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白湯とは?適した温度は?正しい作り方・飲み方で美容&健康効果アップ!

白湯(さゆ)とは、水を一定の時間沸騰させ続けたあと、50℃程度の温度に冷まして作るもの。美容や健康、ダイエット効果を得るために白湯を飲んでいる方も多いと思います。毎日ゆっくりと白湯を飲むことで内臓が温まり、デトックス効果などが期待できます。今回は白湯を飲むことのメリットや作り方、効果的な飲み方についてご紹介します。

白湯とは?適した温度は?正しい作り方・飲み方で美容&健康効果アップ!

白湯とは?白湯が身体に良いとされる理由

ガラスのコップに注がれた白湯

詳しい作り方はあとで説明しますが、白湯とは水を沸かして一定の時間沸騰させ続けて作るもので、ただのお湯ではないところが最大のポイント。

私たちの身体はたくさんの水分を含んでおり、成人男性で体重の60%、新生児で約80%が水分で出来ています。
そして、人間が生きていくために必要な水分量は1日2.5Lといわれています。
これは食事から摂取する水分も含んでいるため、実際には飲み物からは1.2~1.3Lほどですが、それでも毎日たくさんの水分摂取が必要不可欠。※
人間にとってどれだけ水分が重要なものか伺えます。

ただ水分を取ればよいのではなく、白湯だからこそのメリットがあります。

※厚生労働省「健康のため水を飲もう講座 からだと水の関係」
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/topics/bukyoku/kenkou/suido/nomou/index.html

白湯効果とは?美容・健康面にメリットたくさん

美容や健康、ダイエットにも効果的な白湯を持つ女性の手もと

では、白湯ならではのメリットとは何でしょうか。白湯の適温とされるのは40~70℃くらい。温めた水によってどのような効果が得られるのかを具体的に解説します。

・白湯の効果①美肌効果

白湯を飲むと体内の血管や血液が温められて血流がよくなります。その結果、老廃物が体外に排出されやすくなり美肌に導いてくれるでしょう。

・白湯の効果②ダイエット効果

白湯を飲むと内臓の温度が上昇します。その結果、胃腸の働きがよくなって基礎代謝も上昇し、痩せやすい体質を作ることでダイエットにつながります。

・白湯の効果③便秘解消

起床直後にコップ一杯の冷水を飲むことで腸を刺激し、便秘解消に効果的と言われています。しかし、白湯は別のアプローチから便秘を改善。白湯で内臓が温められることにより腸の動きが活発化。消化する力も高まって便秘解消が期待できます。

・白湯の効果④冷え性の改善

冷え性は冬に限るものではありません。最近はエアコンの効きすぎや冷たいものの食べ過ぎなどで、夏でも深刻な悩みを抱える人も多数。身体の中から温めてくれる白湯は、冷え性改善に一役買ってくれるでしょう。

・白湯の効果⑤身体を健康な状態に保つ(アーユルヴェーダ)

ここまで白湯の様々な効果をご紹介しましたが、白湯が美容や健康に良いとされているのは、インドやスリランカで生まれた伝統医学「アーユルヴェーダ」の考え方に基づくと言われています。 アーユルヴェーダにおいて、人体を構成しているエネルギーには火(ピッタ)・水(カパ)・風(ヴァータ)の3種類が。その組み合わせで人の身体が形成されているとされます。しかも、3つのバランスは人それぞれ異なり、火のエネルギーが強い場合もあれば、風のエネルギーが前面に出ているケースも。そのバランスを整えて、身体を健康な状態に保つ働きがあると言われているのが白湯なのです。というのも、白湯は「水」を「火」に掛けて、沸騰させ、「気泡(風)」を発生させたもの。3つの要素が含まれているので、その人に足りないものを補うことができるというわけです。

白湯にはデメリットもあるの?

基本的には白湯を飲むことにデメリットはありません。
しいて挙げるならば、白湯を作る手間があることでしょうか。
ただ飲みすぎてしまう、高温でやけどするなどには注意が必要です。
飲むタイミングについても、食後30分以内に白湯を飲むのは避けてください。
白湯に限りませんが、食後もしくは食事中の水分の摂り過ぎはNG。胃腸の働きが低下し、消化不良に繋がる可能性があります。

正しい白湯の作り方とは?

