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むくみ、頭痛、冷え…夏の不調、実はエアコンが原因かも。今すぐできる“冷えすぎ対策”3選

厳しい暑さの続く夏、家でもオフィスでも欠かせないエアコン。しかし、エアコンの使用は知らず知らずのうちに私たちのからだに「見えない冷え」をもたらし、さまざまな不調を引き起こすことがあります。エアコンでからだが冷えることで不調が起こる原因や、今日から実践できる具体的な冷え対策をご紹介します。

むくみ、頭痛、冷え…夏の不調、実はエアコンが原因かも。今すぐできる“冷えすぎ対策”3選

なぜ起こる?エアコン冷えが引き起こす不調のメカニズム

むくみ、頭痛、冷え…夏の不調、実はエアコンが原因かも。今すぐできる“冷えすぎ対策”3選

エアコンによる不調の最大の原因は、自律神経の乱れと、それに伴う血行不良です。

私たちの体温は、暑いときには汗をかいて熱を逃がし、寒いときには血管を収縮させて熱を逃がさないようにするなど、自律神経によって巧妙に調節されています。自律神経には、活動時に優位になる「交感神経」と、リラックス時に優位になる「副交感神経」があり、これらがバランスを取りながらからだの機能をコントロールしているのです。

激しい温度差が自律神経を混乱させる

夏の暑い屋外と、エアコンが効いた涼しい室内とを頻繁に行き来すると、その温度差は時に10℃以上にもなります。このような急激な温度変化にからだが対応しようとすると、自律神経は常に緊張状態を強いられ、バランスを崩しやすくなります。とくに、5℃以上の温度差は、自律神経に大きな負担をかけるといわれています。

体温調節機能そのものが低下

自律神経のバランスが乱れると、体温調節機能もうまく働かなくなります。たとえば、暑い場所にいても汗をかきにくくなったり、逆に寒い場所にいても血管が適切に収縮せず、体温が奪われやすくなったり。また、血管の収縮・拡張のコントロールが鈍くなることで、血圧の変動も起こりやすくなります。

「冷え」は万病のもと:東洋医学の基本的な考え方

「冷え」は、東洋医学では「寒邪(かんじゃ)」と呼ばれます。寒邪が体内に侵入したり、体内で発生したりすると、「気・血・水」の巡りを悪くし、さまざまな臓腑(ぞうふ:内臓の機能)の働きを低下させ、多くの不調を引き起こす原因になると考えられています。まさに「冷えは万病のもと」なのです。

血行不良が引き起こすさまざまなトラブル

むくみ、頭痛、冷え…夏の不調、実はエアコンが原因かも。今すぐできる“冷えすぎ対策”3選

血流が滞ると、体内で発生した疲労物質や余分な水分、老廃物などがスムーズに排出されにくくなります。これらが体内に蓄積すると、次のような不調の原因となります。

むくみ

夕方になると、足がパンパンになるという方は要注意。血行不良やリンパの流れの悪化、さらには自律神経の乱れによる水分代謝の低下などが原因で、余分な水分が細胞と細胞の間に溜まってしまいます。重力の影響で、とくに下半身に症状が出やすいのが特徴です。

頭痛・肩凝り・腰痛

冷えによって首や肩、腰回りの筋肉が緊張して硬直すると、血行が悪化し、疲労物質が溜まりやすくなります。これが、ズーンと重い頭痛や、ガチガチの肩凝り、慢性的な腰痛を引き起こす原因となります。

生理不順・生理痛の悪化

下腹部の冷えは、骨盤内の血行を悪化させ、卵巣や子宮の機能に影響を与えることがあります。その結果、生理不順になったり、生理痛がひどくなったりすることがあります。
これらの症状は、一つだけでなく複数同時にあらわれることもあり、日常生活の質を大きく低下させてしまいます。

今日から実践!エアコン冷え撃退セルフケア

むくみ、頭痛、冷え…夏の不調、実はエアコンが原因かも。今すぐできる“冷えすぎ対策”3選

「エアコンなしでは過ごせないけど、不調は避けたい……」という方のために、今日からすぐに実践できる具体的なエアコン冷え対策をご紹介します。

「首・手首・足首」の3首を温める

「首」「手首」「足首」は、皮膚のすぐ近くを太い血管が通っています。これらの「3つの首」を温めることで、温められた血液が全身を巡り、効率よくからだ全体を温めることができます。

