作る機能を回復する」といった作用の生薬を含む漢方薬を体質に合わせて選びましょう。
漢方薬は冷えの原因を根本から改善するため、冷えにくいからだを手に入れることもできます。また、自然の生薬からできている漢方薬はからだにやさしいですが、うまくからだに合っていないと、効果を感じられないだけでなく、場合によっては副作用が生じる可能性もあります。漢方薬を取り入れる際は、必ず漢方薬に詳しい医師や薬剤師に相談してから選ぶようにしましょう。
冷えタイプを知って、冬に負けないからだ作りをしよう
今回の記事では、4つ冷えタイプと、からだを温める温活方法について紹介しました。これからは、より寒さが厳しくなる季節です。普段からできる工夫を日常生活に取り入れ、冷えに負けないからだ作りをしていきましょう。
あんしん漢方
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