調味料は、なるべく自然なものを選びたい
皆さんは普段どんな調味料を使っていますか?
ロースイーツの製造販売など食に関わる仕事をしている私は、普段の料理でも食材と同じくらいに調味料にこだわりをもっています。
からだのことを考えると、調味料はなるべく自然なものを選びたいところ。なにより、料理がそんなに得意でなくても調味料をいいものに揃えるだけで、料理のクオリティーがグッと上がる気がしています。
今回は私が普段から愛用している調味料についてご紹介していこうと思います!
ロースイーツの製造販売など食に関わる仕事をしている私は、普段の料理でも食材と同じくらいに調味料にこだわりをもっています。
からだのことを考えると、調味料はなるべく自然なものを選びたいところ。なにより、料理がそんなに得意でなくても調味料をいいものに揃えるだけで、料理のクオリティーがグッと上がる気がしています。
今回は私が普段から愛用している調味料についてご紹介していこうと思います!
普段よく使う調味料と選ぶ基準
我が家は和食の味付けが多いので、よく使う調味料は以下の4つ。
1.醤油
2.塩
3.味噌
4.みりん
実際に製造されている現場を見学したり、生産者からお話を伺って、納得できる調味料を選んでいるので、リピート愛用しているメーカーがたくさんあります。
私の場合、作れる調味料は自分で作ることも多く、例えば味噌はここ5年ほどは毎年冬になると自家製味噌を仕込んでいます。
市販品を購入する上での選ぶ基準は、安心できる素材を使い、つくり方にこだわっていること。
たとえば醤油や味噌、みりんなどは、大量生産目的に発酵工程を短くするために、アルコールや糖類、カラメル色素、旨み調味料が添加されることも多いです。
もちろんそれらすべてが悪いわけではないのですが、なるべく自然な製法でつくられたものを選ぶようにしています。
今回は、みなさんもすぐに取り入れやすいように、ネットでも買える調味料を中心にご紹介できたらと思います。
1.醤油
2.塩
3.味噌
4.みりん
実際に製造されている現場を見学したり、生産者からお話を伺って、納得できる調味料を選んでいるので、リピート愛用しているメーカーがたくさんあります。
私の場合、作れる調味料は自分で作ることも多く、例えば味噌はここ5年ほどは毎年冬になると自家製味噌を仕込んでいます。
市販品を購入する上での選ぶ基準は、安心できる素材を使い、つくり方にこだわっていること。
たとえば醤油や味噌、みりんなどは、大量生産目的に発酵工程を短くするために、アルコールや糖類、カラメル色素、旨み調味料が添加されることも多いです。
もちろんそれらすべてが悪いわけではないのですが、なるべく自然な製法でつくられたものを選ぶようにしています。
今回は、みなさんもすぐに取り入れやすいように、ネットでも買える調味料を中心にご紹介できたらと思います。
おすすめの醤油2種
それでは使用頻度が高い醤油からご紹介していきます!
醤油は大好きで、常に2~3種類はストックがあるのですが、その中でも何度もリピート買いをしている2種類を紹介します(本当はもっと色々紹介したい!)
醤油は大好きで、常に2~3種類はストックがあるのですが、その中でも何度もリピート買いをしている2種類を紹介します(本当はもっと色々紹介したい!)
