会員登録

ログイン

  • Facebook
  • Twitter
  • Sheage公式インスタグラム
  • インテリア・生活雑貨
  • ファッション
  • アクセサリー
  • コスメ・ビューティー
  • グルメ・食
  • アート・カルチャー
  • 旅行・お出かけ
  • ライフスタイル

暮らし方、人や自然への接し方を考える今。小さな商店が大きく描く自然と共存する未来

暮らし方、人や自然への接し方を考える今。小さな商店が大きく描く自然と共存する未来

暮らし方、人や自然への接し方を考えさせられる出来事が次から次へと起こる2020年。今こそ心を強く持っていたいもの。まず自分は何ができるのか、少しずつでも、小さなことでも始めたい。そんな気持ちに寄り添ってくれるのが、東京・上目黒にある小さなお店「siki(シキ)」です。

季節のものを食べて、四季を感じながら暮らしを楽しもう

暮らし方、人や自然への接し方を考える今。小さな商店が大きく描く自然と共存する未来

近所の散歩中に新しくできたお店を見つけました。中を覗くと、目に鮮やかな緑の葉物野菜や美しい橙色をのせた柑橘…ここは八百屋?いや、よく見るとパンや雑貨、日用品なども並んでいます。

暮らし方、人や自然への接し方を考える今。小さな商店が大きく描く自然と共存する未来

お店の名前は「siki(シキ)」。春夏秋冬の四季を感じながら、美味しい食べ物を食べて、暮らしを楽しもう、そしてこれからも四季を感じられるようにという想いが込められているそうです。

東京都の非常事態宣言day1の4月7日にオープン

暮らし方、人や自然への接し方を考える今。小さな商店が大きく描く自然と共存する未来

お店がオープンしたのは、東京都の非常事態宣言day1の4月7日。
「こんな時だからこそ、美味しくて地球と身体に優しい食べ物を食べてほしい。そう思って予定通り開店しました」と、朗らかな笑顔を向けてくれたのは店主の池田さん。

元々、自然栽培の八百屋さんだったこのスペース。池田さんはその八百屋さんの馴染み客で、ここでワークショップを何度か開いたこともあったとか。そして閉店することを聞き、場所を引き継ぐことになったそうです。

暮らし方、人や自然への接し方を考える今。小さな商店が大きく描く自然と共存する未来

「前の方が取り扱っていたものを継続しつつ、人と地球に優しいものというコンセプトで新しい作り手の野菜や食品 、私が好きな雑貨、日用品を扱っています」との言葉とおり、店内には見るからに新鮮でおいしそうな野菜、鎌倉からやってきたパン、東京の青梅市で採れたはちみつ、日本各地で作られたこだわりの調味料、作家ものの器、みつろうラップ…...そして今日は、見た目に「夏」を楽しんでほしいと池田さんがセレクトした涼し気なかごバッグが仲間入り。池田さんの小さなお子さんからは「なんでもや」と命名されたそうです。

暮らし方、人や自然への接し方を考える今。小さな商店が大きく描く自然と共存する未来

店主・池田さんのセンスと想いがつまった「なんでもや」。私にとっては、こんなに心躍る空間は久しぶり。自粛中で漠然とした不安のなか、各地で大切に作られたものやその背景に思いを馳せるだけで、わくわくしたことを覚えています。

見るだけでときめく商品に楽しい会話、心弾むひと時

暮らし方、人や自然への接し方を考える今。小さな商店が大きく描く自然と共存する未来

棚にあるお茶碗をなにげなく手にした私に、店主の池田さんが声をかけてくれました。その作家である佐々木好正さんのこと、器の選び方は直感が大事だということ、昔にテレビ番組『スマスマ』の料理コーナーで使われていたことなど、饒舌で小気味よい会話。
そこから野菜の産地やおすすめのレシピなど、聞けばなんでも答えてくれます。
上写真の手前に写っているお花は、パクチーの花。「香りがよくて、飾りながら食べられる優秀なお花。一緒にパクチーサラダにしてみるのもいいですよ」と聞くと、華やぐ食卓が目に浮かびます。

暮らし方、人や自然への接し方を考える今。小さな商店が大きく描く自然と共存する未来

生命力溢れる野菜や果物の色味は、例えようもないほど美しいですよね。自然栽培で作られたレモンは皮まで風味豊か。皮を刻んで薬味として使ったり、サラダに少し足してアクセントにしたり、パンに蜂蜜をぬって散らしても爽やかでおいしそう。

暮らし方、人や自然への接し方を考える今。小さな商店が大きく描く自然と共存する未来

木の香りに癒されるバターナイフは一つひとつ手作り。ピーナッツバターやジャム、柚子胡椒や味噌など、ちょこっとすくうのに便利です。添えてあるだけで食卓が温かくなります。
その下にあるのは、オリジナルのタマネギ染めの布物たち。池田さんが、淡路島の自然栽培タマネギで染めています。
「自然のものをわけてもらい手をつかって作ることは、なんだか原始的のような、気持ちがスッとします。ほんの少しわけていただきありがとうございます、と自然に感謝もして作っています」と池田さん。

まるで昔からの友達と話しているような、心弾むひと時。その時期は友人と会って話すことがほぼなかったので、そのやりとりがとても楽しく、気持ちが軽くなった気がしました。

