会員登録

ログイン

  • Facebook
  • Twitter
  • Sheage公式インスタグラム
  • インテリア・生活雑貨
  • ファッション
  • コスメ・ビューティー
  • グルメ・食
  • アート・カルチャー
  • 旅行・お出かけ
  • ライフスタイル
  • サステナビリティ

水や氷の影が美しく透ける。卵の殻のように薄くソフトな質感のグラス「エッグシェル」

江戸時代から明治にかけて作られていた、まるで卵の殻のように薄い器「卵殻手(らんかくで)」。有田焼の窯元「やま平窯(やまへいがま)」には、それを独自の技術で再現した「エッグシェル」のシリーズがあります。ふわりと柔らかな質感を帯びた、ほかにはない繊細なグラスにぜひ触れてみてください。

水や氷の影が美しく透ける。卵の殻のように薄くソフトな質感のグラス「エッグシェル」

独自の技術を活かし、人を笑顔にする有田焼を作る「やま平窯」

水や氷の影が美しく透ける。卵の殻のように薄くソフトな質感のグラス「エッグシェル」

佐賀県の有田町にある「やま平窯(やまへいがま)」。有田焼の窯元「山庄窯」の二男・山本平作さんが戦後に独立して創業して以来、業務用食器を手がけてきました。コンパクトに収納できることや食洗機でも洗える強さなど、業務用で求められる機能を実現させてきた技術や経験を活かし、シンプルでありながらも驚きがあり、人々を笑顔にするような器を作ることを目指しています。

江戸時代後期に人気を博した「卵殻手」の器を再現

水や氷の影が美しく透ける。卵の殻のように薄くソフトな質感のグラス「エッグシェル」

職人たちが手間を惜しまず生み出すさまざまな器のなかでも特に注目は「エッグシェル」のシリーズです。

エッグシェルとは、江戸時代後期から主にヨーロッパに輸出され人気を博した「卵殻手(らんかくで)」という器の海外での呼び名です。非常に高度な技術が必要で、作ることができる職人はごくわずかだったそう。1900年頃に一度途絶えてしまったものの、約100年が経った今復活させる窯元も出てきています。

やま平窯のエッグシェルは、その卵殻手を原型とし、独自の技術で作り上げられたもの。光を透かす陶土を改良し、釉薬をかけずに焼くことで、1mmにも満たない薄さの非常に軽い器となっています。

驚くほど薄く繊細で、柔らかな質感

水や氷の影が美しく透ける。卵の殻のように薄くソフトな質感のグラス「エッグシェル」

エッグシェルの陶土はガラス質を多く含み、一般的な陶土よりも粒子が細かく白いのが特徴。それがごく薄いグラスになっているので、光にかざすとなかの水や氷の影が透けて見えるほど。赤ワインや果実酒など色のある飲み物を注ぐと、淡く色づいた柔らかな姿が食事のシーンを彩ってくれます。

水や氷の影が美しく透ける。卵の殻のように薄くソフトな質感のグラス「エッグシェル」

手に持ってみるととても軽く、まるで繭のようにふんわりと温かみを感じる質感。金が施された薄い縁は口当たりがやさしく、飲み物の香りや味わいを楽しませてくれます。

さまざまな飲み物に合った豊富なバリエーション

水や氷の影が美しく透ける。卵の殻のように薄くソフトな質感のグラス「エッグシェル」

エッグシェルのなかでも、まず手にしたいのが「エッグシェルスタンダード」。
白さとソフトな質感が活かされたシンプルなグラスが豊富なシリーズです。繊細さが際立つ美しいシルエットは、飲み物の風味を引き出すものでもあります。

写真は左から、ウィスキーや焼酎のロック・水割り向けの「ロック」。
すっと細長い「タンブラー」は、ビール・冷茶・ジュースといったあらゆる飲み物に使いやすいスタンダードな形。写真はLサイズで、ほかにSS・S・Mサイズがあります。
丸みを帯びているのは「Kaori」。口がつぼまっていて香りが立ちやすいので、ワインや日本酒におすすめ。こちらも写真はLサイズで、ほかにSとMの展開です。
下に向かって少し細くなった「ピルスナー」は、タンブラーのラインが少し曲線を帯び、女性にも持ちやすい形となっています。

水や氷の影が美しく透ける。卵の殻のように薄くソフトな質感のグラス「エッグシェル」

こちらの3つは、ワイングラスの「スパークリング」。写真左から、それぞれローマ字の「S」「K」「U」をイメージしたという少し個性的なシルエット。少しだけ特別な雰囲気と、脚がなくコップ感覚で使える気軽さを合わせもっています。
どれも下方に膨らみがあり、ワインと空気が接触しやすく香りも留めやすい形状。そのおかげで、口に含むときに香りをより感じやすくなります。

水や氷の影が美しく透ける。卵の殻のように薄くソフトな質感のグラス「エッグシェル」

凹凸が印象的な「ビアグラス」(写真左側の2つ)と「スパークリング」(右側の2つ)も。
上に向かって沿ったラインの花が開くようなシルエットは、菊の花弁のように仕上げた「KIKUWARI(菊割)」。グラスの丸みを多面的にそぎ落としたような面取り形状は「MENTORI(面取り)」と名づけられています。
どちらも側面の凹凸が泡立ちを促すので、まさにビールやスパークリングワイン、シャンパンにぴったりです。

シンプルで美しいデザインと、お酒を楽しめる形をしたグラスは、お酒が好きなお父さんへの父の日の贈り物にもおすすめ。

エッグシェルにワンポイントを加えたデザインも

水や氷の影が美しく透ける。卵の殻のように薄くソフトな質感のグラス「エッグシェル」

エッグシェルシリーズはほかにも、日本の伝統的な模様を立体で施した「文様」、草花を描いた「シルエット」、色鮮やかな脚のついた「ワイン・シャンパン」、黒も用意された「デザートカップ」などのシリーズがあります。
それ以外にも、やま平窯ではさまざまなデザインの器が作られていますよ。

オンラインショップやギャラリーショップ、全国の取り扱い店舗から購入可能です。気になる方はぜひチェックしてみてください。

photo / やま平窯

やま平窯

ギャラリーショップ
佐賀県西松浦郡有田町桑古場乙2267-1
TEL:0955-42-2459
営業時間:平日 8:00~17:00/土日祝10:00~17:00
定休日:なし

https://yamaheigama.co.jp/

この記事を書いた人

ゆりか 東京生まれ、静岡育ち、横浜在住。文章を書く仕事への夢を諦めきれず、商社勤務から転職しました。想いを込めて作られたものや長年受け継がれてきたものなどに心惹かれ...

このライターの記事をみる

※掲載内容は記事公開時点のものです。最新情報は、各企業・店舗等へお問い合わせください。
内容について運営スタッフに連絡

関連記事