本革やプラスチック製品とは異なる独特の質感。透明の生革を使った「bon born」の革小物
- 公開:2021.1.23
- ファッション
東京・浅草のアトリエで革のバッグや財布、アクセサリーなどを制作するブランド「bon born(ボンボーン)」。その最も大きな特徴は、透明の「生革(きかわ)」を使用していること。本革でありながらも透け感があり、クリア素材の製品とは一味違うアイテムを、あなたも手にしてみませんか?
デザイナーの一瀬さんが立ち上げた革製品ブランド
東京の浅草にアトリエを構える革製品ブランド「bon born(ボンボーン)」。透明な豚の革「生革(きかわ)」を使用したアイテムを、職人が一つひとつ制作しています。
ブランドの代表者でデザイナーも務めているのが、一瀬美月さん。イギリス・ロンドンの芸術大学、セントラル・セントマーチンズとロンドン・カレッジ・オブ・ファッションで革制作を学んだ方です。
もともとファッションやアクセサリー制作に興味があり、1年目のアートやデザインの基礎を学ぶコースではさまざまな素材で作品づくりを行っていました。そして2年目以降に進む学部の入学試験を受けると、ファッションの学科であるロンドン・カレッジ・オブ・ファッションのレザーコースからオファーが。ほかのコースとも少し迷いながらも、たくさんの作品を見ている先生が誘ってくれたからとオファーを受けてレザーコースに進学。そこで革に触れるうち、よりその魅力に惹かれていったそう。
ブランドの代表者でデザイナーも務めているのが、一瀬美月さん。イギリス・ロンドンの芸術大学、セントラル・セントマーチンズとロンドン・カレッジ・オブ・ファッションで革制作を学んだ方です。
もともとファッションやアクセサリー制作に興味があり、1年目のアートやデザインの基礎を学ぶコースではさまざまな素材で作品づくりを行っていました。そして2年目以降に進む学部の入学試験を受けると、ファッションの学科であるロンドン・カレッジ・オブ・ファッションのレザーコースからオファーが。ほかのコースとも少し迷いながらも、たくさんの作品を見ている先生が誘ってくれたからとオファーを受けてレザーコースに進学。そこで革に触れるうち、よりその魅力に惹かれていったそう。
透明感と趣きのある質感が魅力の「生革(きかわ)」
そんな一瀬さんが着目し、主に使うようになったのが生革です。
本革製品に使われる豚革や牛革は通常、皮を鞣し(なめし)剤で処理することで、バッグなどの素材の革として使えるようにしています。それに対し、こちらの透明のものは豚の皮を乾燥させ、鞣しとは別の処理を施したもの。一般的に「生皮(きがわ)」とも呼ばれ、和太鼓や武具などにも使用されています。
bon bornが採用しているのは、油脂や別の薬剤を使用した処理が行われた素材で、上記の和太鼓などに使用されているものとも少し異なるのだそう。それと区別し、ブランドでは「生革」と呼んでいるそうです。
本革製品に使われる豚革や牛革は通常、皮を鞣し(なめし)剤で処理することで、バッグなどの素材の革として使えるようにしています。それに対し、こちらの透明のものは豚の皮を乾燥させ、鞣しとは別の処理を施したもの。一般的に「生皮(きがわ)」とも呼ばれ、和太鼓や武具などにも使用されています。
bon bornが採用しているのは、油脂や別の薬剤を使用した処理が行われた素材で、上記の和太鼓などに使用されているものとも少し異なるのだそう。それと区別し、ブランドでは「生革」と呼んでいるそうです。
一瀬さんが考える生革の魅力は、「通常のレザーにはない透明感と、プラスチックにはない有機的な質感」。たしかに透明の革製品は、ほかではなかなか見つけられないのではないでしょうか。そして、透明といってもガラスやプラスチックなどとは違う、少し靄がかかったような表情には独特の趣きがあります。
また、使い込んで柔らかくなるような経年変化はあまりないものの、ヌメ革のように日に焼けたり、湿度で少しかたさが変わったりします。天然の素材ならではの繊細な質感の変化が感じられるのも大きな特徴です。
