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心地よさの原点「ヒュッゲ」とは?自分らしい「北欧インテリア」をつくる3つのポイント

北欧では、長く寒さが厳しい冬をできるだけ楽しく過ごすために、インテリアにも工夫が凝らされています。その背景にあるのは、デンマークに伝わる「ヒュッゲ」という言葉。今回は、日々を穏やかで幸せに暮らすヒントと、自分らしい北欧インテリアをつくる3つのポイントをご紹介します。

心地よさの原点「ヒュッゲ」とは?自分らしい「北欧インテリア」をつくる3つのポイント

「お家を楽しく心地よく」がインテリアの原点

心地よさの原点「ヒュッゲ」とは?自分らしい「北欧インテリア」をつくる3つのポイントphoto:Shutterstock

北欧諸国のなかでも今回フォーカスしたいのが、ヒュッゲという言葉が生まれた「デンマーク」。冬はすぐに日が暮れ寒さが厳しく長い、という厳しい気候条件であるにもかかわらず、世界でも幸福度の高い国として有名です。

社会保障制度が整っていたり、自由な気風があったりとその背景はさまざまですが、筆者は「家で過ごす時間が充実している」ことがより幸福度を高めているのでは…と感じます。

北欧スタイルの原点は「お家を楽しく心地よく」という思い。そのことが、機能的でデザイン性の高いインテリアを生み出している理由のひとつです。それでは、その「心地よさ」の源になる言葉、「ヒュッゲ」についてもう少し詳しくひも解いていきましょう。

デンマークに伝わる魔法の言葉「ヒュッゲ」とは?

心地よさの原点「ヒュッゲ」とは?自分らしい「北欧インテリア」をつくる3つのポイントphoto:Shutterstock

デンマークの人々が日々を過ごす中で、とても大切にしているのが「HYGGE(ヒュッゲ)」という言葉。

ヒュッゲとは「心地よい空間や時間」をあらわすもの。「満ち足りること」「幸せであること」「お気に入りのモノに囲まれること」など、まるで魔法の言葉のように、心地よさを感じられることは何もかもヒュッゲなのです。そう、たとえば以下のようなこともヒュッゲ。

・ほのかな明るさのなかで過ごす、ゆったりとしたひととき
・好きなモノに囲まれた楽しい時間
・お気に入りの毛布にくるまって、気楽にリラックスして過ごす
・不安がなく、穏やかで安らげること
・大好きな人と一緒にいること

これらは一例ですが、幅広い「ヒュッゲ」なことをインテリアに反映させたのが、「北欧インテリア」。これからご紹介するポイントを意識することで、そんな居心地の良い「ヒュッゲ」な空間に近づけるはずです。

自分らしいヒュッゲな「北欧インテリア」のポイント

1:木の温もりを大切にする

心地よさの原点「ヒュッゲ」とは?自分らしい「北欧インテリア」をつくる3つのポイントphoto:Shutterstock

木の温かみを感じさせるインテリアは、誰でも心がほっとするのではないでしょうか。優しい手触りの「木」でつくられた家具や雑貨などがお部屋にあるだけで、自然に近づけるような心地よさを感じられますよね。
木製を中心とした北欧家具は、シンプルながら、デザイン性が高く機能的であることが特徴。チェアを中心として、優れたデザイナーたちが生み出した北欧デザインの数々は、今なお世界中で愛されています。お部屋の雰囲気をがらりと変えるほどの素敵な家具の数々。あなたもお気に入りを探してみてはいかがでしょうか。

2:空間を優しく照らす、温もりのある照明

自然の光を長い期間浴びられない北欧諸国にとって、空間を包み込むような「優しい光の照明」は暮らしに欠かせないアイテムです。そのなかでも、ヒュッゲをつくりだす重要なアイテムが「キャンドル」。デンマークは、1人当たりのキャンドル消費量が、ヨーロッパで一番多い国なのだとか。それほど、ほのかで優しい光が日常に溶けこんでいるということですね。

また、キャンドル以外でも照明へのこだわりは強く、世界中で愛される照明ブランドも生まれています。その代表格が、ルイス・ポールセン社やレ・クリント社です。いずれも、消灯点灯かかわらず素敵なデザイン。そして、優しく光を行き渡らせる工夫が凝らされています。写真はルイス・ポールセン社の名作「PH5」。日本の住まいにも自然になじむ懐の深さを感じます。

3:空間に楽しさをもたらす、ファブリックや雑貨

心地よさの原点「ヒュッゲ」とは?自分らしい「北欧インテリア」をつくる3つのポイントphoto:Shutterstock

暗く寒い冬でも、お部屋を暖かく楽しくするために取り入れられているのが、クッションやファブリック。ヒュッゲに過ごすためには、肌触りの良いブランケットやゆったりと体をあずけられるクッションはマストアイテムです。
また、色鮮やかでモダンな北欧デザインを気軽に楽しむのにも、ファブリックはぴったり。カーテンやクッションカバー、ラグなどのインテリアアイテムを取り入れれば、お部屋の雰囲気をぱっと明るくおしゃれに変えてくれます。
人気のファブリックブランドも多数。フィンランドのテキスタイルメーカー「マリメッコ」や「カウニステ」のファブリックは、自然をモチーフにしたデザインで斬新でありながらナチュラルなインテリアにもなじみます。お好みのファブリックが見つかったら、カットクロスなど小さなアイテムから取り入れてみてはいかがでしょうか。

北欧の知恵を、今こそあなたの暮らしにも

心地よさの原点「ヒュッゲ」とは?自分らしい「北欧インテリア」をつくる3つのポイントphoto:Shutterstock

北欧インテリアの背景にはヒュッゲという言葉があり、それを自然に取り入れた時間や空間が「心地よさ」をもたらすことがわかりました。
厳しい気候にもかかわらず、デンマークの人々が幸せに暮らせるのは「お家で過ごす時間」を充実させる知恵を持っているからなのですね。今回ご紹介したことは、そのなかのほんのわずかなヒント。興味のある方は、北欧インテリアをつくるまえに「ヒュッゲ」について少しだけ学んでみてはいかがでしょうか。そうすれば、きっと自分らしい「北欧インテリア」をつくることができるはずですよ。

<監修・記事執筆>

伊野 奈緒美
リフォームスタイリスト3級
カラーコーディネーター2級
文部科学省後援 リビングスタイリスト2級 取得

https://naomi-spring.com/

この記事を書いた人

伊野 奈緒美 福岡フリーライター、Naomi.Sping代表。Webメディアを中心に、インテリア・ライフスタイル記事などを執筆しています。趣味は、舞台観劇と模様替え。「あなたの日々が輝...
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