部屋のコーナーをさり気なく彩る。手狭なワンルーム・1Kにも置ける「石巻工房」のスリム家具

「石巻工房」は、その名のとおり石巻に拠点をもつ家具ブランドです。「DIYとデザインが人々の活力や創造性を引き出し、暮らしやまちがより豊かになるように」との想いで、家具やインテリアアイテムを企画し製作。スタイリッシュなだけではなく、素朴さや遊び心もあるデザインのアイテムが「ブルーボトルコーヒー渋谷カフェ」をはじめとしたおしゃれなカフェでも採用されています。
ワンルームや1Kのコンパクトな部屋に置きたくなるサイズの家具も豊富です。

まずは小さなデスクやテーブルをご紹介。アルファベットのAのような脚に存在感のある「AA DESK」は、小さな部屋を圧迫しない横長のフォルムで、ノートパソコンと書類を並べてもゆとりがある使いやすいサイズです。
脚はほんのり赤みを帯びたレッドシダー（米杉）なのに対し、天板は汚れに強くて丈夫な天然素材のリノリウム。木の温もりある表情を楽しみつつ、食事や仕事、ものづくりなどの作業が気兼ねなくできるのが実用的です。

AA DESK
幅890×奥行445×高さ720mm
天板カラー：ペブル／スモーキーブルー／チャコール
86,350円（税込）

居室に小物を置ける場所が欲しいなら「KOBO ST-SHELF」はいかがでしょうか。表面に天然素材のリノリウムの天板を貼った積層合板と、スチール材の骨組みでできた、シンプルな棚です。
食器や本などをしっかり収納できる段差と奥行きがあり、余白を感じさせるデザイン。板の断面に木材の色が見えたり、細い脚の下部にも木部があったりと、抜け感があり軽やかな印象です。
背面に板がなく前後両側からものを取り出せるので、壁際に置くだけではなく、空間の仕切りとして使うこともできます。

KOBO ST-SHELF
幅1,500×奥行360×高さ829mm
天板カラー：ペブル／スモーキーブルー／チャコール
170,500円（税込）

狭い玄関や廊下、洗面所のコーナーにおすすめなのが、ラダー状の棚「SHOES SHELF」です。柔らかな色合いの栗駒杉を使った棚で、天板の奥行きは15cm未満とスリム。廊下や脱衣所でも邪魔にならず、靴やタオル類など必要最低限のものを置いておくことができます。2段目以下は材木を2本並べて組んであり、スリッパなどを引っ掛けるようにできるのもポイント。
高さ・横幅が異なる3タイプがあるので、自宅のスペースに合ったものを選べます。

SHOES SHELF WIDE
幅800×奥行136×高さ628mm
36,300円（税込）

SHOES SHELF TALL
幅326×奥行136×高さ1,132mm
36,300円（税込）

さまざまな使い方ができるスツールは、部屋のコーナーに自然になじむものを。この「KOBO SIDE STOOL」は天板の一部をカットしてあり、円形でも壁や家具に沿わせて置くことができます。天板のカラーもスタイリッシュで、シンプルなインテリアのワンポイントに。お気に入りの小物を飾るコーナーにするのも素敵です。

KOBO SIDE STOOL
幅350×奥行340×高さ420mm
天板カラー：ペブル／スモーキーブルー／チャコール
57,200円（税込）

ご紹介した家具を展開している石巻工房は、東日本大震災があった2011年にスタートしました。建築家の芦沢啓治さんを中心としたデザイナー有志が復旧・復興のための補修道具や木材を提供し、市民が自由に使えるDIY支援の場となったのです。
2014年には、地域内外で販売を行い自立できるよう「石巻工房ブランド」として株式会社化。国内外のデザイナーと力を合わせてシンプルかつ愛着の湧くアイテムを生み出したり、DIYのノウハウやスキルを身に着けられるワークショップを行ったりしています。

今では、工房の近くにショールームとゲストハウスを兼ねたIshinomaki Home Baseをオープンしています。暮らすように過ごしながら石巻工房のアイテムに触れることができるので、近くに訪れる際にはぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

オンラインショップもあり、ほかにないようなデザインの家具や、インテリア小物のキットなども販売されています。新生活の時期に向け転居する方や、部屋を整えたいという方は、この機会に愛着のもてるアイテムを探してみませんか。

※2022年8月より素材が新樹種に変更されているものがあり、
AA DESK など、記事の写真と実物の外観が少々異なるアイテムもございます。
現在の樹種の詳細は公式サイトにてご確認ください。