じんわりほっこり。「せんねん灸」で気軽に始める、セルフお灸のススメ

お灸は薬草の宝庫だった中国から伝わった、東洋医学に基づく治療法です。日本でも千年以上も前から、自分で簡単にできる手軽な自然療法として大人から子供、そして犬や猫などペットにまで親しまれています。基となっている東洋医学は、からだに本来備わっている自然治癒力を高め、病気を未然に防ぐことを重視しています。お灸で「経絡（けいらく）」によって患部とつながりのある「ツボ」を温め、血行を良くすることにより滞った気の流れを良くし、からだの内側から健康に導いてくれるものなのです。

近年では「お灸女子」や「お灸ガール」などと言われ、特集の本が出版されていたり、お灸にハマる女性が増えています。お灸は熱くて痕が残りそう…火を使うからなんだか怖い…などと、初めは不安ですが、様々なお灸が開発された現在は、「ほんのりあたたかい」「痕が残らない」「心地いい」という感覚のものが主流で、気軽にできて、しかも癒される。元々からだが冷えやすい女性にとってはとってもオススメなんです。

誰かに頼らず、一人でできるのが魅力の一つ。簡単だから日々の生活に取り入れやすく、無理なく続けられます。おうちでゆったりも良し、公園で友達とお灸ピクニックなんてことも。

お灸は「もぐさ」というヨモギの葉にはえている毛を集めたものでできています。
煙と一緒にゆったりと香るもぐさの香りはほっこりと香ばしく、一部を温めているのにツボによっては全身がポカポカしてくる不思議でやさしい温かさにこころも身体もほぐれるので、リラックス効果は◎です。

疲れ箇所によっては、お灸の熱を感じず物足りなく感じることもありますが、熱を感じても感じなくても、お灸の効果は変わりません。一か所に熱を与えることにより効率よく全身に熱を巡らせ、身体の中から不調の改善につなげ、徐々に体質改善の効果が現れてくるのが特徴です。

「レインボー」は、せんねん灸の中でもっとも穏やかな温感のお灸。台座の通気穴にくぼみをつけ温熱を分散させ、さらに和紙をつけお肌の負担を軽くしているので、お肌が弱い人やはじめての人でも安心です。どことなくシブいイメージだったお灸も、台座のポップでカラフルなプリントによってかわいく進化しました。使うときも楽しくなるデザインは“お灸女子”にピッタリです。

「はじめてのお灸moxa」は、世界初の香り付きお灸です。くだもの、はな、緑茶、香木の4種類。厚めの台座なので温感がおだやかで、はじめてでも安心して使えます。「レインボー」と同じくらいの温感に感じました。もぐさと混ざり合うアロマの香りは、それぞれからお気に入りを見つけて。
4種類が1つになったセットもあるから、その日の気分で違った香りをチョイスするのもいいですね。ハーブティーでも入っているようなパッケージと、お灸の淡い女性らしいカラーも素敵です。

上記2品よりも温感が少しだけ高めのお灸。はじめての人はもちろん、優しい温感に慣れてきて、もう少しジックリ温めたい方におすすめ。花のようなアロマの香りが他のお灸よりも強いので、もぐさの香りが苦手な人にもオススメです。

銀座駅から３分ほどの場所にまるでエステサロンのようにキレイな店内の、「せんねん灸お灸ルーム」があります。こちらでは、鍼灸師がお灸治療や、体質改善の為のアドバイスをしてくれるお灸教室が開かれています。治療室では、体調について不安なことも相談できて、お灸のぬくもりにウトウトしつつ、術後には不思議と爽快な気分がヤミツキに。 体内の気の流れを正すことの大切さを感じました。

お灸教室で学んだ後は、帰ってすぐ試せるのと、お友達にも教えてあげられる知識がうれしい。妊活にも効果アリのお灸ならではの、マタニティーコースも注目です。そんないいこと尽くしのお灸ルームは、お灸好きの女性の間で話題になり、今では予約が取りにくい人気のスポットになっています。

また、併設の「せんねん灸showroomGINZA」では、せんねん灸の様々な商品を購入することができます。店頭でもお灸の使い方を教えてもらったり、どれを買っていいかわからない人のために無料でその場でお灸を試すこともできます。

昔おばあちゃんがやっていたような…懐かしさや古いものの気がしていたお灸ですが、アロマの香りや、かわいらしいデザインに進化し、思わず手に取ってしまいます。そして何より、ナチュラルな原料でおだやかな効きめと、癒される温もりは忙しい毎日に優しく寄り添ってくれそうです。ぜひ今日から、日々のリラックスタイムにお灸を取り入れてみてはいかがでしょうか。

情報協力：せんねん灸