・首
薄手のストールやネックウォーマーを着用する。襟のあるシャツを選ぶのも効果的です。

・手首
七分袖や長袖のカーディガンを羽織る。アームウォーマーもおすすめです。

・足首
レッグウォーマーや靴下を履く。パンツスタイルなら、足首が隠れる丈のものを選ぶとよいでしょう。オフィスでは、ひざ掛けで足元全体を温めるのも効果的です。

温かい飲み物・食べ物を意識する

からだの内側から温めることも、エアコン冷え対策には非常に重要です。

・内側からじんわり温める
飲み物は、できるだけ常温または温かいものを選びましょう。白湯や、からだを温める作用のある生姜湯、シナモンティー、カモミールティーなどのハーブティーがおすすめです。

・からだを温める食材を積極的に摂る
食材にも、からだを温める性質を持つものがあります。生姜、ネギ、ニンニク、ニラ、唐辛子、シナモン、山椒などの香辛料や、香味野菜を上手に取り入れましょう。また、土の中で育つ根菜類(ごぼう、人参、大根、れんこんなど)も、からだを温める効果があるといわれています。

毎日の入浴でリセット&リラックス!バスタイムで血行促進

夏はシャワーだけで済ませてしまいがちですが、是非湯船に浸かる習慣を取り入れましょう。

入浴剤やバスソルトの活用もおすすめです。特に炭酸ガス入りの入浴剤は、血行促進効果を高め、からだをより温めてくれます。また、天然塩やエプソムソルトなどのバスソルトも、発汗を促し、デトックス効果や保温効果が期待できます。好きな香りのアロマオイルを数滴垂らすのも、リラックス効果を高めるのにいいでしょう。

エアコン不調には漢方薬もおすすめ

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日々のセルフケアを試しても、なかなかつらいエアコン冷えの症状が改善しない、あるいはもっと根本的に体質から見直したいという場合には、漢方薬の力を借りるのもひとつの有効な手段です。

夏のエアコン冷えによる不調には、血行をよくしてからだを温め、水分代謝を整えてくれる漢方薬を選ぶとよいでしょう。

漢方薬を選ぶ際の注意点

漢方薬の効果を最大限に引き出すためには、自身の体質や症状に合ったものを選ぶことが非常に重要です。選択には専門的な知識を要するため、自己判断で選ぶのではなく、必ず漢方に詳しい医師や薬剤師、登録販売者に相談し、適切なアドバイスを受けるようにしてください。

賢いエアコン不調対策で、夏を快適に過ごそう

むくみ、頭痛、冷え…夏の不調、実はエアコンが原因かも。今すぐできる“冷えすぎ対策”3選

夏の快適な生活に欠かせないエアコンですが、使い方を誤ると、20代・30代の若い世代であっても、知らず知らずのうちに「エアコン冷え」によるさまざまな不調を引き起こしてしまう可能性があります。

「3首を温める」「エアコンと上手に付き合う」「温かい飲食物を意識する」「毎日の入浴」といったセルフケアは、誰でも今日から始められる効果的な対策です。
自分の体質に合った養生法を実践したり、つらい症状が続く場合には漢方薬という選択肢も視野に入れたりすることで、より根本的な体質改善を目指すこともできます。
自分に合ったケアを見つけて、アクティブで楽しい夏を満喫しましょう。

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監修者
碇 純子(いかり すみこ)
神戸薬科大学大学院薬学研究科、大阪大学大学院生命機能研究科を修了し、漢方薬の作用機序を科学的に解明するため、大阪大学で博士研究員として従事。現在は細胞生物学と漢方薬の知識と経験を活かして、漢方薬製剤の研究開発を行う。
世界中の人々に漢方薬で健康になってもらいたいという想いからオンラインAI漢方「あんしん漢方」で情報発信を行ったり、ヨガインストラクターの資格を活かし、運動面と精神面の指導を行うことで、人々の心身の健康維持に貢献できるよう心掛けている。

保有資格:
・薬剤師
・薬学修士
・理学博士
・ヨガインストラクター

あんしん漢方へのリンク

https://www.kamposupport.com/anshin1.0/lp/?tag=21233zc8shea0130&utm_source=sheage&utm_medium=referral&utm_campaign=250617

この記事を書いた人

tanaka_kanri

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