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デニムとちりめんが融合。新感覚の着心地を実現した「ko haction」の“デニちり”

古くから日本人に慣れ親しんできたちりめん素材。小池 俊介さんが手掛けるアパレルブランド「ko haction(コハクション)」では、伝統的なその素材をデニムに織り込んだプロダクトを提案しています。職人による技術が活かされた“デニちり”だからこそ味わえる着心地を、ぜひ体験してみてください。

デニムとちりめんが融合。新感覚の着心地を実現した「ko haction」の“デニちり”

実験的なものづくりをするアパレルブランド

「ko haction(コハクション)」の01718awコレクションの洋服を着たモデル

小池 俊介さんがデザイナーを務める「ko haction(コハクション)」は、機能性と遊び心をつくり出す実験的なものづくりに取り組んでいるアパレルブランド。

兵庫県西脇市で栄えた産業・播州織の“先染め糸”と野蚕の一種である黄色のシルク“柞蚕糸(さくさんし)”とを組み合わせて作ったストールや、京都の丹後地方の絹織りと岡山のデニム作りの技術とを掛け合わせて織り上げた“生糸デニム”など、日本の伝統的な産地と連携した素材づくりが「ko haction」の魅力のひとつ。素材の製造工程や造形に新たな可能性を見出し、なかなか他では生み出せないプロダクトの制作を行っています。

「ko haction」と京丹後の共同開発による“デニちり”

「ko haction(コハクション)」の“デニちり”を履いた女性の後ろ姿

中でも特にご紹介したいのが、Shinsuke Koike Design(ko haction)と京丹後の職人との共同開発による新素材“デニちり”。デニムのカジュアルさの中に、古くから着物や風呂敷などに使用されてきたちりめんの魅力を織り込んで、試行錯誤の末にこの新たな素材を完成させました。

「ko haction(コハクション)」の“デニちり”に使われる絹糸

“デニちり”に織り込まれているちりめんは、300年以上の歴史を持つ、京都の丹後半島で作られている『丹後ちりめん』。丹後半島は、ものづくりのまちとして遥か昔から織物業が営まれてきたそうです。長年にわたって発達しながら織り続けられてきたちりめん素材は、全体にできる凸凹のシボ構造から光の乱反射を引き起こし、この素材にしかない独特の立体感を生み出します。

ちりめん特有の縮れにより、適度な伸縮性も

「ko haction(コハクション)」の“デニちり”を履いた女性

今までにない素材感が楽しめる“デニちり”は、一般的なポリウレタンのストレッチデニムとはまた違う、ちりめん特有の縮れによる伸縮機能が備わっています。更にハリ感は意図的に操作されており、身体のシルエットに自然と馴染むのだそう。デニム本来のしっかりとした生地感もありながら、ちりめんの軽やかな空気もより身近に感じることができます。

“デニちり”であなただけのデニムスタイルを

「ko haction(コハクション)」の“デニちり”を履いた女性

春夏秋冬、いつでも着用できるデニムスタイル。やさしくあなたにフィットする着心地は、独自の技術を活かした“デニちり”だからこそのもの。その心地よさをあなたも一度体験してみませんか?

テレビ番組やCM、ミュージックビデオなどへの衣装提供も行っているという「ko haction」。シーズンごとの展示会のほか、日本橋三越本店やジェイアール名古屋高島屋など、百貨店でポップアップストアをオープンさせることもあるそうです。ぜひ情報をチェックして、素材からこだわり抜かれた洋服たちに触れてみてくださいね。

photo / ko haction

この記事を書いた人

ひの 宮城県生まれ。衣装作家。舞台や映画、音楽シーンなどの衣装制作に携わるほか、ゆるゆるとした空気感の日常着も制作している。幼いころから日本舞踊を学び始め、日本の...
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※掲載内容は記事公開時点のものです。最新情報は、各企業・店舗等へお問い合わせください。
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