間接照明でリラックスできる部屋づくり。「1室多灯」で作るおしゃれなインテリアアイデア
- 公開:2021.2.13
- ライフスタイル
心からほっとできる空間にするために、こだわりたいのが照明。デザインの好みだけでなく、光の質にもこだわることで暮らしやすく心地良い空間づくりができます。今回は、リラックスできる照明づかいのポイントをご紹介します。
照明にこだわれば、もっとリラックスできる
空間を明るく照らす役割だけでなく、心地よく過ごせるようお部屋を演出するのが「照明」。照明の種類・光の強さ・配置・光色などが違うだけで、シャキッとしたり、安らげたりしませんか。
そう、それは照明のもつチカラ。インテリアの雰囲気を高めたり、お部屋のなかを美しく見せたりと演出効果もあるのです。お部屋の役割やその時の気分、シーンによって照明を使い分ければ、お部屋はもっとリラックスできる空間になります。
それでは、具体的な照明の種類や取り入れ方のポイントを見ていきましょう。
そう、それは照明のもつチカラ。インテリアの雰囲気を高めたり、お部屋のなかを美しく見せたりと演出効果もあるのです。お部屋の役割やその時の気分、シーンによって照明を使い分ければ、お部屋はもっとリラックスできる空間になります。
それでは、具体的な照明の種類や取り入れ方のポイントを見ていきましょう。
主な照明の種類は?
【主照明】天井に直付けするシーリングライト
空間全体をを明るく照らす、代表的な主照明が「シーリングライト」。天井に直付けするので高い位置から照らすことができ、圧迫感のないすっきりとした空間をつくります。
【主照明】お部屋を彩る「ペンダントライト」
コードなどで天井から吊り下げて照らすのが「ペンダントライト」。シェードなどのデザインにこだわれば、お部屋を彩るインテリアの主役になります。特に照らしたい場所を強調し、ドラマティックな空間を演出します。
【補助照明】お部屋のアクセントになるスタンドライト
床や家具の上に置いて使う照明が「スタンドライト」。ソファのそばなど手元灯として置くなど、照らしたい場所をスポットで照らす灯りです。デザインもさまざまなので、インテリアに合わせて選べば素敵なアクセントにもなります。
【補助照明】特定の場所を照らす「スポットライト」
天井や壁に取り付けて、特定の場所を照らすことができる「スポットライト」。写真のように可動性があるので、光の方向を変えられるのが特徴です。気軽に取り入れやすいのはクリップ付きのタイプ。お好みの場所に取り付けて、ディスプレイやアートを照らすのも素敵です。
リラックスできる照明づかいのポイントは?
1:全体照明だけで照らさず、光を分散させる
全体照明だけで照らさず「1室多灯」で光をお部屋のなかに分散させると、光を調節しやすくリラックスできる雰囲気をつくれます。直接光源が見えない、温かみのある光を取り入れると落ち着ける空間に。時間帯やシーンによって照明を使い分けることで、心からくつろげるお部屋をつくることができますよ。
2:光の色にもこだわる
細かい作業を行ったり、手元が良く見えるようにするには昼白色の寒色系の光を、リラックスしたい時には電球色の暖色系の光を取り入れるのがおすすめ。光の量や色を変えられる「調光・調色機能」が付いた照明なら、シーンに合わせて気軽に変えることができます。
3:「まぶしさ」がないかがポイント
リラックスできると感じる光は、強さや色だけでなく「まぶしさ」がないかどうかがポイントになります。照明が直接目に入らない場所に設置したり、調光機能で光の量を調節したりすることも大切です。
4.雰囲気のある空間をつくるなら「アートコーナー」を照らす
照明は演出効果も役割のひとつ。雰囲気のあるドラマティックなお部屋をつくるなら、ディスプレイやアートをスポットライトやスタンドライトで照らしてみてください。インテリアに合うデザインや素材を選べば、ワンランク上の素敵な空間をつくれます。
5.ベッドまわりは「間接照明」で優しい光を
寝室での照明の役割は、質の高い睡眠をとるための空間づくり。間接照明などのほの暗く温かみのある照明は、心地よく眠りを誘います。寝る前に読書をする方は、読書灯を直接目に入らない位置に設置し、光をプラスしてみてください。スタンドライトやキャンドル風LEDライトなどを複数置いて、光を分散させるのもリラックスできるポイントです。
暮らしを心地よくする、人に優しい照明を
光の色や質・量にこだわれば、同じお部屋にいても違った印象やくつろぎを感じることができます。そのためには、全体照明のほかに、スタンドライトやフットライトなどをプラスする「1室多灯」でお部屋を照らすことを意識してみてはいかがでしょうか。きっとほっとできる心地よさを実感できることでしょう。リラックスできるお部屋づくりのご参考になりますように。
photo / goodroomjournal/Shutterstock/La Redoute
<監修・記事執筆>
伊野 奈緒美
リフォームスタイリスト3級
カラーコーディネーター2級
文部科学省後援 リビングスタイリスト2級 取得