濃くまろやかな味わいの再仕込み醤油「鶴醤」
1つ目は4年ほど前から愛用している小豆島の「ヤマロク醤油」の「鶴醤(つるびしお)」です。
こちらの鶴醤は「再仕込み醤油」と言って、1~2年熟成させた生醤油を、もう一度桶に戻します。醤油の中へ仕込塩水の代わりに大豆と小麦を加え、もう2~3年仕込む二度仕込みでできた醤油です。通常の倍の原料と歳月をかけて、塩の代わりに角のとれた生醤油の塩分を利用することで、通常の醤油に比べて深いコクと芳醇な香りが生まれます。塩辛いイメージのある再仕込みですが、驚くほどまろやかさがあります。通常の醤油よりも濃いので、いつも使っている醤油の量よりも少し加減を減らして使うのがおすすめです。
我が家では常備用のお醤油として大活躍!また冬季限定ではありますが、実際に現地の小豆島の蔵に買いに行くと、「生醤油」という、この鶴醤の非加熱のものも販売しており、より香りと旨味を強く感じることができます。
こちらの鶴醤は「再仕込み醤油」と言って、1~2年熟成させた生醤油を、もう一度桶に戻します。醤油の中へ仕込塩水の代わりに大豆と小麦を加え、もう2~3年仕込む二度仕込みでできた醤油です。通常の倍の原料と歳月をかけて、塩の代わりに角のとれた生醤油の塩分を利用することで、通常の醤油に比べて深いコクと芳醇な香りが生まれます。塩辛いイメージのある再仕込みですが、驚くほどまろやかさがあります。通常の醤油よりも濃いので、いつも使っている醤油の量よりも少し加減を減らして使うのがおすすめです。
我が家では常備用のお醤油として大活躍!また冬季限定ではありますが、実際に現地の小豆島の蔵に買いに行くと、「生醤油」という、この鶴醤の非加熱のものも販売しており、より香りと旨味を強く感じることができます。
まるでダシ醤油のような風味「吟醸純生しょうゆ」
そして2つめは、「弓削田醤油」の「吟醸純生しょうゆ」。
加熱すると飛びがちな香りや旨味をダイレクトに味わうことのできるのが生醤油の特徴です。もろみから搾ったままの状態でビン詰めした、無殺菌・成分無調整・無フィルターろ過の醤油はまろやかでダシ醤油のような風味があります。
おすすめの使用方法はやはり生で使用すること。お刺身やサラダのドレッシングとして使用するのにぴったり。
生醤油のメイン原料となる大豆と小麦は、有機の国産の物を使用しています。弓削田醤油さんは埼玉県にあり、こちらも実際に足を運んだことがあるのですが、醤油作りについて楽しく学べるので、関東近郊の方はぜひ実際に足を運ぶのもおすすめです。
※新型コロナウイルス感染症予防のため開催に変更がある場合がございますので、公式HPをご確認ください。
加熱すると飛びがちな香りや旨味をダイレクトに味わうことのできるのが生醤油の特徴です。もろみから搾ったままの状態でビン詰めした、無殺菌・成分無調整・無フィルターろ過の醤油はまろやかでダシ醤油のような風味があります。
おすすめの使用方法はやはり生で使用すること。お刺身やサラダのドレッシングとして使用するのにぴったり。
生醤油のメイン原料となる大豆と小麦は、有機の国産の物を使用しています。弓削田醤油さんは埼玉県にあり、こちらも実際に足を運んだことがあるのですが、醤油作りについて楽しく学べるので、関東近郊の方はぜひ実際に足を運ぶのもおすすめです。
※新型コロナウイルス感染症予防のため開催に変更がある場合がございますので、公式HPをご確認ください。
昔ながらの製法を取り入れている「木桶仕込み」
ご紹介した2つの醤油はどちらも木桶仕込みという、昔ながらの製法を取り入れています。現在はタンク作りが主流となっているため、とても貴重です。木桶作りの醤油の良いところは、その風土にあった菌が木桶の中に住み着いていること。木桶仕込みの醤油を知らない方は、ぜひ試してみてくださいね。また、普通のスーパーに陳列している醤油に多いのが、原料に脱脂加工大豆を使用していること。脱脂加工大豆が悪いわけではありませんが、大豆油など油を絞った後の大豆を二次利用しているものなので、できれば丸大豆を使用した醤油の方が、大豆本来の旨味が凝縮されているのでおすすめです。
正しい塩選びは健康のもと。おすすめの塩「海の精」
そして次に使用頻度の高い調味料、塩。塩も4年ほど前から愛用しているのが、伊豆大島で生産されている「海の精」です。
オーガニックスーパーでは定番に販売されているお塩ですが、こちらも実際に塩作りのを現場を見学させていただいたときに、社長から塩の歴史を習い、お塩のことをたくさん教えていただきました。
その中でも衝撃的だったのが、質の良い塩を選び、「おいしい」と感じる塩味を摂れば塩分過多にはならないこと。よく減塩が健康に良いと聞きますが、間違った減塩はからだの不調に繋がります。では塩の質とはなんなのか。
スーパーなどで売られている塩の9割以上が「イオン交換膜法」と言って、化学的に生成された精製塩。精製塩は塩化ナトリウムが高純度で含まれており、摂りすぎるとむくみや高血圧の原因となります。
