おうち時間がもっと好きになる。北欧スタイルインテリアを叶える部屋づくりのアイデア

ここからは、著者が北欧を旅して学んだという北欧インテリアの基本を学んでいきましょう。住まいのベースとなる部分のレイアウト術や色・デザインを積極的に取り入れるアイデアを何度もリノベーションを重ねたという自邸でどのように実践しているのかも掲載されています。

まず最初に紹介されているのが、住まいのベースは「白」がおすすめだということ。建具や窓枠は白が定番で、差し込む光を反射して明るさを膨大させてくれる白の窓枠は、北欧の家庭に不可欠なエッセンスだそう。日差しを効率的に取り込む知恵ですね。
また、色鮮やかな暮らしのアイテムが多いのも北欧スタイルの定番で、それらを生かすためにもお部屋のベースは白が好ましいようです。例えば、こちらのキッチンの場合は日常使いのカトラリーは可愛らしく収納し、カラフルな調理器具はあえて見える場所に配置。置いてあるだけでおしゃれな空間に早変わりしますね。

こちらのセクションでは、灯りに関するアイデアが紹介されています。例えば、キャンドルは同系色のものを複数まとめて灯すのが良いのだとか。著者が実際に愛用しているキャンドルホルダーや照明器具もたくさん掲載されています。より快適な暮らしへと導いてくれる画期的なアイテムも載っているので、購入する際の参考にしてくださいね。

みんなで食卓を囲むときのおもてなしには、温かい料理を一品だけ提供するのが北欧流だそう。スープやオーブン料理が主流で、特に失敗の少ないサーモンスープが人気とのこと。以前、著者がフィンランド大使から教えてもらったという貴重なレシピも紹介されています。スープボウルは柄の異なるものを用意し、ゲストに好きなものを選んでもらうのが一般的みたいですね。ほかにも、食卓に並べるとより華やかなムードを演出できるアイテムが多数紹介されていますよ。

『日本の住まいで楽しむ 北欧インテリアのベーシック』（パイ インターナショナル）には今回ご紹介したテーマ以外にも、自然の取り入れ方や色との付き合い方、さらにはリノベーションで実践したアイデアなど、空間づくりのヒントが多数掲載されています。

おうち時間の増加で、自宅を見直す機会が増えた今。そして季節も移ろう時期、模様替えや引越しを予定されている方も多いのではないでしょうか。自宅で過ごす時間がもっと好きになる、温もりあふれる北欧スタイルを取り入れてみませんか。