海洋プラスチックで、葉っぱのように個々に異なる模様を表現。「buøy」のリサイクルトレイ
- 公開:2021.2.26
- インテリア・生活雑貨
鮮やかな色と独特の模様が目を引くトレイ。実は海辺に漂着したプラスチックゴミをリサイクルして作られています。海から遠い場所に暮らす人も、海洋プラスチックゴミを身近に捉え、取り入れることで状況の改善に貢献できる、注目のプロダクトです。
海洋プラスチックゴミの現状を伝えるおしゃれなプロダクト
奥行きのあるマーブル模様が美しいコースターや小物入れのトレイ。海洋ゴミを材料にしたプロダクトブランド「buøy(ブイ)」のプロダクトです。
海洋プラスチックをリサイクルした、と言葉でいうのは簡単ですが、海辺に集まってくるゴミは劣化も進んでいて、分別してリサイクル材にするのは難しいことなのだとか。それでも、プラスチックメーカーの「テクノラボ」が実現させました。
海洋プラスチックをリサイクルした、と言葉でいうのは簡単ですが、海辺に集まってくるゴミは劣化も進んでいて、分別してリサイクル材にするのは難しいことなのだとか。それでも、プラスチックメーカーの「テクノラボ」が実現させました。
テクノラボは、IoTデバイスや通信機器を覆うプラスチック容器などを製造するメーカーです。社員たちはプラスチックに関わりながら、プラスチックゴミが海に流出し生態系に影響を及ぼしている問題に心をいためてきたそう。一方で、プラスチックは衛生面などで便利だといった利点もあり、全てが否定されるものではないのも事実です。
その両面に向き合い、プラスチック製品のあり方やゴミへの意識、廃棄物に対する社会の仕組みなどを考え直すきっかけになるものができないかと、2年以上かけて製品開発を行ってきました。そうして生まれたブランドがbuøyです。
その両面に向き合い、プラスチック製品のあり方やゴミへの意識、廃棄物に対する社会の仕組みなどを考え直すきっかけになるものができないかと、2年以上かけて製品開発を行ってきました。そうして生まれたブランドがbuøyです。
一つひとつ表情が異なる工芸品のよう
海洋プラスチックゴミと一言で言っても、海岸の立地や地形、潮の流れといった要因でその形状や色などは大きく異なるのだそう。対馬などで多いのは海外のカラフルなゴミですが、湘南では波で砕かれたマイクロプラスチックが多くなります。また海水浴場のそばでは飲食ごみが、畑が近いと農業用品などが風にのって混ざることも。buøyではそうした地域や環境により生まれた違いを活かしたプロダクトを作っています。
市販のプラスチック既製品に比べ、色や模様に個体差が大きいのも特徴。同じアイテムでも一つひとつ表情が異なるので、選ぶのが楽しく、見ていて飽きることがありません。
これは、あえて均一にせず、それぞれに違う模様が現れる製造方法にしているためです。吟味して選ばれ、大切に使われ続ける工芸品のような存在になるように。そしていずれ海洋プラスチックゴミがなくなるようにとの思いが込められています。
これは、あえて均一にせず、それぞれに違う模様が現れる製造方法にしているためです。吟味して選ばれ、大切に使われ続ける工芸品のような存在になるように。そしていずれ海洋プラスチックゴミがなくなるようにとの思いが込められています。
デスク周りのものがすっきり収まるトレイが登場
昨年のブランド発足時からは、ラウンド型のコースターと、S・M・Lサイズのトレイが展開されていました。ユーザーの声を受け、この2月には新シリーズの「leaf」が登場。一つひとつ異なる個性をもつ葉っぱのように色や模様が映えるデザインで、曲線と直線のある形がスタイリッシュです。
色も葉っぱをイメージした緑・黄・赤の3色で、サイズは文房具などの収納がしやすい3種類。クリップなどの細々としたものにちょうどいい小さめのクリップトレイ、筆記具や眼鏡などの収まりがよい縦長のペントレイ、その他ケーブルやカードケース、メモ帳などが入るスクエアに近いツールトレイがあります。
デスク周りをすっきりさせつつ明るく彩ってくれるアイテムです。
(左上)ツールトレイ 3,000円(税別)
(左中央)クリップトレイ 1,300円(税別)
(左下)ペントレイ 2,200円(税別)
デスク周りをすっきりさせつつ明るく彩ってくれるアイテムです。
(左上)ツールトレイ 3,000円(税別)
(左中央)クリップトレイ 1,300円(税別)
(左下)ペントレイ 2,200円(税別)
お気に入りを手にすることが活動の支えに
ご紹介したトレイは、オンラインショップにてご購入が可能です。本日2月26日(金)からは、別の新商品プランツポットのクラウドファンディングもスタートしますよ。
あらゆる場面で環境への配慮が欠かせなくなっている昨今、注目したいブランドbuøy。現在は関東周辺の海洋プラスチックゴミを利用していますが、今後は日本各地のゴミを集めて製造を行うことを予定。また、ビーチクリーンを行う団体を継続的に支援できる仕組みを整えようともしているそう。素敵だなと思った方は、ぜひそのアイテムを手にしてみてはいかがでしょうか?
あらゆる場面で環境への配慮が欠かせなくなっている昨今、注目したいブランドbuøy。現在は関東周辺の海洋プラスチックゴミを利用していますが、今後は日本各地のゴミを集めて製造を行うことを予定。また、ビーチクリーンを行う団体を継続的に支援できる仕組みを整えようともしているそう。素敵だなと思った方は、ぜひそのアイテムを手にしてみてはいかがでしょうか?
photo / buøy
buøy(ブイ)