一方、質の良い塩(化学的ではない製法)はミネラルバランスが非常に優れています。これらを選ぶことで、塩分過多を予防し、むしろ必要なミネラル源として塩を日常に取り入れることができます。
海の精は海水を天日と平釜で結晶させる「伝統海塩」。海水100%使用ですので、ミネラルもたっぷり。
大きく分けて3種類の製造方法の塩を販売しているのですが、その中でも平釜で作られた「あらしお」は普段の料理に使う我が家の定番の塩となっています。写真にはないですが、「ほししお」も、あらしおと使い分けています。ほししおは加熱処理をしない(非加熱)で太陽の力だけで作られた、粒が大きめの塩なので、サラダにオイルと一緒にかけて食べたり、お蕎麦と一緒に食べたりするのをおすすめします。
その中でも衝撃的だったのが、質の良い塩を選び、「おいしい」と感じる塩味を摂れば塩分過多にはならないこと。よく減塩が健康に良いと聞きますが、間違った減塩はからだの不調に繋がります。では塩の質とはなんなのか。
スーパーなどで売られている塩の9割以上が「イオン交換膜法」と言って、化学的に生成された精製塩。精製塩は塩化ナトリウムが高純度で含まれており、摂りすぎるとむくみや高血圧の原因となります。
一方、質の良い塩(化学的ではない製法)はミネラルバランスが非常に優れています。これらを選ぶことで、塩分過多を予防し、むしろ必要なミネラル源として塩を日常に取り入れることができます。
海の精は海水を天日と平釜で結晶させる「伝統海塩」。海水100%使用ですので、ミネラルもたっぷり。
大きく分けて3種類の製造方法の塩を販売しているのですが、その中でも平釜で作られた「あらしお」は普段の料理に使う我が家の定番の塩となっています。写真にはないですが、「ほししお」も、あらしおと使い分けています。ほししおは加熱処理をしない(非加熱)で太陽の力だけで作られた、粒が大きめの塩なので、サラダにオイルと一緒にかけて食べたり、お蕎麦と一緒に食べたりするのをおすすめします。
海の精以外にも、常に2~3種類ストックの塩があるのですが、その中でも藻塩など、塩の中に海藻などが入ったものもおすすめです。
みりん風ではなく、本みりんを見極めて
3位のみりんですが、意外と知られていないのが「本みりん」と「みりん風調味料」の違い。本来みりんは、もち米、米麹、焼酎または醸造アルコールのみが原料ですが、発酵期間を短くするために、糖類を添加しているものも多くみられるので、必ず選ぶ時は「みりん風発酵調味料」でなく、「本みりん」を選ぶようにしてくださいね。
私のおすすめは「三河みりん(画像左)」です。
本当のみりんはそのまま飲めるくらい、とっても美味しい。そして嫌な甘さでないので、我が家の場合、砂糖を使う代わりにほとんどをみりんで代用しています。三河みりんは煮詰めてシロップとして砂糖代わりに常備しておくのもおすすめです。
また、味の一醸造の「味の母(画像右)」は正確には発酵調味料で本みりんではありませんが、シンプルな原料で酒感が強いので、みりんとお酒を両方使うような料理にはこちらを代用して使用しています。
どちらもオーガニックスーパーではよく見かける買いやすい調味料です。
私のおすすめは「三河みりん(画像左)」です。
本当のみりんはそのまま飲めるくらい、とっても美味しい。そして嫌な甘さでないので、我が家の場合、砂糖を使う代わりにほとんどをみりんで代用しています。三河みりんは煮詰めてシロップとして砂糖代わりに常備しておくのもおすすめです。
また、味の一醸造の「味の母(画像右)」は正確には発酵調味料で本みりんではありませんが、シンプルな原料で酒感が強いので、みりんとお酒を両方使うような料理にはこちらを代用して使用しています。
どちらもオーガニックスーパーではよく見かける買いやすい調味料です。
<番外編>1個あると便利!そのまま使える調味料
先ほどご紹介したのは基本的な調味料ですが、次はそのままでも美味しい、ソースやドレッシングなどのおすすめ調味料についてご紹介します。
おすすめ番外編その1:「梅醤番茶」
これからの時期におすすめなのがアイリス「梅醤番茶(画像右)」。聞きなれない方も多いかもしれませんが、オーガニックスーパーで比較的定番商品として購入することができます。梅醤番茶の原料は梅と醤油と三年番茶と生姜でできているため、特にこれから冷える時期にはおすすめで、身体を芯から温める作用であったり、デトックス効果の高い健康食品です。
そのままお湯で溶かしてお茶として飲むのもいいですが、おすすめの使い方は、かぶなどのシャキシャキした野菜を塩もみしてから和える方法。それだけでも立派な副菜にもなりますし、お茶漬けの出汁としてささっと栄養補給をしたいときにもおすすめです。私は梅醤番茶に少し出汁を足したものを、ご飯にかけて大葉と塩や海苔をお好みで振りかけて食べるのも好きです。
おすすめ番外編その2:豆乳からできた「豆マヨ」
こちらは私も最近知ったのですが、野菜を無限に食べられる豆乳マヨディップ。喜多屋の「ほぼマヨ(画像左)」。
豆乳と味噌でつくられているのですが、味は名前の通りほぼマヨネーズ。これからの季節、蒸し野菜やグリル野菜につけて食べるのがおすすめです!
