穏やかな自然の光景に心が和む。「nonohananote」が作るテキスタイル小物と出かけよう
- 公開:2021.4.6
- ファッション
春になると、明るい色の花や青々とした草木などをよく見かけ、なんだかうれしくなりますよね。「nonohananote(ののはなのーと)」は、そんな穏やかな自然の光景を描いたテキスタイルの服や小物を制作しているブランドです。ひとつ手にすれば、ふっと心を和ませてくれるようなアイテムがたくさんあります。
2人の作家さんが作る、自然がモチーフのテキスタイルブランド
豊かな自然からインスピレーションを受けて描いた絵柄をテキスタイルし、服や小物を作っているブランド「nonohananote(ののはなのーと)」。布製品以外に、陶器のブローチなども制作しています。
作り手の1人は、東京を拠点に「kemonoya」として羊毛フェルトで動物を作ったり、イラストを描いたりしているアーティストの北原のり子さん。そしてもう1人が、愛知で「COUDRE COUDRE(クードルクードル)」というオンラインショップを運営し、自ら制作した服を販売している服飾デザイナーの大戎綾(おおえびすあや)さんです。
作り手の1人は、東京を拠点に「kemonoya」として羊毛フェルトで動物を作ったり、イラストを描いたりしているアーティストの北原のり子さん。そしてもう1人が、愛知で「COUDRE COUDRE(クードルクードル)」というオンラインショップを運営し、自ら制作した服を販売している服飾デザイナーの大戎綾(おおえびすあや)さんです。
離れた場所で異なる分野の制作をする2人が一緒にブランドを始めることになったのは、あるときコラボレーションして展示会を開くことになったのがきっかけでした。
大戎さんは北原さんが作るフェルトの動物が大好きで、「こんな世界観の生地があれば服を作りたい」という想いを抱いていたそう。そのことをご本人に伝えると、もともとテキスタイルデザインに興味があった北原さんも「ぜひやってみたい」と快諾。そこから2人で何度も話し合い、北原さんはデザインに挑戦したり、大戎さんは染色工場を探し生産準備を整えたりして、作品を作り上げました。
とても楽しく有意義なものとなった、それぞれの分野を超えた制作。それを展示会で終わらせず、「ゆっくり大切に育みながら、共感をしてくださる方の元へお届けできるよう長く続けていきたい」と、nonohananoteを立ち上げることになったのです。
大戎さんは北原さんが作るフェルトの動物が大好きで、「こんな世界観の生地があれば服を作りたい」という想いを抱いていたそう。そのことをご本人に伝えると、もともとテキスタイルデザインに興味があった北原さんも「ぜひやってみたい」と快諾。そこから2人で何度も話し合い、北原さんはデザインに挑戦したり、大戎さんは染色工場を探し生産準備を整えたりして、作品を作り上げました。
とても楽しく有意義なものとなった、それぞれの分野を超えた制作。それを展示会で終わらせず、「ゆっくり大切に育みながら、共感をしてくださる方の元へお届けできるよう長く続けていきたい」と、nonohananoteを立ち上げることになったのです。
制作の多くは、テキスタイルデザイン担当の北原さんが柄のテーマなどを提案することからスタート。2人でアイデアソースになりそうなラフ画や画像などを見せあってアイデアを詰めると、北原さんが実際に絵柄にしていきます。絵柄ができてくると、どんな衣服や小物を作りたいかを2人で検討し、最終的に大戎さんがデザインを決めて縫製。そんなふうに互いにアイデアを寄せ合いつつ、それぞれの手に委ねて制作が進められます。
2人の心に留まった光景を絵柄にしたアイテムには、春のような穏やかな空気が漂っているように感じられ、手にする人の心をふっと緩めてくれる優しさがあります。
2人の心に留まった光景を絵柄にしたアイテムには、春のような穏やかな空気が漂っているように感じられ、手にする人の心をふっと緩めてくれる優しさがあります。
大戎さんが暮らしたドイツの森の光景を描いたスカーフ
こちらは、2人が最初の展示会で一緒に作った絵柄のスカーフ。描かれているのは、大戎さんが幼い頃に住んでいたドイツのヴァイラースバッハという村の森です。ご家族で暮らした三角屋根の小さな家や、お世話になった方の古く大きな木造の家、目に見えていなくても動物の気配が感じられた広い針葉樹の森…。そうした思い出を聞いた北原さんが、家や動物を想像しながらテキスタイルデザインに仕上げました。赤ずきんちゃんなど、物語に出てきそうな森の光景が広がっています。
シルクに似た性質の再生繊維モダールとコットンを使用した柔らかな生地は、肌触りが滑らか。吸湿性、放湿性に優れているので、まだ肌寒かったり日差しが気になったりと変化のある季節も快適に身につけられます。
カラーは日が明るく森を照らしているようなクリームと、日が沈んだあとのようなインディゴブルーの2色から選べます。
コットンモダールスカーフ ・ おもいでの森
9,460円(税込)
シルクに似た性質の再生繊維モダールとコットンを使用した柔らかな生地は、肌触りが滑らか。吸湿性、放湿性に優れているので、まだ肌寒かったり日差しが気になったりと変化のある季節も快適に身につけられます。
