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手間いらず、場所いらず、失敗知らず。たった2週間でできる簡単「手づくりみそ」レシピ

腸内環境を整え、活性酸素の発生を抑制するなど「発酵」の持つ働きが注目。発酵調味料の代表格である「みそ」を手づくりする人が増えています。発酵食の料理教室『ふんわり糀家』を主宰する、料理家の笠原なつみさんが提案するのは、2週間でできる手づくりみそ。ジッパーバッグを使って発酵・熟成させるので、場所もとらず、フレッシュな風味を楽しむことができます。

手間いらず、場所いらず、失敗知らず。たった2週間でできる簡単「手づくりみそ」レシピ

体と心がほっとする「発酵食」を毎日の食卓に

手間いらず、場所いらず、失敗知らず。たった2週間でできる簡単「手づくりみそ」レシピphoto:安部まゆみ

日本人の食生活は、納豆、漬物といった発酵食品や、しょうみ、みそ、酢などの酵調味料を使ったものが多く、知らず知らずのうちに「発酵」の恩恵を受けてきました。発酵には、免疫と深い関係のある腸内環境を整える、抗酸化、代謝促進などの健康効果や老化防止効果が期待できるだけでなく、おいしさの決め手とる「うまみ」の源。食事に「発酵」を取り入れることが、おいしくヘルシーな毎日につながります。

発酵食に特化した料理教室『ふんわり糀家』を主宰する、料理家の笠原なつみさんは、25歳のとき白血病を患ったことをきっかけに食生活を見直し。塩麴やしょうゆ麴、みそ、甘酒などの発酵調味料を手づくりし、旬の野菜を取り入れた食生活を実践することで体調が安定。病院での治療の効果が上がっていき、心まで元気になっていったそうです。

病気ではないにしても、「疲れやすい」「肌荒れしがち」「便秘に困っている」「イライラしがち」など、日々“調子の悪さ”を感じている人は少なくありません。そんな人こそ、食生活を見直すだけで、大きく変化することがあります。

「発酵食」の基本から学べる料理教室『ふんわり糀家』

手間いらず、場所いらず、失敗知らず。たった2週間でできる簡単「手づくりみそ」レシピphoto:『ふんわり糀家』

笠原さんの主宰する『ふんわり糀家』では、発酵調味料を手づくりし、「ま(まめ)・ご(ごま)・わ(わかめ=海藻)・や(やさい)・さ(さかな)・し(しいたけ=きのこ)・い(いも)」食材と組み合わせた【家族と私の健康のために、毎日食べたい、つくりたい発酵食】を提案。

レシピだけではなく、「菌や麴についての基礎知識」「腸内環境について」「手づくり発酵調味料がどうして体によいのか」などの発酵の基本が学べ、「食事を正しく整える理由」なども講座に盛り込んでいます。
2016年にスタートし、生徒数はのべ2,000名を超え、認定講師養成の講座からは50名以上が巣立ち、予約の取れない人気料理教室に成長。日本にとどまらず海外でもレッスンを行っています。

ロンドンでの料理教室でも好評。2週間でできる手づくりみそ

手間いらず、場所いらず、失敗知らず。たった2週間でできる簡単「手づくりみそ」レシピphoto:安部まゆみ

笠原さんが、その著書『人生「リセット」から「スタート」した「好き」を仕事にする生き方』(オレンジページ)で、紹介しているのが、2週間できる手づくりのみそ。ロンドンで料理教室を開催するにあたり、みそが手に入りにくい現地の日本人の生徒さんのために提案したものです。

みそは熟成期間が長くなるほど、色がだんだん赤みを帯びて濃く変化。仕込み後2週間から6か月程度のものが「白みそ」、1年以上熟成させたものが「赤みそ」となります。

笠原さんの手づくりみそは短期熟成の「白みそ」。ジッパーバッグを使うことで少量ずつ密封して発酵・熟成を促します。場所をとらずに保管できるうえに、みそづくりの大敵である「カビ」の発生を防ぐことができ、雨の多いロンドンの人たちにも大好評だったそうです。

材料は「大豆」「塩」「米麹」の3つだけ

手間いらず、場所いらず、失敗知らず。たった2週間でできる簡単「手づくりみそ」レシピphoto:安部まゆみ

●材料(ジッパーバッグLサイズ)1枚分<約1.6㎏>
乾燥大豆…2合(約300g)
よく洗い3倍の水で約16時間浸しておく。
米麹…5合(約660g)
塩(精製塩ではなく自然塩)…130g
大豆の煮汁…約100ml

