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旅のあとさき、旅の途中。異国へ想いを馳せる「旅の本屋のまど」

杉並区の西荻窪を散歩中、「のまど」という気になる看板に惹かれて入ってみた一軒。書籍や雑誌のほか雑貨やTシャツも並び、店内では旅に関するイベントを開催することも。いつか旅してみたい国、旅したことのある国の魅力がぎゅっと詰まっています。

旅のあとさき、旅の途中。異国へ想いを馳せる「旅の本屋のまど」

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未知なる国への想像力がふくらみ、旅した国の記憶がよみがえる。

「旅の本屋のまど」の店内

「旅の本屋のまど」は、その名のとおり旅をコンセプトにした本屋さん。店長の川田正和さんが、吉祥寺にあった同店を引き継ぎ、西荻窪に店を構えて9年ほどが経ちます。
陳列は、新刊本と古本を区別することなく、出版社ごとでもありません。「アジア」「中南米」「沖縄」「語学留学本」といったように、エリアや目的別にカテゴリー分けされています。
棚の一つを見てみると、ガイドブックの隣にエッセイ、料理、音楽。そのまた隣には、絵本、映画、スポーツに宗教‥‥。旅とは関係がないように見えるジャンルもどこかで旅とつながっていて、未知なる国への想像力がふくらんだり、旅した国の記憶がよみがえったり。店内のあちらこちらに雑貨も並び、旅への好奇心を刺激します。
「旅という大きなコンセプトの中で、実用的な本だけでなく、その国の文化に触れられるものをそろえています」と川田さん。

こだわらないことにこだわる、自由な発想の品揃え。

「旅の本屋のまど」の自由な品ぞろえの本

よい意味で“ゆるい”ラインナップの根底には、「本を気軽に手にとってほしい」という想いがあるから。とはいえ、決して“川田さんセレクト”というような、個性や主張を前面に出した品揃えではありません。川田さんいわく、「こだわらないことに、こだわっています」とのこと。旅慣れた人も、これから旅へ出ようという人も、店内を一周すれば、気になる本が見つかるはずです。
「たまたま手に取った一冊が、異国を旅するきっかけになったらうれしいですね」。
店内では月に2回ほどのペースで著者を招いたイベントを企画しています。たとえば、お話をうかがった日の翌日は、新刊本の発売記念として「台湾の美味しい料理を食べ歩こう!」というスライドトークショーを開催。こんなイベントに参加したら、同じ国やエリア好きの輪も広がりそうです。

一冊の本で、旅をよりアクティブに、より思い出深いものに。

「旅の本屋のまど」

「旅をコンセプトにした本屋さんをやってみたい」。川田さんが、チェーンの本屋で働いていた頃から抱いていた想いは、旅好きな自身の経験がもとになっています。
「ニューヨークやロンドンに行くと、トラベルブックストアと呼ばれる旅の本屋を街中で見かけます。そういった本屋を日本で開きたいなと思いました」。
トラベルブックストアは、旅への想いを深める場所ともいえます。人々は、旅に出る前や旅のあと、あるいは旅の途中に足を運び、思い思いに本を手に取り過ごしています。きっと、忙しくて旅に行けないときには、各国の本で空想の旅へ出掛けることだってできるはずです。
旅とは非日常的なもの。そして、特別な目的がない旅であったとしても、その時間は人生を豊かにするもの。「旅の本屋のまど」は、そんな旅をよりアクティブに、より思い出深いものにしてくれる存在です。

photo / 酒井 牧子

<旅の本屋のまど>
「のまど」には遊牧民という意味があります。「旅の本屋にこんなにぴったりの名前はない」と、川田さんが初代オーナーから受け継ぎました。遊牧民のように何にも束縛されることなく、自由な発想の品揃えを心掛けてるそうです。

住所:東京都杉並区西荻北3-12-10司ビル1F
電話:03-5310-2627
営業時間:12:00~22:00(日・祝日12:00~21:00)
定休日:水曜

http://www.nomad-books.co.jp/

この記事を書いた人

酒井 牧子 新潟県生まれ。ライター、編集者。編集プロダクション、求人広告の制作会社などを経て2003年よりフリー。会員誌、会社案内、環境報告書、社内報、学校案内、通販カタロ...

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