自分へのご褒美に、記念日の贈り物に。四国の自然の恵みと職人技がつまった『HIYORI』の和三盆を
- 公開:2018.2.27
- グルメ・食
みなさん、『和三盆』を知っていますか?それは四国のサトウキビから作られる上質なお砂糖の名前であり、それを固めた繊細な口どけの干菓子のことでもあります。その和三盆を、伝統の製法を守りながら作っている「日和制作所」と、その干菓子『HIYORI』をご紹介します。
四国の特別な和三盆だけで作られた、贅沢な干菓子
やさしい色合いと、繊細な形。思わずうっとりしてしまいそうなこちらの干菓子が、四国の和三盆を原料としたお菓子の企画・制作を行っている日和制作所の『HIYORI』です。
そもそも和三盆とは一体何なのでしょうか?それはお砂糖の種類を指し、またそのお砂糖を原料とした干菓子のことでもあります。お砂糖の和三盆は、主に徳島や香川で栽培される竹糖(たけとう)または竹蔗(ちくしゃ)という品種のサトウキビから作られます。沖縄などのサトウキビとは異なるもので、それらに比べて茎が細いことから、地元では細黍(ほそきび)とも呼ばれているそうです。この細黍でなければ、きめ細かな和三盆にはならないのだとか。
そもそも和三盆とは一体何なのでしょうか?それはお砂糖の種類を指し、またそのお砂糖を原料とした干菓子のことでもあります。お砂糖の和三盆は、主に徳島や香川で栽培される竹糖(たけとう)または竹蔗(ちくしゃ)という品種のサトウキビから作られます。沖縄などのサトウキビとは異なるもので、それらに比べて茎が細いことから、地元では細黍(ほそきび)とも呼ばれているそうです。この細黍でなければ、きめ細かな和三盆にはならないのだとか。
職人さんの手作業で作られる和三盆
細黍から和三盆を作るには、職人さんの手作業による工程がいくつもあります。まずサトウキビから水分を搾り出し、煮詰めてアク抜きをしたものが固まったら、糖(甘い成分)と蜜(苦い成分)に分けていきます。重りをのせて水分を適度に取り除き、手水で水分を足して練るという作業を繰り返し行なうことで、白く、繊細な和三盆が作られるのです。かつては、この作業を盆の上で三度行っていたことから、『和三盆』という名前がつけられたのだそう。今では、より白く繊細なくちどけの和三盆を作るために、その作業を五度も繰り返しています。
繊細な木型も、職人さんの手によるもの
和三盆でもうひとつ特徴的なのが、思わず見入ってしまうような美しい形。
日和制作所の和三盆は、樹齢百年以上の山桜を使用した木型によって成型されています。その木型は、職人さんがノミや彫刻等を使って一つひとつ彫ったものです。型抜きされる和三盆の形は、流し込んだ木型と左右上下が反転します。それを考えながら凹凸を逆に彫るこの作業には、非常に高い技術が必要とされます。
近年の機械化の影響もあり、菓子木型を作っている職人さんは日本で数名、四国にはたった一人しかいないのだそうです。
日和制作所の和三盆は、樹齢百年以上の山桜を使用した木型によって成型されています。その木型は、職人さんがノミや彫刻等を使って一つひとつ彫ったものです。型抜きされる和三盆の形は、流し込んだ木型と左右上下が反転します。それを考えながら凹凸を逆に彫るこの作業には、非常に高い技術が必要とされます。
近年の機械化の影響もあり、菓子木型を作っている職人さんは日本で数名、四国にはたった一人しかいないのだそうです。
そう聞くと、とても貴重で手に届かない和菓子のように感じる方もいるかもしれません。ですが、日和制作所では「もっと身近に感じてもらいたい」という思いをもちながら、和三盆を作っているそうです。
お茶のお供にしたい、繊細でかわいらしい和三盆
日和制作所の和三盆HIYORIには、手に取らずにはいられないようなかわいいものがたくさんあります。
左は、あたたかな瀬戸内海の光景をモチーフにしたという『せとうち日和』。春を感じるやさしい色合いと形で、そのままブローチにしたい…と思ってしまうのは私だけでしょうか?
右は、音楽とコーヒーをイメージした『コーヒーブルース』。いちばん小さな『豆』という和三盆は、よく見るとコーヒー豆の形。口に含めば想像以上にしっかりとしたコーヒーの風味が広がり、一緒にコーヒーを飲みたい!という気分になります。
オリジナル商品の取り扱い店舗は香川県内のほか、東京にもいくつかあります。オンラインショップもあるので、ぜひチェックしてみてください。
せとうち日和 1,080円(税込) コーヒーブルース 1,080円(税込)
左は、あたたかな瀬戸内海の光景をモチーフにしたという『せとうち日和』。春を感じるやさしい色合いと形で、そのままブローチにしたい…と思ってしまうのは私だけでしょうか?
右は、音楽とコーヒーをイメージした『コーヒーブルース』。いちばん小さな『豆』という和三盆は、よく見るとコーヒー豆の形。口に含めば想像以上にしっかりとしたコーヒーの風味が広がり、一緒にコーヒーを飲みたい!という気分になります。
オリジナル商品の取り扱い店舗は香川県内のほか、東京にもいくつかあります。オンラインショップもあるので、ぜひチェックしてみてください。
せとうち日和 1,080円(税込) コーヒーブルース 1,080円(税込)
受け取る側も、贈る側もうれしいギフト対応
日和制作所の公式オンラインショップでは、オーダーメイドのオリジナル和三盆も受け付けています。記念に使用した木型ももらえるといううれしいおまけつきなので、引き出物など、特別な贈り物にいかがでしょうか?
そのほか、既存の商品の色を選べるプチオーダーもあり、こちらは通常の商品と価格が同じとのことなので、気軽にお願いできそうです。
そのほか、既存の商品の色を選べるプチオーダーもあり、こちらは通常の商品と価格が同じとのことなので、気軽にお願いできそうです。
贈り物なら、熨斗のほかオリジナルの刻印やシールを作ってくれるといった対応もされています。プチギフトのラッピングも、和三盆と同様のやわらかなかわいらしい雰囲気で、渡すときにもワクワクしそう。受け取った相手もきっと喜んでくれるでしょう。
注文の受け付けから発送までは、通常商品が一週間程度、オーダー品は一ヵ月程度かかるそう。余裕をもって注文することをおすすめします。
記念日の贈り物に、ときに自分へのご褒美に。香川の自然の恵みと職人さんの技がつまった、HIYORIの和三盆を選んでみてはいかがでしょうか?
注文の受け付けから発送までは、通常商品が一週間程度、オーダー品は一ヵ月程度かかるそう。余裕をもって注文することをおすすめします。
記念日の贈り物に、ときに自分へのご褒美に。香川の自然の恵みと職人さんの技がつまった、HIYORIの和三盆を選んでみてはいかがでしょうか?
photo / 日和制作所
日和制作所(工房のみ)
香川県高松市観光町536-1