心とからだをほぐす場所。心地よい「寝室インテリア」のつくり方
- 公開:2020.5.16
- ライフスタイル
寝室は、夜にしか使わないから…とつい手を抜いてしまいがちな場所。でも、心とからだをゆっくりと休めるためには大切な空間です。住まいのなかでもプライベート感のあるお部屋だからこそ、自分らしく居心地の良い空間にしたいですね。今回は、心からリラックスできる「寝室インテリア」のつくり方をご紹介します。
寝室のインテリア、こだわっていますか?
上質な睡眠をとることは、健やかな日々を送るために大切なこと。わかってはいるけれど、何をどうすれば良い睡眠をとれるのかわからない、という方は多いのではないでしょうか。
眠りの専門家によると、質の高い睡眠をとるためには、眠る前の過ごし方やベッドの選び方、そして光の調節や温度管理などさまざまな要素に気を配ることが大切なのだとか。またインテリアにフォーカスすると、後ほど詳しく触れますが「ベッドファブリック」はデザイン・素材・色選びにもこだわると良いのだそう。
眠りの専門家によると、質の高い睡眠をとるためには、眠る前の過ごし方やベッドの選び方、そして光の調節や温度管理などさまざまな要素に気を配ることが大切なのだとか。またインテリアにフォーカスすると、後ほど詳しく触れますが「ベッドファブリック」はデザイン・素材・色選びにもこだわると良いのだそう。
寝室インテリアは、「眠るための場所」を意識して
「眠るための場所」である寝室は、「眠りを妨げない」ことをインテリアづくりで意識することが大切。たとえば、奇抜なデザイン・色のファブリックは、いくら好みであっても落ち着きませんよね。また部屋全体を明るく照らす照明では、しゃきっと目が覚めてしまいます。
それではどんな空間が「眠るための場所」にふさわしいのでしょうか。今回は、ベッドファブリックの選び方や、照明の取り入れ方などインテリアを中心にポイントをご紹介します。ひとつひとつ意識して取り入れれば、きっとくつろげる理想の寝室に近づくはずです。
それではどんな空間が「眠るための場所」にふさわしいのでしょうか。今回は、ベッドファブリックの選び方や、照明の取り入れ方などインテリアを中心にポイントをご紹介します。ひとつひとつ意識して取り入れれば、きっとくつろげる理想の寝室に近づくはずです。
リラックスできる「寝室インテリア」のポイント
1:肌触りの良い、優しい色合いのファブリック
寝室で大きな面積を占めるのがベッド。ベッドファブリックは、お部屋の印象を左右すると言っても過言ではありません。正しい寝姿勢をサポートするマットレスも大切な要素ですが、同じくらいこだわりたいのがシーツやベッドカバーなどのベッドファブリックです。
選ぶポイントは以下のとおり。ぜひ参考にしてみてください。
・肌ストレスの少ない素材(コットンなど、優しい肌触りのナチュラル素材、特に良いのは、サテン織の滑らかな肌触りの素材)
・脳を興奮させる鮮やかな色や緊張感をもたらす真っ白を避けて、落ち着けるやわらかな色合いでまとめる(ベージュ、ブルー、グリーン、淡いパープルなど)
・季節に合わせたアイテム選び(夏はガーゼケット、冬はブランケットをプラスするなど)
選ぶポイントは以下のとおり。ぜひ参考にしてみてください。
・肌ストレスの少ない素材(コットンなど、優しい肌触りのナチュラル素材、特に良いのは、サテン織の滑らかな肌触りの素材)
・脳を興奮させる鮮やかな色や緊張感をもたらす真っ白を避けて、落ち着けるやわらかな色合いでまとめる(ベージュ、ブルー、グリーン、淡いパープルなど)
・季節に合わせたアイテム選び(夏はガーゼケット、冬はブランケットをプラスするなど)
2:ほの暗く、温かみのある照明
くつろげる空間をつくるために、照明は重要なアイテム。特に眠る前の時間をリラックスして過ごすためには、照明選びが鍵になります。
イメージを膨らませるために、ホテルの部屋を想像してみてください。間接照明などを取り入れた、明るすぎないほの暗い空間はほっと落ち着きませんか。温かみのある暖色系の光を選べば、より心地よい空間を生み出します。
メインの照明のほかに、補助照明としてスタンドライトやデスクライトを取り入れるのもおすすめ。眠る前は補助照明だけで照らして、リラックス感を演出してみましょう。ベッドサイドや足元、壁際などに置いて光の量を調節すれば、よりくつろげる空間に仕上がります。
