片付かない原因はコレで解消。「行動」「モノ」が見える化できる「収納マップ®」とは
- 公開:2022.2.11
- ライフスタイル
家の中での行動と家にあるモノを書き出していく「収納マップ®」。「なかなか片付かない」という収納ストレスの原因も、家全体の収納を見える化すると明確になります。今の住まいの見直しにも、これから住宅購入やリフォーム、お引越しを考えている方にもおすすめの「収納マップ®」についてご紹介します。
「理想の暮らし」を手に入れるスタート地点が収納マップ®
なぜかいつも片付かない、すぐに散らかってしまう…という悩みは片付けのご相談でも多くあります。その原因は、忙しい毎日で住まいに向き合う時間がないことで、使っていないモノをそのままにしていたり、見慣れすぎて持っていたことを忘れているなどさまざまです。でも常に家の中にあるモノを完璧に把握しておくことは誰でも難しいと思います。
これを解消できるのが「収納マップ®」です。家の間取り図に自分や家族の「行動」と「モノ」を書き出すことで、生活動線とモノを見える化できるのです。収納をマップ化してみると、引越した際あまり考えずに、とりあえず収納してしまったモノが使わないままになっていた…など散らかる原因に気づくことができます。
今と未来の暮らしをよりよくすることができる「収納マップ®」は、収納ストレスのない「理想の暮らし」を手にするためのスタートとして、とてもおすすめです。
これを解消できるのが「収納マップ®」です。家の間取り図に自分や家族の「行動」と「モノ」を書き出すことで、生活動線とモノを見える化できるのです。収納をマップ化してみると、引越した際あまり考えずに、とりあえず収納してしまったモノが使わないままになっていた…など散らかる原因に気づくことができます。
今と未来の暮らしをよりよくすることができる「収納マップ®」は、収納ストレスのない「理想の暮らし」を手にするためのスタートとして、とてもおすすめです。
収納マップ®をつくると、いいことがたくさん
収納マップにはたくさんのメリットがありますが、ここではメリットの一部をご紹介します。
メリット1:自分や家族の「行動」に気づける
「収納マップ®」は間取り図を使って、各場所での「行動」と、家具や各収納スペースに収納している「モノ」を書き出していきます。書き出していった結果、下記のことに気づくでしょう。
・収納したままずっと使っていないモノ
・もう必要のないモノ
・収納場所が決まってなくて出しっぱなしのモノ
・使う場所から離れた場所に収納しているモノ
・動線に合っていない収納
・収納だらけの部屋
家全体で見慣れすぎてしまっているこれらの状況に自分や家族の「行動」からも気づくことができます。
・収納したままずっと使っていないモノ
・もう必要のないモノ
・収納場所が決まってなくて出しっぱなしのモノ
・使う場所から離れた場所に収納しているモノ
・動線に合っていない収納
・収納だらけの部屋
家全体で見慣れすぎてしまっているこれらの状況に自分や家族の「行動」からも気づくことができます。
メリット2:家のモノの「量」に気づける
例えば、靴箱の中のモノを書き出してみます。そうすると収納スペースの大きさに対して
・靴を持ちすぎていたかも
・家族の誰の靴が多いか
・ちょうどいい靴の量はどのくらいか
書きながら整理をするとこもできます。
また、実際に一箇所ずつどこかを整理をしていくと、移動したほうがよいモノや別の場所を整理しないと収納できないモノが出てきたり、労力も時間もとてもかかります。ただ、「収納マップ®」があれば、モノの「量」や家族の「行動」を把握することで、家全体で使いやすい収納を考えることができるようになります。そして書き出すことで頭の中も整理され、片付けのモチベーションアップにもつながります。
・靴を持ちすぎていたかも
・家族の誰の靴が多いか
・ちょうどいい靴の量はどのくらいか
書きながら整理をするとこもできます。
また、実際に一箇所ずつどこかを整理をしていくと、移動したほうがよいモノや別の場所を整理しないと収納できないモノが出てきたり、労力も時間もとてもかかります。ただ、「収納マップ®」があれば、モノの「量」や家族の「行動」を把握することで、家全体で使いやすい収納を考えることができるようになります。そして書き出すことで頭の中も整理され、片付けのモチベーションアップにもつながります。
メリット3:家族の「あれどこ?」をなくすことができる
「収納マップ®」をつくると、いつも片付けを担当している人だけが収納を管理するのではなく、一緒に住む家族みんなが何がどこに収納されているかわかるようになります。家族と共有することで、収納場所がわかるようになるので、家族の「あれどこ?」もなくなります。