豆乳と味噌でつくられているのですが、味は名前の通りほぼマヨネーズ。これからの季節、蒸し野菜やグリル野菜につけて食べるのがおすすめです!
少し豆乳などの液体類で薄めることで、ドレッシングとして使うこともできます。プレーンもおいしいですが、特に柚子胡椒入りはこれからの季節にもピッタリの味です!
おすすめ番外編その3:「有機玉ねぎの和風ソース」
これはもう、今まで食べた玉ねぎドレッシングの中で一番美味しい。フラノフィールドの「オーガニック玉葱のブラウン和風ソース(画像中央)」です。そう思っているのですが、市販のドレッシングといえば、加糖ブドウ糖液糖やうま味調味料、オイルが使用されることが多く普段は避けているのですが、こちらのソースは可能な限りの原料が有機のもので化学調味料やオイルも一切使用していません。
そしてとにかく玉ねぎの甘みが美味しい!炒め物などにも使える万能ソースですが、ドレッシングとしてサラダにかけるのがおすすめです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?調味料と言っても本当にたくさんの種類が日本にはあり、四季に恵まれた日本では、その土地の風土を生かした素敵な調味料がたくさんあります!色々なメーカーを試してみて、ぜひマイベスト調味料を見つけてみてくださいね。
わたしから身近な人、そして地球へ。
みんなにいいコトが起きる「サステナブルな行動」をここからつなげよう!
シンプルに暮らすひとたちは、サステナブルなコトを暮らしに取り入れていました。
サステナブルなモノ・コトを本気でレビューするリレー連載「#TSUNAGU100」をSheageで行っています。
みなさんも、暮らしに起きたちょっといいコト、サステナブルな行動につながると思うこと…
そんな誰かに共有してつなげたいことを #TSUNAGU100 のハッシュタグをつけて教えてください。
投稿いただいた方の中から、編集部が選び、記事に取り上げさせていただきます。
"サステナブルな行動"とは?
✓ゴミを減らす工夫、使わなくなったものを再利用、モノを大切に使う気持ち
✓実はみんなが思っている暮らしの中の“モヤモヤ”“小さな不満”が解消できる
✓自分や、身近な誰か、地球にもやさしい etc..
“サステナブルなモノやコト”を、みんなで共有していきましょう!
こちらのレビューはInstagramでもご覧いただけます。「#TSUNAGU100」のハッシュタグを覗いてみてくださいね。
HALUさんがバトンをつなぐ方は、ミニマリストの__minimal.igさんです!
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HALU
HALU(@haluchn)
plant based foodクリエイター/ビューティーライフデザイナー。地球と人と動物に優しいスイーツや暦に合わせた食のレシピ動画の発信や、日本のエッセンスを取り入れたRAW&VEGANブランド“mari”のスイーツ販売を軸に、食や美の観点からサステナブルなライフスタイルをSNSで発信。「人生を豊かにする食卓」を育むエシカルコミュニティ“eticoya”を主宰。地元、葉山で無農薬の畑もスタートする。