好みの置き方が見つかる。くつろげるリビングをつくる、ソファのレイアウト実例14選
- 公開:2021.10.23
- ライフスタイル
ゆったり過ごすために、やはり欲しい家具がソファ。でも大型家具だけにそのレイアウトに悩む方は多いよう。部屋の広さは変えられなくても、家具の配置を変えるだけで広さの感じ方や暮らしやすさ・くつろぎ感が変わります。今回は、くつろげるソファレイアウトのポイントをご紹介します。
まずつくりたいのは「居場所」
くつろげる部屋の中心はリビング、という方は多いのではないでしょうか。でもリビングの主役となる大型家具、ソファのレイアウトは悩んでしまいますよね。
家族がおうち時間を長く過ごす昨今では、リビングの使い方にも少し変化があるよう。ゆったりとくつろぐためには、暮らす人数分のパーソナルスペースがあることが理想的です。ソファのほかにも、お気に入りのチェアを置けるコージーコーナーをつくるアイデアも注目されています。
家族がおうち時間を長く過ごす昨今では、リビングの使い方にも少し変化があるよう。ゆったりとくつろぐためには、暮らす人数分のパーソナルスペースがあることが理想的です。ソファのほかにも、お気に入りのチェアを置けるコージーコーナーをつくるアイデアも注目されています。
くつろげるリビングのインテリア術&ソファレイアウト14選
1:壁や家具で囲われたスペースをつくる
ソファを置く位置は、壁や家具に囲まれた場所を選ぶと落ち着ける雰囲気に。こちらの部屋のように、ワンルームでも開口部から離れた部屋のコーナー部分を使うとほっとできるのではないでしょうか。
部屋のコーナー部分を使って大型のカウチソファをレイアウトしています。大型ソファは壁に沿うようにレイアウトすることで圧迫感を抑え広さを演出することができます。
2:ソファの前にラグや置き畳などを敷く
ソファの前にラグを敷くと、足元から温かみを感じられます。毛足の長いラグは、足を包み込むような柔らかな質感が魅力。床から冷えが伝わりやすい秋冬インテリアにぴったりです。
ソファとラグの色は、明るさや鮮やかさを表す「トーン」を揃えるとインテリアに統一感が生まれます。フローリングの樹種になじむアースカラーのラグなら、ナチュラルな雰囲気を損なわずインテリアを選ばずなじみます。
足元から優しい肌触りと爽やかさをもたらしてくれるのが畳。置き畳は、フローリングの上に敷くだけで気軽に畳コーナーをつくることができます。癒されるい草の香りと、素足で歩きたくなる気持ちよさは他の素材にはない魅力。ラグの代わりに敷けば、和モダンなインテリアを楽しめます。
3:ソファのまわりにグリーンを置く
ソファのまわりにグリーンを置くと、木陰でひと休みしているような心地よさを感じられます。緑は目からも癒しを与えてくれるので、くつろぎたい場所の近くに多く取り入れたいですね。
大きなグリーンではなくても、小さな鉢植えグリーンやフラワーベースに挿して楽しむのも素敵です。自分がよく座る位置から目に入る場所に飾るよう、配置にこだわってみてください。
こちらの部屋のように、窓際にたくさんの鉢植えを並べると自然のなかにいるような優しい雰囲気に。ソファ含めてインテリアとしても絵になります。品種にこだわらず、さまざまな種類をミックスして飾ると楽しいディスプレイにしあがります。
4:フォーカルポイントに向けてソファを置く
部屋のなかで視線が集まる「フォーカルポイント」に向けてソファを置くレイアウトも人気。こちらの部屋のようにテレビや本棚などを向けてソファを配置すれば、整った部分が目に映るのでより居心地よく感じられるはずです。
テレビだけでなく、眺めて気持ちのよい方向にレイアウトするのもおすすめ。窓の外の景色を眺めるのがお好みなら、大きな窓向きにソファを配置してみてはいかがでしょうか。
5:間仕切りとしてソファを置く
ソファを部屋の間仕切りとしてレイアウトするアイデア。オープンな空間を緩やかに仕切るのに役立ちます。
くつろぐ場所、食事をする場所をソファで緩やかに仕切っています。ソファの背もたれが低いタイプなら、圧迫感なくゾーニングできるので開放感を損ないません。
6:部屋を広く見せたいならソファを壁際に
部屋を広々と見せるテクニックのひとつが、ソファやキャビネットなどの大型家具を壁際に寄せて中央の床を広く見せること。限られた空間に横長の大型ソファを置く場合は、奥行きの浅いタイプを選ぶと比較的すっきりと見せることができます。
こちらの部屋のように、大きなカウチソファが置かれていても壁側にぴったりとつけられていると床が多く見えて広がりを感じさせます。奥に見える柱の凹凸を上手に使い、ソファと窓の間が少し空いているので、グリーンを置くスペースも生まれています。
ソファのレイアウトで暮らしやすさが変わる
ソファのレイアウトによって、くつろぎ感や暮らしやすさが大きく変わります。大きな家具だからこそ、動線をふさがず座りやすい場所を見つけて上手に配置したいですね。ぜひ、事例を参考にしながらソファのベストなレイアウトを探してみてはいかがでしょうか。
photo / goodroomjournal
<監修・記事執筆>
伊野 奈緒美
リフォームスタイリスト3級
カラーコーディネーター2級
文部科学省後援 リビングスタイリスト1級 取得