カラーは日が明るく森を照らしているようなクリームと、日が沈んだあとのようなインディゴブルーの2色から選べます。
コットンモダールスカーフ ・ おもいでの森
9,460円(税込)
北原さんが慣れ親しんだ野原の記憶を描いたハンカチ
ナズナやシロツメクサといった春の訪れを知らせる野の草花と、蝶や鳥たちが描かれたハンカチ。一角には蝶の手刺繍が施されているのがポイントです。
こちらは、北原さんが幼い頃、都内の郊外に引っ越してから触れた自然を描いたもの。毎日のように野の花や生き物たちに囲まれて遊んだ、発見に満ちた日々の幸せな記憶をデザインにしています。一つひとつのモチーフは、当時のように野原に足を運んでスケッチしたのだそう。手にした方もそうした温かな記憶がよみがえるようで、「眺めながら草花の名前を考えて楽しんでいる」「大切な日にお守りのように持っている」といった声が届いているのだとか。
柔らかな風合いのコットン製で、大判サイズなのでスカーフ代わりにすることも可能。お弁当包みに使ったり、かごに被せたりして日々目に触れる場所に置いておくのもおすすめです。
こちらも2色展開で、白地×ブルーのライン、ライトブルー地×イエローのラインがあります。
ハンカチ・ワンポイント手刺繍入り
2,424円(税込)
こちらは、北原さんが幼い頃、都内の郊外に引っ越してから触れた自然を描いたもの。毎日のように野の花や生き物たちに囲まれて遊んだ、発見に満ちた日々の幸せな記憶をデザインにしています。一つひとつのモチーフは、当時のように野原に足を運んでスケッチしたのだそう。手にした方もそうした温かな記憶がよみがえるようで、「眺めながら草花の名前を考えて楽しんでいる」「大切な日にお守りのように持っている」といった声が届いているのだとか。
柔らかな風合いのコットン製で、大判サイズなのでスカーフ代わりにすることも可能。お弁当包みに使ったり、かごに被せたりして日々目に触れる場所に置いておくのもおすすめです。
こちらも2色展開で、白地×ブルーのライン、ライトブルー地×イエローのラインがあります。
ハンカチ・ワンポイント手刺繍入り
2,424円(税込)
さまざまな場面で出会ったカモメの姿を描いたバッグ
カモメが大胆に描かれたテキスタイルが新鮮なバッグ。こちらはひとつだけでなく、さまざまな記憶が重なってできた絵柄です。
北原さんが夏向けのテキスタイルを作ろうとしていたとき、イタリア旅行に出かけていた大戎さんから届いたカモメの写真がイメージソースに。そこから北原さんが思い起こしたのは、幼い頃に父と釣りに出かけた海にいたカモメと、東日本大震災の4年後に訪れた女川で乗った船で見たカモメの記憶でした。女川では、「とにかく現地へ行ってみる」という行動が正しいのか迷っていたという北原さん。それでも現地の方々が温かく受け入れてくれたことと、その直後に目にしたカモメの悠然と飛ぶ姿が深く印象に残っていたそう。生き生きとしたカモメが描かれたテキスタイルからは、力強い羽音や爽やかな風が伝わってくるようです。
コットンリネンのしっかりした生地でできたバッグは、小サイズは雑誌やA4サイズのファイルを持ち歩くのにデイリー使いにぴったり。大サイズは荷物が多いときや旅行に出かけるときにも使えます。
トートバッグ・ウミトカモメ
(小)3,462円(税込)
(大)4,379円(税込)
北原さんが夏向けのテキスタイルを作ろうとしていたとき、イタリア旅行に出かけていた大戎さんから届いたカモメの写真がイメージソースに。そこから北原さんが思い起こしたのは、幼い頃に父と釣りに出かけた海にいたカモメと、東日本大震災の4年後に訪れた女川で乗った船で見たカモメの記憶でした。女川では、「とにかく現地へ行ってみる」という行動が正しいのか迷っていたという北原さん。それでも現地の方々が温かく受け入れてくれたことと、その直後に目にしたカモメの悠然と飛ぶ姿が深く印象に残っていたそう。生き生きとしたカモメが描かれたテキスタイルからは、力強い羽音や爽やかな風が伝わってくるようです。
コットンリネンのしっかりした生地でできたバッグは、小サイズは雑誌やA4サイズのファイルを持ち歩くのにデイリー使いにぴったり。大サイズは荷物が多いときや旅行に出かけるときにも使えます。
トートバッグ・ウミトカモメ
(小)3,462円(税込)
(大)4,379円(税込)
生地でハンドメイドも可能。好きな絵柄を心ゆくまで楽しんで
nonohananoteにはほかにも、遊び心感じるポーチなど、楽しい小物がたくさん。また、ご紹介したアイテムと同じ生地で服やバッグといった別のアイテムも作られているほか、生地の状態での販売もあり、ハンドメイドを楽しむことも可能です。さらに、テキスタイルの誕生の背景にある思い出や、その絵柄とリンクする物語が綴られたブックレットもあり、好きな絵柄の世界により深く触れることもできますよ。
穏やかな気持ちにしてくれるような、優しい絵柄のテキスタイルの服や小物。心惹かれるものがあった方は、ぜひ公式オンラインショップやSNSをチェックしてみてください。
穏やかな気持ちにしてくれるような、優しい絵柄のテキスタイルの服や小物。心惹かれるものがあった方は、ぜひ公式オンラインショップやSNSをチェックしてみてください。
photo / nonohananote(ののはなのーと)
nonohananote(ののはなのーと)