きれいにしまっていたけれど実は誰も使っていなかったモノや、誰かの荷物が収納スペースを占領していた…なんてことにも気づけるのが「収納マップ®」のいいところでもあります。自分のモノは自分で管理できるようにもなり、家族みんなで収納を自分ごとにできるようになります。
我が家でもキッチン収納を可視化できたことで、在宅ワークの増えた夫も昼ご飯の支度時には、自分自身で準備や管理ができるようになり、それぞれが気持ちよく使えるように変わりました。
きれいにしまっていたけれど実は誰も使っていなかったモノや、誰かの荷物が収納スペースを占領していた…なんてことにも気づけるのが「収納マップ®」のいいところでもあります。自分のモノは自分で管理できるようにもなり、家族みんなで収納を自分ごとにできるようになります。
我が家でもキッチン収納を可視化できたことで、在宅ワークの増えた夫も昼ご飯の支度時には、自分自身で準備や管理ができるようになり、それぞれが気持ちよく使えるように変わりました。
メリット4:家の中のモノを棚卸しできる
家の中の押入れひとつを片付けるのとは違い、家全体で持ちすぎていたモノや、使いやすい収納を考えることができるのが収納マップのいいところ。
「収納マップ®︎」をつくる作業は家の中のモノを棚卸しする作業でもあります。棚卸しをしながら、どのくらい持っていたらよいかなど、自分のちょうどいい量を考えられるようになり、買い物する時も買いすぎに気をつけられるようになったり、買い物の仕方もきっと変わってきます。そうやってモノを増やさないことで片付けやすい暮らしにつながります。
「収納マップ®︎」をつくる作業は家の中のモノを棚卸しする作業でもあります。棚卸しをしながら、どのくらい持っていたらよいかなど、自分のちょうどいい量を考えられるようになり、買い物する時も買いすぎに気をつけられるようになったり、買い物の仕方もきっと変わってきます。そうやってモノを増やさないことで片付けやすい暮らしにつながります。
「収納マップ®」を書いてみた
気づいたことはオープンシェルフの収納問題
実際に我が家の「収納マップ®︎」を書いてみました。現在の我が家の暮らし方は以前よりも家族の在宅ワークも増え、家族の行動動線も少し変わったこと、それに対してオープン収納棚のモノが以前のままになっていたことに気づくことができました。これまでは私ひとりで行うことが多かった猫のご飯の準備は家族で準備がしやすいように、キッチンへ移動するなど場所を見直すこともできました。
こうやって家族で収納マップを共有してみると心地よい暮らし方や使いやすい収納について家族みんなで考えるきっかけになり、よかったと感じています。
こうやって家族で収納マップを共有してみると心地よい暮らし方や使いやすい収納について家族みんなで考えるきっかけになり、よかったと感じています。
理想の収納マップで、引越し後もすぐに片付く
「収納マップ®」は住まいの収納改善にも役立ちますが、これから新築・リフォームや住宅購入、引越し予定の方にとても役立ちます。新しい住まいに持っていくモノや量もわかるので、収納がどれだけあったらよいか、家族の動線を意識した収納など計画もしやすくなります。
そして引越し前に理想の暮らしの「収納マップ®」をつくることで、新居の収納場所のどこに何を入れたらよいかがすでに決まっているのでスムーズにすみます。引越し1週間後にはスッキリ片付く暮らしができるようになりますよ。
そして引越し前に理想の暮らしの「収納マップ®」をつくることで、新居の収納場所のどこに何を入れたらよいかがすでに決まっているのでスムーズにすみます。引越し1週間後にはスッキリ片付く暮らしができるようになりますよ。
収納マップ®の書き方講座も開催中
「収納マップ®」については、川島マリさんの著書『はれやか「収納マップ®」』(新建新聞社)でメリットや書き方が詳しく紹介されています。今回、本の制作チームとして協力させていただきました。本には家の中の持ち物リストも載っているので、リストを見ながらより詳細な収納マップをつくることもできます。また、自分ひとりで収納マップをつくるのは少し不安という方へ、一緒に収納マップをつくる講座も開催しています。
「収納マップ®」をたくさんの方に知ってもらい、スムーズに片付けられるための当たり前のツールとして活用いただけるようになるといいなと思います。
photo / 伊藤美佳代
収納マップ制作講座のご案内
住宅収納スペシャリスト/整理収納・照明アドバイザー
伊藤美佳代
ハウスキーピング協会認定
整理収納アドバイザー2級認定講師
住宅収納スペシャリスト認定講師
インテリアコーディネーター
instagram @ito_mikayo
ブログ「笑顔あふれる住まいづくり」