日本文学と香り高いお茶が共演。おうち時間が華やぐ「文学作品イメージティー」

現実ではなかなか味わえないようなワクワク感を与えてくれる文学作品たち。
そんな魅力的な作品たちを改めて見つめ直し、違う形で体感することができたらもっと素敵なのではないかという考えを基に生み出されたのが、今回ご紹介したい「日本近現代文学の世界へ 文学作品イメージティー」です。日本の近現代文学から4作品が選出され、各作品に登場する印象的なモチーフから連想したオリジナルのお茶で、1パッケージに17個のティーバッグが入っています。
デザインは4種類で、文庫本と同サイズの上品な本型パッケージに味の着想元となったそれぞれの原作の一文が裏側にデザイン。
発送は毎月1回、4種類の中から1種類ずつ届き、全種類届いた段階で終了です。

まず最初にご紹介するのは、芥川龍之介著『蜘蛛の糸』×蓮が香る紅茶。本書に登場する「極楽の池を蔽（おお）うように咲く蓮」がモチーフとなった紅茶で、甘く芳しい蓮がイメージされた香りと味わいが目の前に広がる極楽の景色を彷彿とさせます。
表紙側には作中に登場する白い蓮の花やヒスイ色の蓮の葉が描かれ、背表紙にはモチーフとなった蓮の花が。裏表紙側もお釈迦様の御座す極楽浄土がイメージされ、全体的に統一感のあるデザインが魅力です。

夏目漱石著『虞美人草』×アイスクリームが香る紅茶は、本書に登場する「博覧会のアイスクリーム」がイメージされた、バニラの甘い香りが漂う一品。大の甘党だったとされる夏目漱石に思いを馳せて、砂糖とミルクをたっぷり入れて味わうのも乙ですね。
表紙側には浅葱桜と春の雑木と蓮の浮葉のある庭をイメージしたデザインを、背表紙にはモチーフとなったアイスクリームが描かれています。裏表紙側には登場人物である藤尾がイメージされた藤の花と彼女が持っている鎖の先に赤い石がついた金時計が。金時計が指す時刻にもぜひ注目してみてください。

続いてご紹介するのは、坂口安吾著『桜の森の満開の下』×桜が香る緑茶です。
本書に登場する「ひそひそと花を降らせる桜」がイメージされた桜の花入りの緑茶で、口に含むと桜が静かに香って消えるようなどこか不思議な印象の味わいが特徴的。 乾燥させた実際の桜の葉や花がブレンドされています。
表紙側には作中に登場する満開の桜の木とひそひそと降りしきる花びら、その下にひっそりと満ちる無限の虚空が。背表紙にはモチーフとなった桜の花、裏表紙側には作中で女が大切にしている着物の数々がモチーフとなったデザインが描かれています。

最後にご紹介するのは、宮沢賢治著『銀河鉄道の夜』×苹果（りんご）が香る紅茶。
本書に出てくる「燈台看守が差し出した苹果」がイメージされた紅茶で、口に含むと甘酸っぱい香りが広がるのが特徴です。やさしい夢を見たあとの目覚めの一杯にいかがでしょうか。
表紙側には作中に登場する青い天蚕絨（びろうど）を張った腰掛が一番下部に、そして物語の進行に合わせて下から順にりんどうの花→桔梗いろの空を舞う鷺の群れ→サウザンクロス
が描かれています。背表紙にはモチーフとなった苹果が、裏表紙側には作中に登場する蠍座・天の川・白鳥座・三角標・すすきが登場。

ゆったりと読書を楽しむ癒しのひととき。おうち時間を充実させる魅力的な過ごし方のひとつですよね。さらに楽しい時間へと誘ってくれるのが、合間に少しずつ味わう読書のお供のお茶ではないでしょうか。

そんな至極の時間に彩りを添えてくれるのが、おしゃれで香り高い文学作品イメージティーです。おうち時間がより増えつつある今、くつろぎタイムのお供にぴったり。また、なかなか会うことができない家族や友人への贈り物にもおすすめですよ。

YOU+MORE!　
日本近現代文学の世界へ 文学作品イメージティーの会
月1セット　1,980円（税込）