巨峰でワイン!?ブルーベリーでワイン!?どんな味なのか、気になるでしょ?
- 公開:2016.4.22
- グルメ・食
巨峰といえば、大粒でジューシーな食用のぶどう。え、あの果実でワインがつくれるの? と思ったら、同じワイナリーでブルーベリーのワインも醸していました。
巨峰の風味があとから追いかけてくる
ワインに使うぶどうといえば、赤ワインならカベルネ・ソーヴィニヨンやメルロー、白ワインならソーヴィニヨン・ブランやシャルドネなどが有名です。日本のぶどうでも甲州でつくるワインはよく知られていますが、巨峰のワインがあるというからびっくり。
巨峰でワインをつくっているのは、その名も「巨峰ワイナリー」。
巨峰ワイナリーの巨峰ワインはドライ、ルージュ、スウィートの3種類がありますが、ドライはあっさりとした酸味が特徴。口に含んだときには巨峰らしさはあまり感じないのですが、飲み込むと後から追いかけてくるように巨峰の味わいが広がります。あっさりした味わいなので、野菜や鶏肉を使ったメニューにいいかも。
巨峰ワイナリーの巨峰ワインはドライ、ルージュ、スウィートの3種類がありますが、ドライはあっさりとした酸味が特徴。口に含んだときには巨峰らしさはあまり感じないのですが、飲み込むと後から追いかけてくるように巨峰の味わいが広がります。あっさりした味わいなので、野菜や鶏肉を使ったメニューにいいかも。
ルージュのほうがドライよりもぶどうっぽさを感じます。渋みはごく穏やかで飲みやすく、トマトソースを使ったメニューや肉料理にも合わせてみたい味わいです。
スウィートはその名のとおり、やさしい甘さでどこかほっとする味わい。ジューシーな果実感は巨峰ならではといえるのかもしれません。
スウィートはその名のとおり、やさしい甘さでどこかほっとする味わい。ジューシーな果実感は巨峰ならではといえるのかもしれません。
ブルーベリーの果実味たっぷりのワイン
じつは巨峰ワイナリーで人気ナンバーワンなのは、なんとブルーベリーワイン。ブルーベリーでワインがつくれるんですね!
甘口とセミドライがありますが、甘口のふくよかな味わいにはびっくり。ブルーベリーらしい甘味と酸味が口の中いっぱいに広がります。セミドライのほうはもう少し楚々とした印象の味わいです。
甘口とセミドライがありますが、甘口のふくよかな味わいにはびっくり。ブルーベリーらしい甘味と酸味が口の中いっぱいに広がります。セミドライのほうはもう少し楚々とした印象の味わいです。
まだまだある果実ワイン
巨峰とブルーベリーというだけでも驚きますが、巨峰ワイナリーのショップには、ほかにもたくさんの果実ワインがならんでいて、さらにびっくり。
福岡県の特産あまおう、博多湾に浮かぶ能古島産の甘夏、耳納山麓で育った富有柿のワイン、それにキウイのワインもあります。それぞれの果実のうま味を生かしながら醸されていますが、とくに甘夏ワインの柔らかなほろ苦さは格別。柑橘系を使ったサラダや魚介類のメニューとぴったりなんじゃないかなと思わせる味わいです。
福岡県の特産あまおう、博多湾に浮かぶ能古島産の甘夏、耳納山麓で育った富有柿のワイン、それにキウイのワインもあります。それぞれの果実のうま味を生かしながら醸されていますが、とくに甘夏ワインの柔らかなほろ苦さは格別。柑橘系を使ったサラダや魚介類のメニューとぴったりなんじゃないかなと思わせる味わいです。
果実ワインって食前酒とかデザートワインとして飲むものかしら…と思っていた印象はみごとに覆されました。たしかに甘酸っぱい風味は食前酒にすると食欲を刺激してくれそうですが、それだけではありません。
「ワインはぶどうの果実味を感じますけど、ぶどうそのものの味とは違いますよね。それに花のような香りやナッツのような香りなど、ぶどうにはない香りがします。これは発酵による変化があるからです。だから果実酒も果実そのままの風味というだけに留まらないんですよ」と代表の林田浩暢さん。
ワインによって肉料理や魚料理、サラダなどにも合わせたくなる味わいです。週末のブランチのおともにいいかも、と思います。
「ワインはぶどうの果実味を感じますけど、ぶどうそのものの味とは違いますよね。それに花のような香りやナッツのような香りなど、ぶどうにはない香りがします。これは発酵による変化があるからです。だから果実酒も果実そのままの風味というだけに留まらないんですよ」と代表の林田浩暢さん。
ワインによって肉料理や魚料理、サラダなどにも合わせたくなる味わいです。週末のブランチのおともにいいかも、と思います。
「どんな果実でもワインになるんですか?」と聞くと、やはり向き不向きはあるとか。しかも果実ごとに醸し方は異なり、同じ果実でも品種が違えばつくり方が異なるそうです。果実ワインは、その一つひとつが巨峰ワイナリーのみなさんのチャレンジの成果なのですね。
巨峰栽培のルーツのまちで醸すワイン
巨峰ワイナリーがあるのは筑後、福岡県久留米市田主丸町です。ここは、日本で初めて本格的な巨峰の露地栽培に成功したまちなのです。筑後に足を延ばすことがあれば、巨峰ワイナリー敷地内のレストラン「ホイリゲ」がおすすめ。見晴らしのよい高台にあり、ぶどう畑を見ながら食事をしたりワインを楽しんだりできます。ランチメニューのオムライスのソースには、自社製ワインが使われています。
photo / 巨峰ワイン、佐藤紀子
巨峰ワイナリー
レストラン&カフェの「ホイリゲ」を併設。「shopMINOH」では、ワインを試飲したり購入することができます。また、敷地内のぶどう畑やワインの地下貯蔵庫の見学もできます。サイトからもワインの購入は可能です。
株式会社巨峰ワイン
福岡県久留米市田主丸益生田246-1