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六本木の街を舞台にしたアートの饗宴『六本木アートナイト 2017』

2009年3月にスタートした、東京を代表するアートの祭典が今年も開催されます。様々な商業施設や文化施設が集まる六本木を舞台に、現代アートやパフォーマンスを含めた多様な作品を街なかに点在させ、非日常的な一夜限りの体験をつくり出す『六本木アートナイト 2017』をご紹介します。

六本木の街を舞台にしたアートの饗宴『六本木アートナイト 2017』

2017年のテーマは「未来ノマツリ」

「未来ノマツリ」がテーマの『六本木アートナイト2017』photo:六本木ヒルズ アリーナイメージ

一般的に「感謝や祈り、慰霊のために神仏および祖先をまつる行為」と定義されている言葉“祭(マツリ)”。近年では音楽フェスティバルやアートフェアなども広く祭と位置付けられていますが、どちらも人々が集い非日常的な体験を共有し、文化を未来へ伝えるコミュニケーションのプラットフォームと言えるのではないでしょうか。『六本木アートナイト 2017』は、アジアを中心に世界中から彩り豊かなアートやパフォーマンスが集まり、新しくクリエイティブな「未来ノマツリ」を目指しています。

フェス感溢れる様々なアートプログラム

今年から開催される「東南アジアプロジェクト」photo:OK Tower, 2016 Installation view at Nishiura village, Megijima, Japan Photo by Navin Production

『六本木アートナイト 2017』のメインプログラムアーティストには、縦横無尽の活動で圧倒的な人気を誇る、写真家・映画監督の蜷川実花。六本木ヒルズアリーナ、東京ミッドタウン、国立新美術館の3会場にて、極彩色に彩られた東洋と西洋のさまざまなモチーフが混ざり合う万華鏡のような美しく妖艶な世界が展開される多彩なアートプログラムに期待が高まります。

また、今回初の試みとして、東南アジアにゆかりのある日本人アーティストや、現代アートに沸く東南アジアより注目アーティストを招き、様々な人と協働しながら作品を制作・発表する「東南アジア・プロジェクト」も始動します。東南アジアのアーティストが“祭”をテーマに地域のコミュニティメンバーと協働して作品を制作し、『六本木アートナイト 2017』の本番で発表するだけでなく、ワークショップを通じて地域の歴史や文化資源のリサーチを実施し、文化活動の活性化や地域の潜在コンテンツの顕在化なども目指しているそうです。

本イベントに合わせて、国立新美術館・森美術館の2館で開催されている『サンシャワー:東南アジアの現代美術展 1980年代から現在まで』、21_21 DESIGN SIGHT「『そこまでやるか』壮大なプロジェクト展」、サントリー美術館「六本木開館10周年記念展 天下を治めた絵師 狩野元信」も通常の営業時間を延長することが決定しました。コアタイムとなる日没から夜明けまでの時間帯には、街を回遊する人の波が絶えることはない、エネルギッジュで夢のような六本木の街を楽しむことができるでしょう。国内外で活躍する気鋭のアーティストが集結し、アートに包まれる一夜を楽しんでみてはいかがでしょうか。




六本木アートナイト 2017 メインビジュアル:photo by Mika Ninagawa

『六本木アートナイト2017』

日時:9月30日(土)10:00~10月1日(日)18:00(会場によって異なります)
<コアタイム>9月30日(土)【日没】17:27~10月1日(日)【日の出】05:36
※コアタイムはメインとなるインスタレーションやイベントが集まる時間帯です。
場所:場所:六本木ヒルズ、森美術館、東京ミッドタウン、サントリー美術館、21_21 DESIGN SIGHT、国立新美術館、六本木商店街、その他六本木地区の協力施設や公共スペース
参加料:無料(ただし、一部のプログラム及び美術館企画は有料)

http://www.roppongiartnight.com/

<国立新美術館と森美術館で開催中>
2大美術館を巡るアートフェス『サンシャワー:東南アジアの現代美術展 1980年代から現在まで』

https://sheage.jp/article/18852

この記事を書いた人

新 麻記子 大阪出身、横浜在住。作詞の仕事をベースに置きながら、WEBサイト運営、編集、ライターを経て、フリーランスに転身。ライフスタイルを豊かにする"文化の向上"を掲げ、ア...

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