ワインボトルのコルク栓を再生し、新たな息を吹き込む「TOKYO CORK PROJECT」
- 公開:2016.9.23
- インテリア・生活雑貨
ワインボトルのコルク栓を集めて再生し、ポットスタンドやコースター、スツールなどのさまざまなアイテムを生み出している「TOKYO CORK PROJECT(トーキョーコルクプロジェクト)」。多くの行程や人の手によって新たに生まれ変わるコルク製品たちに、注目が集まっています。
「TOKYO CORK PROJECT」とは
日本の各地で日々沢山のワインが楽しまれていますが、そのおよそ3分の1を東京が消費しているとのこと。そんな東京という日本の大都市で、ワインボトルの栓に広く使用されているコルクを収集・再資源化して再び生活の中に取り入れていこうとスタートしたプロジェクトが「TOKYO CORK PROJECT(トーキョーコルクプロジェクト)」です。
コルク栓が集まる。何かが生まれる。
飲食店などに、回収BOXを設置。
ワインを飲んだあとに出るコルク栓を、入れてもらいます。
おかげさまで、プロジェクトの想いに賛成いただけるお店は、
650店以上にも広がりました。
ワインを愛する東京が、コルクという資源を循環させ、
サスティナブルな社会に向けて貢献すること、
このプロジェクトがその大きな力となることが、私達の願いです
飲食店などに、回収BOXを設置。
ワインを飲んだあとに出るコルク栓を、入れてもらいます。
おかげさまで、プロジェクトの想いに賛成いただけるお店は、
650店以上にも広がりました。
ワインを愛する東京が、コルクという資源を循環させ、
サスティナブルな社会に向けて貢献すること、
このプロジェクトがその大きな力となることが、私達の願いです
コルクが生まれ変わるプロセス
使用済みコルクが生まれ変わる行程には、たくさんの人の手が関わっています。まずは収集されたコルクを洗浄・分別。その後粉砕して圧縮し、固形化されたものをブロック、ボード、シートなどの加工しやすい形状に切断します。そうして新たに息を吹き返したコルクたちは、そこからさまざまなプロジェクトへと落とし込まれ、ふたたび暮らしの中へと戻って来るのです。
やわらかコルクのポットスタンドやコースター
こちらは、やわらかなコルクが使用されているポットスタンドやコースターです。バゲットにクロワッサン、カンパーニュ、やまがた、4つの種類のデザインがかわいらしいパンシリーズ。テーブルやキッチンに置いておくだけでもなんだか心が和みます。
ポットスタンドとコースターには、パンシリーズの他にもさまざまなグラフィックがデザインされたものも。あたたかみにあふれ、どんなデザインでもどこか気持ちをほっこりさせるのは、コルクの最大の魅力なのかもしれません。使用している際に汚してしまった場合は、濡らした布で拭き取ったり軽く水洗いをすることも可能です。
POT STAND/1,026円(税込)~
COASTER/378円(税込)~
POT STAND/1,026円(税込)~
COASTER/378円(税込)~
シャンパンコルクをイメージしたスツール
ひとつひとつ職人さんの手で作られているスツールは、まさにシャンパンコルクをモチーフにしたもの。洗浄されて粉砕や圧縮の加工を施された使用済みのコルクたちが、もとの姿をイメージしたインテリアとなって生活に溶け込みます。
STOPPER STOOL WHITE/41,040円(税込)
STOPPER STOOL WHITE/41,040円(税込)
今後も大注目のプロジェクトです
コルクは弾力性や保湿性に優れていて、ほぼ水を通さないけれどわずかに通気性があるという類稀な特徴を持っています。また、原料となるコルク樫は日本では育てられないとのこと。コルクの再生は、今の東京でコルク製品を作る唯一の方法なのです。その裏側のストーリーを知ると、「TOKYO CORK PROJECT」のコルク製品がもっともっと愛情深いものに感じられますね。これからも生み出されるであろう数々のプロジェクトから目が離せません。
TOKYO CORK PROJECT