世界中の毛糸と出会える。浅草橋の毛糸専門店「Keito」の魅力!
- 公開:2016.11.9
- ファッション
世界中から集められた2000種類を超える毛糸と出会える、浅草橋の毛糸専門店「Keito(ケイト)」。編み物好きも、未経験者も、ここに行けば毛糸のとりこになってしまう。そんな魅力たっぷりのお店を紹介します。
祖母から母へ、そして娘へ…。何代にも渡って語り継がれる毛糸の温もり
小さい頃、夕焼けに染まる道を母がすっぽりと私の体を包んでくれた手編みのポンチョ。母が亡き後、祖母がほどいてベストにしてくれた。その祖母亡き後、ずっとクローゼットの奥にしまい込んでいたけど、これをほどき、新たな毛糸と組み合わせてマフラーにしてみようかと思い立った...。
「断捨離」もいいけれど、捨てるのではなく、こうして大事に受け継いでいくのも悪くない。そんな手編みの良さを広め、魅力的な毛糸を販売しているのが浅草橋にある「Keito(ケイト)」です。手芸専門の出版社日本ヴォーグ社が、もっと多くの人に編み物を楽しんで欲しいと、4年前にオープンしました。世界の工房を実際に訪ね、集めた約2000種類の毛糸が揃う、まさに編み物の聖地のようなお店です。
「断捨離」もいいけれど、捨てるのではなく、こうして大事に受け継いでいくのも悪くない。そんな手編みの良さを広め、魅力的な毛糸を販売しているのが浅草橋にある「Keito(ケイト)」です。手芸専門の出版社日本ヴォーグ社が、もっと多くの人に編み物を楽しんで欲しいと、4年前にオープンしました。世界の工房を実際に訪ね、集めた約2000種類の毛糸が揃う、まさに編み物の聖地のようなお店です。
世界中から集められた色とりどりの毛糸。見て、触れて、お気に入りを探そう!
取り扱っている毛糸の9割が、アメリカ、イギリス、イタリアをはじめとする海外ブランドのもの。「編んでいる時に“楽しい”と思える毛糸を集めています」と店長の渡辺さん。実際に店内には見ているだけで楽しくなるような毛糸がいっぱい。
たとえば「ミャウコレクション」(写真上)は、猫をイメージした毛糸。毛糸玉の時点で、すでに猫を連想させる色合いですが、これを編むと、本当に猫の柄のような仕上がりに。また、「Wool cord」(写真下)は、直径30センチはありそうな大きな毛糸玉。これ1玉で、素敵なショールを編むことができます。編み物に慣れた人なら3時間もあればショールが完成するそうです。この他、フェアアイル柄で有名なスコットランドの糸「Jamieson's Shetland Spindrift」は200色以上を展開。実際に手に取って購入できるのは日本国内ではKeitoだけ。
Keitoにまつわる本やイベント。暮らしを豊かにするヒントがたっぷり
「Keito」の店内には、毛糸と一緒に本が並べられています。「編み物」と「読書」は、どちらも時間が必要です。”時短”や”効率”が重視される現代においてそれは時代に逆行しているかもしれません。でも、そんな時代だからこそ、ゆっくりと時間をかけ「編んだり」「読んだり」することに価値があるのではないかという思いから、編み物が好きな人が気に入ってくれそうな本を販売することに。その他、編み物のワークショップや、「ながら朗読会」といって、”◯△しながら”お話を聞くことができる朗読会を開催。編み物しながら、糸を紡ぎながら、絵を描きながら、プロの朗読家の声に耳を傾けるゆったりとした時間は、贅沢なひととき。
毛糸をインテリアに?編んで、着て、飾って…可能性は無限大
「Keito」のスタッフはみんな編み物が大好き。店内の大きなディスプレイスペースはシーズンごとにスタッフが編んだ作品で飾られます。取材に訪れたときは、ちょうど4周年を記念するディスプレイ。ピンクとアイボリーの糸を基調に編まれたバースデイケーキがとってもキュートでした。同店では、こうした飾りやランプシェードなど衣類以外にも、さまざまなアイテムを毛糸で編むことを提案。セーターやマフラーはハードルが高いと言う人も、気軽に編み物にチャレンジできます。大切な人を思って、母親が編んでくれたマフラーをほどいて、自分のお気に入りの毛糸を使って…毛糸は暮らしを豊かにしてくれる魔法の糸。まずは「Keito」に行って、毛糸の魅力に触れてみてください!
photo / カオリーヌ
Keito(ケイト)
〒111-0053 東京都台東区浅草橋3-5-4 1F
※浅草橋駅からおよそ徒歩7分。