ジッパーバッグに入れて2週間で完成

手間いらず、場所いらず、失敗知らず。たった2週間でできる簡単「手づくりみそ」レシピphoto:安部まゆみ

●つくり方
1.水に浸しておいた大豆を、フタをせずに強めの中火に約15分かける。アクを取り、沸騰したら大豆が踊らない程度に火を弱め、指で潰せるやわらかさになるまで約1時間ゆでる。
2.ボウルに米麴と塩を加えてよく混ぜる。
3.1を大豆と煮汁に分け、冷まして粗熱を取る。
4.3の大豆をフードプロセッサーでペースト状にする。
5.2のボウルに4を加えよく混ぜ、3の大豆の煮汁を少しずつ加えながら、耳たぶくらいのやわらかさにする。
6.口がしっかり閉じられるジッパーバッグに隙間なく入れ、平らにならして空気を抜いて口を閉じる。
7.涼しい場所で常温保存。発酵・熟成がすすみ、約2週間で塩気の角が取れてきたら食べごろ。後はお好みで熟成期間を調整。

フレッシュな味わいの手づくりみそが完成

手間いらず、場所いらず、失敗知らず。たった2週間でできる簡単「手づくりみそ」レシピphoto:安部まゆみ

シンプルな材料と簡単が工程でできる、2週間の短期熟成による「白みそ」。手づくりだからこそ、つぶ感もアクセントとなり、フレッシュなおいしさを楽しめます。熟成期間を変え、好みの味をみつけるものアリ。みその魅力を再発見できます。野菜や豆腐、海藻、きのこなどの食材と組わせることで、栄養バランスのとれた一品となる、みそ汁をはじめ、さまざまな料理に活用できます。

カレーやドレッシングなど、アレンジが広がる手づくりみその活用法

手間いらず、場所いらず、失敗知らず。たった2週間でできる簡単「手づくりみそ」レシピphoto:安部まゆみ

発酵によって生まれるうまみは、さまざまな食材を引き立てます。和風のイメージが強い、みそですが、意外にも洋風なメニューにもマッチ。笠原さんは、ドライカレーやミネストローネ、フレンチドレッシングなどにも、みそを活用しています。いつもの料理も、みそを加えることで味の奥行き感がアップ。アレンジすることで、レシピのバリエーションが広がります。

発酵食の魅力を伝えたいと起業した笠原なつみさんの本が発売中

手間いらず、場所いらず、失敗知らず。たった2週間でできる簡単「手づくりみそ」レシピphoto:オレンジページ

笠原さんの原点は、祖母がつくってくれた普段の和食。人生をリセットするような白血病を患ったときに、発酵食品や発酵調味料が使われたそれらの料理を思い出し、さらに究めたいと料理教室に通い、技術と知識を深めていきます。そして発酵食の魅力を多くの人に伝えるべく起業。料理教室を主宰し、講師を育成するほか、セミナー、イベントなど、多方面で活躍しています。

自身の体験と実感から生まれた、体や心がしんどいときでも、簡単につくれる、食べられるレシピと、人生や仕事に対しての考えをSNSで発信。多くの人から共感を呼んでいます。

そんな、笠原さんの歩んできた道程を綴った一冊が『人生「リセット」から「スタート」した「好き」を仕事にする生き方』(オレンジページ)。今回、紹介した手づくりみそやアレンジレシピのほか、料理教室の講座づくり、ロンドンでの教室開催など、試行錯誤の日々が語られ、読み応えたっぷりの内容になっています。


『人生「リセット」から「スタート」した「好き」を仕事にする生き方』
(オレンジページ)
1,650円(税込)

「好き」を仕事にしたいと、 起業を考えている人にもおすすめ

手間いらず、場所いらず、失敗知らず。たった2週間でできる簡単「手づくりみそ」レシピphoto:安部まゆみ

いま、在宅やリモートワークが増え、自分の生き方をみつめ直し、自分の趣味や特技を生かせる仕事をしたいと思っている人が増えています。この本には、笠原さんの講座づくりの工夫や、動画配信やSNSを活用したブランディングについてなど、具体的なノウハウも紹介。「好き」を仕事にしたいと考える人、そして、自分の「好き」をみつけたい人のヒントがたくさん詰まっています。

毎日の食事から見つめる健康的な暮らしと生き方

毎日のように使うみそを手づくりすることで、食事の大切さについてあらためて考えるきっかけに。それは自分がどんなライフスタイルを送りたいか、どう生きたいかにつながります。おいしく食べて心も体も健康に。その一歩を始めてみませんか?

笠原なつみ
Instagram:@natsumi.kasahara

ふんわり糀家

https://funwari-koujiya.net/

『人生「リセット」から「スタート」した「好き」を仕事にする生き方』
(オレンジページ)

https://www.orangepage.net/books/1786

この記事を書いた人

Sheage編集部 Sheage(シェアージュ)編集部から、おすすめの情報やイベント・プレゼント情報などをお届けします。
https://sheage.jp/

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