掃除や家事の合間におすすめ。片付け5分・整理5分でできる「ここだけ」簡単リセット法

時間がある時に片付けようと思ったまま、ソファや階段、椅子などに洋服や本など置きっぱなしになっていたら、まずはそこから片付けてみましょう。（片付け＝元の収納位置に戻す）
そして片付けたついでに、戻した収納場所の中身も見直してみましょう。この夏一度も着なかった服や手に取らなかった本や雑誌など、整理できるものが出てくるのではないでしょうか。
整理の判断は〈使ったか〉〈使わなかったか〉〈これから使う（使い切る）〉が鉄則です。「いつかまた着るかも」「また読むかも」「もったいないかな」の気持ちを優先するのではなく、これからどう暮らしたいかという気持ちで整理してみると良いでしょう。

出しっぱなしになっていたものが片付き、床や机、階段などスッキリすると気持ちも前向きになります。
そして一気にやろうとはせずに、片付けついでに5分くらいでできる整理を繰り返しながら、少しずつ進めることが大切です。片付いた状態や整理することが習慣化しやすくなります。

家の第一印象にもなる玄関。玄関たたきに靴が出しっぱなしになっていたり、玄関ホールに宅急便で受け取ったままの荷物がそのままになっていたら、そこから片付けましょう。そして片付けたついでに、壊れたビニール傘や使っていない折り畳み傘、履いていないスリッパなどがないか見直してみると、整理できるものが意外と出てくるのではないでしょうか。

また、玄関収納などの棚上に、つい“ちょっと置き”をしてしまうようなら、棚の中心に絵や写真などを置いて“ちょっと置き”しにくいようにするとよいでしょう。鍵など置く場合も小皿を定位置にして、〈帰ったらこの上に置く〉がわかりやすいように定位置をつくると戻しやすく散らかりにくくなります。
きっと玄関から入った時の印象もガラッと変わります。

身支度など一日のうちに何度も使う洗面台。しばらく使っていないスプレーやスキンケア用品、サンプル品など出しっぱなしになっているものがありませんか。

今使っていないものは思い切って処分していきましょう。サンプル品や頂き物の入浴剤など使わないまま処分しにくいと思う時は〈今日から使い切る〉というように、どんどん消費していくのがおすすめです。
また、毎日使っている洗顔フォームやスキンケア用品や綿棒など細々したものは、よく使うものでも洗面台に置かないようにして、洗面台上に置くものはコップやハンドソープなどと厳選すると、掃除もしやすくなり毎日の快適さにつながります。

水回りの中でも最もカビに気をつけたい浴室。しばらく使っていないトリートメントやお風呂用洗剤など置きっぱなしになっているものは浴室から出して、今使っているものだけにしてみましょう。掃除もしやすく衛生面でも安心です。

ペンやハサミなど文具を片付ける時は、ぜひついでに文具収納内も見直してみましょう。整理の方法は、入っているものを全部出すことから。全部出すことで中に入っていた量にも気づき、改めて見直しやすくなります。5分で終わらない量なら、「今回はペンだけ」など種類を絞って少しずつ繰り返しながら整理を進めてみましょう。

賞味期限のある食品ストックは、少しの時間でも判断しやすく整理もしやすいので、キッチンで洗い物などの片付けついでに賞味期限切れ、賞味期限切れ間近のものを整理してみるのもおすすめです。賞味期限切れ間近のものは収納場所からキッチンの目立つ場所へ移動して、なるべく早く使い切るようにするとよいでしょう。

冷蔵庫の中でも野菜室は、しなびてしまった葉物野菜や奥に入りっぱなしの野菜などがあれば、整理の判断もしやすくおすすめです。食品ロスをなくすためにも、改めて今の生活スタイルに合った量へ見直してみましょう。写真のように深さのある引出しタイプの野菜室なら、開けた時に中身が全て見えるくらいの量を意識すると管理もしやすくなります。

インテリアを楽しむ飾りも、飾りっぱなしになっているものがあったら、掃除のついでに見直してみるのもおすすめです。たくさん飾って楽しむのも、もちろんインテリアの楽しみ方のひとつですが、スッキリ快適な暮らしやすさを優先させるなら、飾る場所やボリュームを厳選するとホコリを取り除く手間も減り、余裕を持ってインテリアを楽しめるのではないかと思います。

片付けや整理は一気にやろうとせずに、毎日5分だけ、「ここだけ」というように、少しずつ手を動かすことで気持ちも部屋の中も段々と変化していき、片付く暮らしへとつながっていきます。少しでも手を動かすきっかけとなっていただければと思います。