Think globally,act locally!sikiは地域密着型

暮らし方、人や自然への接し方を考える今。小さな商店が大きく描く自然と共存する未来

ニラ、セリ、ラディッシュ、空豆、スナップエンドウ、らっきょう。これらはすべて農薬や化学肥料に頼らず、植物性堆肥や土の中の微生物の力と共に、自然に寄り添って作られたもの。
オーガニック野菜というと、手をかけて作られるゆえに高いというイメージがありますが、sikiで売られている野菜の価格は良心的。聞けば、野菜で利益を出そうとは思っていないとのこと。

「オーガニック=高いだけのものにしたくないんです。自然に寄り添って丁寧に作られているものを、できるだけ日常的に取り入れてもらいたい。そして、そういう野菜を作っている農家さんを応援したいんです」と、池田さんは言います。

暮らし方、人や自然への接し方を考える今。小さな商店が大きく描く自然と共存する未来

農薬や化学肥料に頼らずに育てられた野菜を食べることは、身体に優しいのはもちろん、作り手である農家さんを応援することになります。そうした自然農法がもっと広がれば、微生物が豊富な肥沃な大地が広がる。また、土を通って海に流れ込む水も綺麗になり、海に還元される。空から降ってくる雨も、きっと綺麗になる。そうやって循環すれば、私たちが住む環境もより心地良くなるはず。

「自分一人の行動は小さな動きかもしれませんが、集まれば大きな動きになります。地球規模で物事を捉え、日常的な生活の中で、できることから少しずつでもいいから行動したいものです。Think globally,act locally!(地球規模で考え、地域で行動しよう)sikiはこれからも地域密着型で営業していきたいと思っています」と、力強く語ってくれました。

買い物は選挙。知って自ら選ぶことが大事

暮らし方、人や自然への接し方を考える今。小さな商店が大きく描く自然と共存する未来

池田さんの言葉で印象深かったのが「普段の買い物も選挙と同じ」という言葉。

「どこのお店で、誰から買うのか、自分のお金がどこに、誰に還元されるのか。 そういうことを考えながら買い物をすると気持ちが良いです。そして生活にハリがでて自信もつく。 自分がいいなと思う作り手を応援できますしね。ね、選挙に似ていませんか? 私もしっかりとマニフェストを更新しながら、実行力をもってお店を営業しないとな、と思っています。」

スーパーで深く考えずに商品をかごに運ぶ私は、その言葉にハッとしました。作り手や自然に感謝して、選んで手にすると、それがより特別なものになります。少し意識をめぐらせるだけで思い入れや扱い方が変わってくる、選んだものに責任を持つようになる。それは丁寧に生きること、シンプルかつ大切なことを思い出させてくれました。

暮らし方、人や自然への接し方を考える今。小さな商店が大きく描く自然と共存する未来

池田さんのマニフェストのひとつが「ゼロ・ウェイスト」(ごみをゼロにする)。
スケールの上にあるのは、色鮮やかな切り干し人参。黄色人参と金時人参を、熊本の農家さんが天日で干して送ってくれたそうです。

こんなふうに食品はできるだけ量り売りにして、買い物袋はマイバッグなど何回も使えるものに。瓶詰めのものは、使用済みの瓶を回収して再利用する。葉物野菜も、可能な限りまとめて送ってもらい、店頭で新聞紙に包んで販売。「葉物は乾燥しやすく、これから暑くなるのでなかなか難しい面もあるのですが…どこまでできるか、どこまでチャレンジできるかワクワクもしています」と、目を輝かせます。

体中に力がみなぎる、自然農法の味を試せるお弁当

暮らし方、人や自然への接し方を考える今。小さな商店が大きく描く自然と共存する未来

コロナ禍でなければ、本当は畑に行って実際に目で見て手で触れたことを伝えたいと言う池田さん。それが叶わぬ今、野菜のおいしさを分かりやすく伝えるべく考えたのが「お弁当」。お店で販売している野菜と卵に、玄米ごはんと昔ながらの酸っぱい梅干しをつめて提供しています。

素材そのもののおいしさを引き出すように作られた、その味は絶品。生命力みなぎる野菜は味が濃く、それでいてやさしい味わい。野菜がこんなに豊かな味だったなんて、驚くほどです。噛みしめるたびに身体が元気になるような、心が満たされるような、命をいただくとはこういうことだなと改めて感じました。

お弁当¥800 玄米ご飯¥200 野菜と卵のおかず¥600(すべて税込)
*容器持参の方は50円引き(写真は持参のもの)

暮らし方、人や自然への接し方を考える今。小さな商店が大きく描く自然と共存する未来

ここから世界が変わるかもしれない。そう思わせてくれる小さな八百屋sikiは、生活に寄り添いながら「大切な何か」を、東京・上目黒から発信し続けます。

今回のパンデミックで、一変した私たちの生活。より暮らしに、食に、自然に、環境に目が向いたのではないでしょうか。まずは、身近にできることから考えてみませんか。きっと、必ず、より良い未来につながるはずです。

photo / siki

siki(シキ)
東京都目黒区上目黒5-32-4
営業時間:火〜金/10:30~18:00 土/13:00~18:00
定休日:日・月・祝日

https://www.instagram.com/siki_glocal/

※掲載内容は記事公開時点のものです。最新情報は、各企業・店舗等へお問い合わせください。
内容について運営スタッフに連絡

素敵だなと思ったらぜひシェアを

おすすめ情報