イメージを膨らませるために、ホテルの部屋を想像してみてください。間接照明などを取り入れた、明るすぎないほの暗い空間はほっと落ち着きませんか。温かみのある暖色系の光を選べば、より心地よい空間を生み出します。
メインの照明のほかに、補助照明としてスタンドライトやデスクライトを取り入れるのもおすすめ。眠る前は補助照明だけで照らして、リラックス感を演出してみましょう。ベッドサイドや足元、壁際などに置いて光の量を調節すれば、よりくつろげる空間に仕上がります。
3:心からほっとできる、好みの香り
心を休める空間づくりに欠かせないのが、ほっとできる香り。心地よい睡眠環境をつくるために「自分が心からリラックスできる香り」を用意しておきたいですね。
寝室におすすめの香りは、心を落ち着かせる効果があるラベンダー。種類の多いラベンダーですが、そのなかでも鎮静作用をもたらす成分が多く含まれる「真正ラベンダー」が良いのだそう。疲れやストレスで高ぶった交感神経を抑えリラックスさせてくれますよ。寝室に取り入れるのに気をつけたいのが、ローズマリーなど気分をリフレッシュさせてしまう香り。しゃきっと目が覚めてしまうので、寝室には避けた方が良いでしょう。
寝室におすすめの香りは、心を落ち着かせる効果があるラベンダー。種類の多いラベンダーですが、そのなかでも鎮静作用をもたらす成分が多く含まれる「真正ラベンダー」が良いのだそう。疲れやストレスで高ぶった交感神経を抑えリラックスさせてくれますよ。寝室に取り入れるのに気をつけたいのが、ローズマリーなど気分をリフレッシュさせてしまう香り。しゃきっと目が覚めてしまうので、寝室には避けた方が良いでしょう。
寝室をパートナーとつかう場合の工夫は?
寝室をパートナーと共有している方は、個人的なくつろぎの空間をつくるのは難しいのではないでしょうか。特に、寝る時間や起きる時か違うなどライフスタイルが違う場合には、お互いの眠りを妨げないかと気になりますよね。
でもいくつかの工夫をすることで、個々のプライベート感を保ち、ほっとできる空間づくりが叶います。以下のことを参考にしながら、空間づくりをしてみてください。
・寝室に書斎やメイクスペースなどプラスαの役割を持たせるなら、ワークデスクやドレッサーなどの家具、インテリア雑貨でそれぞれの好みを取り入れる
・ベッドが分れている場合は、間にサイドテーブルなどを置きベッドサイドにはそれぞれが個別に使えるよう「小さな照明」を置く
・広い寝室なら可動式の間仕切りで、シーンや用途に応じて個室をつくれるようにする
寝室インテリアは「シンプル」が基本ですが、それぞれがほっとできる空間であるなら、好みのインテリアを取り入れるのも良いでしょう。その時、パートナーもくつろげるかどうかも意識して選んでみてくださいね。
でもいくつかの工夫をすることで、個々のプライベート感を保ち、ほっとできる空間づくりが叶います。以下のことを参考にしながら、空間づくりをしてみてください。
・寝室に書斎やメイクスペースなどプラスαの役割を持たせるなら、ワークデスクやドレッサーなどの家具、インテリア雑貨でそれぞれの好みを取り入れる
・ベッドが分れている場合は、間にサイドテーブルなどを置きベッドサイドにはそれぞれが個別に使えるよう「小さな照明」を置く
・広い寝室なら可動式の間仕切りで、シーンや用途に応じて個室をつくれるようにする
寝室インテリアは「シンプル」が基本ですが、それぞれがほっとできる空間であるなら、好みのインテリアを取り入れるのも良いでしょう。その時、パートナーもくつろげるかどうかも意識して選んでみてくださいね。
寝室インテリアを整えて、日々を健やかに
眠りの時間に心とからだをほぐすためには、「癒し」をもたらす空間づくりを意識することが近道になります。より良い睡眠がとれれば、1日を元気に過ごせそうですね。あなたもぜひ、気になるヒントがあれば取り入れてみてはいかがでしょうか。寝室がお気に入りの場所になると、眠る前のひとときが今よりもっとスペシャルなリラックスタイムになるはずです。
photo / Shutterstock
<監修・記事執筆>
伊野 奈緒美
リフォームスタイリスト3級
カラーコーディネーター2級
文部科学省後援 リビングスタイリスト2級 取得