空間に清々しさと幸運を呼び込む植物とは？風水のプロが教える、運気を上げる切り花＆飾り方＜5選＞

まずは占星術上での星の状況をご説明します。
今年の6月10日から1年間、幸運を司る木星が蟹座に滞在するようになりました。蟹座は、家庭や家族、母性、感情などを象徴する星座です。この木星の移動は、まさに家庭や家族、また周りの大切な人との関わりに深い意味をもたらすため、家庭を中心に据えて心を整えていくことがおすすめです。

ちょうど雨が多く、蒸し暑さも増して家にいる時間も増えそうな時季。まずは、丹念に家中を掃除することで基本的な運気を呼び込みましょう。
さらに、花の力を用いた「花風水」に従えば、どこかふさぎ込みがちな気持ちをリフレッシュさせ、夏に向けたパワーアップ＆チャージを図ることができます。

花や緑には不思議なエネルギーが隠されていて、古くから宗教儀式や祭祀などでも深い重要な役割を担ってきました。
今特におすすめなのが、バラ、ラベンダー、ダリア、マーガレット、ヒマワリなど。手に入りやすく、季節を象徴するような花たちです。花風水の観点でのこれらの力や、取り入れ方についてご紹介します。

まずは、この季節に美しい花を咲かせるバラ。「美」「愛情」の花言葉を持ち、紀元前のフレスコ画に描かれたり、日本では万葉集に詠われたりと古くから愛されてきた花です。

そんな高貴なバラは、運気の入口である玄関に置くことがおすすめ。華やかな真紅のバラは、家の外から呼び込んだ幸運をより強くする働きを持つとされます。さらに、透明感のある白いバラなら、同様に運気を強めながら、邪気を排除してくれる助けとなります。

また、バラの豊かな香りには、人の神経を鎮めて元気を回復する作用もあると考えられています。疲れを持ち帰ることもある私たちにとって、玄関にその香りがあることは大きなメリットです。

「清潔」「優美」などの花言葉があるラベンダー。やさしい香りが、心の安定につながる神経伝達物質・セロトニンを誘発し安眠をもたらすことでも知られる薬草です。

落ち着いた青紫の色も、寝室で睡眠を支える鍵となります。青紫の花を枕元に飾ることで、私たちは一日の疲れを癒すことができ、心地よい眠りへ。花から安らぎの力を受け取って運気を回復し、良い運気の体内循環を図ることもできます。

ラベンダーは、その浄化作用の高さから、ギリシャ神話にも登場する魔術師の女神ヘカテをはじめとした魔女たちに捧げられたというエピソードもある花です。睡眠中に邪気を払い、心身バランスを整えてくれることが期待できます。

初夏から咲き始めるダリア。花の形がボタンにも似ていることからテンジクボタンとも呼ばれる、華やかな多年草です。「華麗」「気品」などの花言葉があり、贈り物にしても喜ばれる花ですが、民間療法では薬草として緩下剤にも用いられてきたという一面もあります。

色とりどりの花のなかでも、黄色のダリアは金運につながります。家庭内の金運を上げたいときには、リビングにダリアの大きな花束を飾ることもおすすめです。その可憐さが、家中の気が集まるリビングのパワーをより良く循環させてくれます。

また、ピンク色は対人関係を良くしてくれ、赤いダリアは仕事運の上昇に期待できます。

太陽のような姿のマーガレット。「予言」「信頼」などの花言葉を持ち、恋占いにも使われます。野生種に近い一重咲のものから八重咲きタイプまで、さまざまな品種があるこちらも、強い開運パワーを持つ花です。

恋愛運をアップさせたいときは、自室にピンク色の品種を飾りましょう。その際、ピンク色と相性の良い東の方角に飾ると、仕事上での人間関係も良好にすることが期待できます。

ちなみに「信頼」「真実の友情」といった花言葉は、ギリシア神話に登場する誕生の守護神・アルテミスに捧げられた花であったことが由来です。慈悲深く、仲間にも信頼されたという彼のエピソードは、まさに人間関係を円滑にするという効果につながるものといえます。

太陽を追い求めるようにして咲くことで、サンフラワーとも呼ばれるヒマワリには「憧れ」「あなただけを見つめる」といった花言葉があります。染料として使われたり、種子は食用にされたりと、日常で役立てられていることが実感しやすい薬草です。実は太陽の象徴や太陽神の紋章として、インカやペルーの人々にも崇拝されたほど高貴な花でもあり、長く珍重されてきた歴史があります。

花風水では、庭に運気の良い花を植えると家全体の運気を活性化させると考えられています。庭にヒマワリを植えることで、その力強いパワーを家全体に行き渡らせることができるでしょう。

家のなかに飾る場合には、金運を支える吉方位とされる西側に配置することで、家全体の金運を底上げ。さらに、金運にまつわる人間関係を改善させるという力強い花です。

それぞれの花の色の意味や隠された力に目を向けてみると、花を取り入れることがきっともっと楽しくなります。「花風水」を上手に取り入れながら、花に癒される暮らしをみてくださいね。