鍋で湯を沸かし白湯をつくる様子

白湯が持つさまざまな効能がわかったところで、より高い効果が期待できる正しい白湯の作り方をご紹介します。

【基本的な白湯の作り方】

少々手間と時間はかかりますが、ヤカンやお鍋を使って沸かす方法です。

1.ヤカンか鍋に必要な量の水を入れる。
2.蓋をして火にかける。
3.沸騰したら蓋を取り、10~15分ほど沸かし続ける

使用する水は、水道水や浄水器の水、ミネラルウォーターなど、お好みのもので構いません。たた、水道水を使う場合は、10~15分間沸騰させ続けることが重要です。理由は、含まれる塩素を取り除いて殺菌するため。その際に蒸発してしまうことも考えて、多めに沸かすようにしましょう。その後は、水分が身体にスムーズに吸収されると言われる、50℃前後の適温に冷めるまで待ちましょう。

沸かすのが手間と感じる方は、浄水器の水やミネラルウォーターを使えば、以下の簡単な方法で作れます。

【簡単!電子レンジを使った白湯の作り方】

浄水器などを通して塩素を除去した水、あるいは市販のミネラルウォーターを電子レンジ対応の容器(コップ)に入れてレンジにかけ、50℃前後の適温に温め、白湯をつくります。

【簡単!電気ポットを使った白湯の作り方】

浄水器などを通して塩素を除去した水、あるいは市販のミネラルウォーターを電気ポットに入れて沸かし、冷まして白湯にします。沸いたお湯は保温ポットや保温ボトルに入れて保存しましょう。

【簡単!ウォーターサーバーを使った白湯の作り方】

温水機能のあるウォーターサーバーを使って温水と冷水を混ぜ、40~70℃くらいの白湯を作ります。

基本はヤカンやお鍋で沸かす方法がおすすめですが、手間に感じるようでしたら電子レンジやウォーターサーバーを利用しましょう。まずは、日常的に白湯を飲む習慣作りが大切です。

白湯の効果的な飲み方とは?

白湯が入った3つのコップ

白湯がいくら美容や健康に良いからと言って、飲み過ぎてしまっては身体のむくみの原因にもなりかねません。そこで、1日に700~800mlくらいを限度に飲むように心がけましょう。
白湯を飲むおすすめのタイミングは以下の通りです。

【朝・起床直後に白湯を飲む】

もっともおすすめの飲むタイミングは朝起床直後。コップ1杯200mlほどの白湯を飲むようにしましょう。寝ている間に冷えてしまった胃腸が白湯を飲むことで温められ、その消化機能の高まりにより美容や健康に良い影響を与えるとされます。

【食後に白湯を飲む】

食後すぐに白湯を飲むのはNGです。最低でも胃が落ち着くと見込まれる30分後くらいに摂ることで、消化を上手に促してくれるでしょう。

【夜に白湯を飲む】

白湯にはリラックス効果も期待できるため夜に飲むのもおすすめですが、就寝前は少々注意が必要です。水分を摂ることで就寝中にトイレに行きたくなり目が覚めてしまっては本末転倒なので、就寝直前は避けるようにしましょう。

毎日飲むのが楽しくなる。白湯アレンジレシピの作り方

レモンやはちみつを使って白湯

白湯は無味無臭なので、いつか飽きてしまうかもしれません。たまには目先を変えて、味や香りを楽しみたいと感じる人が多いでしょう。そんな時は、以下のアレンジレシピを試してみてはいかがでしょうか?

【白湯にはちみつをプラス】

コップ1杯の白湯に、はちみつ小さじ1杯ほどをプラス。はちみつは、むくみの予防につながるとされています。

【白湯にレモンをプラス】

コップ1杯の白湯にレモン汁をお好みで入れます。レモンのビタミンCやクエン酸が疲労回復・美肌効果を促進。

【白湯にオリーブオイルをプラス】

コップ1杯の白湯に小さじ1杯程度のオリーブオイルをプラス。オリーブオイルは整腸効果が期待できるので、白湯だけよりもさらに便秘予防につながるでしょう。

【白湯にスパイスをプラス】

カレーでおなじみのスパイス、クミンとコリアンダーをプラス。コップ1杯の白湯にそれぞれ小さじ1杯ずつが適量。内臓を温める白湯の効果に加え、スパイスで腸のガス抜き・便秘解消の効果が期待できます。

【白湯にミントをプラス】

コップにミントの葉を数枚入れ、そこに白湯を注ぎます。白湯のリラックス効果に加え、ミントの爽やかな香りにストレス解消効果が。花粉症でお悩みの方は、アレルギーの改善にもつながるとされるのでおすすめです。

【白湯に生姜をプラス】

白湯を作る際に、水に生姜の薄切りを数片入れて沸かします。電子レンジや電気ポット、ウォーターサーバーを使って白湯を作る場合は、チューブの生姜やショウガパウダーで代用するのもアリ。生姜の働きでより身体が温まります。

効果をだすには毎日白湯を飲むことを習慣に

正しい作り方をした効果的な白湯を飲む女性の後ろ姿

私たちが日頃よく飲んでいる水。そのまま飲むだけでなく沸騰させて白湯にし、温度や飲むタイミング次第で美容や健康、ダイエットにさまざまな効果が期待できることがわかりました。即効性はないようですが、お財布にも身体にも負担がかからない白湯を飲むことを習慣化して、毎日を美しく健康的に過ごしましょう。

photo / Shutterstock

この記事を書いた人

さっこ 静岡出身、横浜在住のアクセサリー作家。ファッションやアクセサリーが好きで、趣味は海外旅行とヨガです。最近は休日に香辛料をたっぷり使ったアジア料理を作るのに凝...

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