きゅうり1本が絶品おかずに変身。人気料理家・飛田和緒さんが実践する秘密のひと手間&レシピ
- 公開:2021.5.27
- グルメ・食
忙しくて料理に時間が掛けられず、同じような食材やメニューばかりになってしまうとお悩みの方も多いのでは?人気の料理家・飛田和緒(ひだかずを)さんの新刊には、ほんの少しの工夫で異なる味わいのおいしい料理が作れる方法が掲載されています。今回ご紹介するのは、きゅうりにできるひと工夫とそれを使ったレシピです。
生のままとは一味違う。きゅうりに加えたいひと手間
通年で手に入る定番野菜のひとつ、きゅうりはこれからが旬。塩をまぶす「板ずり」や「干す」といったほんのひと手間を加えてみると、野菜スティックやサラダの具として食べるのとは違う味わいを楽しめます。きゅうりひとつだけでも立派なおかずのひとつになるので、あと一品欲しいときやおつまみにおすすめです。
板ずりの手順
- 1きゅうりを洗ってまな板に乗せ、塩をふります。塩の量は1本につき小さじ1/4ぐらいです。
- 2両手でコロコロと押し転がして、塩をまんべんなくまぶします(写真左)。
- 3塩の粒がなくなり、きゅうりが汗をかいたようになればOK(写真右)。洗って塩を流すか、そのまま料理に使います。
干す手順
- 1きゅうりは斜めに5mmの厚さに切ります。ざるに重ならないように並べて、半日ほど日に当てて干します。きゅうり全体がしんなりしたら出来上がり。和えものや炒めものに使えます。
干すことで味が濃くなり、また違う歯ごたえが生まれます。量がぐっと減るので、たっぷり使いたいときは多めに干しましょう。切り方はお好みでOKですが、薄ければ早く乾き、厚かったり大きかったりすれば時間がかります。
板ずりきゅうりのアレンジ:塩漬けきゅうり
板ずりしたきゅうりは、塩のなじみがよくなり独特のえぐみも取れます。少しおいたらシンプルな塩漬けとしてそのまま食べられるので、食事を準備する最初の段階で作っておけば早速一品が完成。ここでは皮をむいてより食べやすくします。
材料(2人分)
- きゅうり1本
- 塩小さじ1
作り方
- 1きゅうりはしま状に皮をむき、塩をふって板ずりをします。ポリ袋などに入れて冷蔵庫に1時間ほどおきます。
- 2きゅうりがしなるぐらいにしんなりしたら、縦半分にし、一口大に切ります。
干したきゅうりのアレンジ:きゅうりのごまあえ
干したきゅうりの食感を楽しめるあえ物。干してある分調味料がよく絡みます。すりごまは、炒りごまを再度炒ってからすり鉢でするとより香ばしい仕上がりになりますよ。
材料(2人分)
- きゅうり1本
- <A>
- すり白ごま小さじ2
- 練り白ごま小さじ1
- 塩一つまみ
- 薄口しょうゆ小さじ1/2
作り方
- 1きゅうりは斜めに5mmの厚さに切り、ざるに並べて、半日ほど干します。
- 2<A>を合わせ、(1)を加えてあえます。
飛田さんが実際に行っている料理の工夫を詰め込んだ本
今回のきゅうりの扱い方やレシピが紹介されているのは、素朴な味わいのシンプルなレシピが人気の料理家・飛田和緒(ひだかずを)さんの本『時間も食材も賢く使う 飛田さんの料理の工夫』(世界文化社)です。
外食が難しい日々が続き、毎日の料理が億劫になってしまっている方も多いかもしれません。飛田さんはそれに共感しつつも、ちょっとだけ手をかければ無駄な調理や調味を減らせ、時短でおいしい料理が作れるとアドバイスしてくれます。この本では飛田さんが実際に食材をおいしく食べるために行っている工夫を掲載。それを使って簡単にできるレシピも紹介されているので、すぐに真似してみたくなりますよ。
本には野菜や野菜や肉・魚、乾物などの工夫とそのアレンジレシピがたくさん。ぜひ参考にして、毎日の料理に活かしてみてはいかがでしょうか?
外食が難しい日々が続き、毎日の料理が億劫になってしまっている方も多いかもしれません。飛田さんはそれに共感しつつも、ちょっとだけ手をかければ無駄な調理や調味を減らせ、時短でおいしい料理が作れるとアドバイスしてくれます。この本では飛田さんが実際に食材をおいしく食べるために行っている工夫を掲載。それを使って簡単にできるレシピも紹介されているので、すぐに真似してみたくなりますよ。
本には野菜や野菜や肉・魚、乾物などの工夫とそのアレンジレシピがたくさん。ぜひ参考にして、毎日の料理に活かしてみてはいかがでしょうか?
photo / 世界文化社
時間も食材も賢く使う 飛田さんの料理の工夫
刊行:世界文化社
定価:1,540円(税込)