また、使い込んで柔らかくなるような経年変化はあまりないものの、ヌメ革のように日に焼けたり、湿度で少しかたさが変わったりします。天然の素材ならではの繊細な質感の変化が感じられるのも大きな特徴です。
生革の窓から中身が見えるコインケース
それでは、bon bornで展開されているアイテムをご紹介します。
ひとつめの生革アイテムとして小物を使ってみたい方におすすめなのが、こちらのコインケース。牛ヌメ革の本体の中央に大きな窓のように生革があしらわれており、小さく刻印された犬の骨のロゴマークもポイントです。
ファスナーを開けなくても、生革の部分から中身を確認することができます。控えめな透け感なので、お金がくっきりと見えてしまうことに抵抗があるという方でも使いやすいアイテムです。
Window Coin Case
カラー:Natural/Black
10,780円(税込)
ひとつめの生革アイテムとして小物を使ってみたい方におすすめなのが、こちらのコインケース。牛ヌメ革の本体の中央に大きな窓のように生革があしらわれており、小さく刻印された犬の骨のロゴマークもポイントです。
ファスナーを開けなくても、生革の部分から中身を確認することができます。控えめな透け感なので、お金がくっきりと見えてしまうことに抵抗があるという方でも使いやすいアイテムです。
Window Coin Case
カラー:Natural/Black
10,780円(税込)
シンプルな生革のベルト状ブレスレット
装いのさりげないポイントになるのが、続いてのブレスレット。生革に金具を取り付けたベルト状のアイテムです。
金具以外は生革のみというシンプルな作りで、生革の透明感が存分に活かされています。袖からチラリとのぞいたとき、不思議な質感がたくさんの人の視線を集めそう。
Transparent Leather Bracelet
カラー(金具):Gold/Silver
5,280円(税込)
金具以外は生革のみというシンプルな作りで、生革の透明感が存分に活かされています。袖からチラリとのぞいたとき、不思議な質感がたくさんの人の視線を集めそう。
Transparent Leather Bracelet
カラー(金具):Gold/Silver
5,280円(税込)
生革と牛シュリンクレザー、2つの質感を楽しめるバッグ
生革と牛革を職人が編んで繋いだバッグは、装いの主役にもなるアイテム。透け感のある生革と、牛革の表面を収縮させて細かなシワのようなシボを出したシュリンクレザーが、互いの質感を引き立て合い独特の存在感を放ちます。
ストラップは取り外しが可能で、斜め掛けか手提げの巾着バッグになる2WAY仕様。カジュアルな服装からちょっとしたお出かけにも合わせることができます。
Transparent Bucket Bag
48,400円(税込)
カラー:Black/Brown
ストラップは取り外しが可能で、斜め掛けか手提げの巾着バッグになる2WAY仕様。カジュアルな服装からちょっとしたお出かけにも合わせることができます。
Transparent Bucket Bag
48,400円(税込)
カラー:Black/Brown
貴重な生革のアイテムに触れて
生革は現在、生産者の高齢化や需要の低下などにより、製造している業者が少なくとても貴重なものとなっています。一瀬さんは、「ブランドのアイテムを通してその魅力を人々に伝え、生革の生産を支えることに繋がれば」と考えているそう。あなたもひとつ手にして、ほかにはない透明の革の質感を楽しんではいかがでしょうか?
bon bornにはほかにも、牛革を使ったマスク用のボックスやブレスレットがあります。公式オンラインショップや、取扱店舗の蔦屋書店奈良店・高知店にてご購入が可能で、気になる方はぜひチェックしてみてください。
bon bornにはほかにも、牛革を使ったマスク用のボックスやブレスレットがあります。公式オンラインショップや、取扱店舗の蔦屋書店奈良店・高知店にてご購入が可能で、気になる方はぜひチェックしてみてください。
photo / bon born
bon born(ボンボーン)