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伝統的な技法で作られる、かわいらしいお皿。「Craft Studio Karakusa」の金彩の絵付け皿

埼玉県に工房「Craft Studio Karakusa(クラフトスタジオカラクサ)」を開き、さまざまな作品を制作している飯野夏実さん。今回注目したいのは、一つひとつ絵付けされた小皿や豆皿です。伝統的な雰囲気がありながらもかわいらしい模様が描かれていて、思わず見入ってしまう楽しさがあります。

伝統的な技法で作られる、かわいらしいお皿。「Craft Studio Karakusa」の金彩の絵付け皿

器からオブジェまで、さまざまな作品を生み出す工房

伝統的な技法で作られる、かわいらしいお皿。「Craft Studio Karakusa」の金彩の絵付け皿

埼玉県富士見市にある工房「Craft Studio Karakusa(クラフトスタジオカラクサ)」。主宰者の飯野夏実さんは、ときに教室も開きながら、陶器やアクセサリー、モザイク、オブジェなど数多くの作品を制作しています。

一つひとつ手書きされる、繊細な絵付け皿

伝統的な技法で作られる、かわいらしいお皿。「Craft Studio Karakusa」の金彩の絵付け皿

今回ご紹介したいのは、飾っても使っても楽しめる絵付け皿。ろくろで成形され、金彩(きんさい)という技法を用いた、華やかで繊細な金色の模様が特徴です。一つひとつ筆で絵を描き色を塗って作られるので、どれも同じ模様でも少しずつ異なり、手書きならではの味があります。

飯野さんは、武蔵野美術大学工芸工業デザイン科卒業を卒業し、同大学に教務補助として2年間勤務したあと、さらに京都伝統工芸大学校陶芸科で絵付けを学んだ方。器には伝統的な技法を使いながら、自分自身がときめくかどうかも大切に、モダンな雰囲気やかわいらしさを感じさせる模様を描かれています。どんなものがあるか、早速見ていきましょう。

かわいらしい絵柄に見とれる小皿や豆皿

伝統的な技法で作られる、かわいらしいお皿。「Craft Studio Karakusa」の金彩の絵付け皿

こちらは、フランス語で千の花の意味を意味する「ミルフルール(mille fleurs)」の名前がつけられた豆皿。中世ヨーロッパで流行した模様から着想を得たという、馬が一頭佇む花畑が描かれています。
光を受けて金色の部分がキラリと輝くと、草花が風に揺れ、馬も動いているように見えてきそう。物語の一場面のような楽しい一枚です。

ミルフルール文様の豆皿 直径8cm
4,000円(税別)

伝統的な技法で作られる、かわいらしいお皿。「Craft Studio Karakusa」の金彩の絵付け皿

写真左は、菊や蓮(はす)のような2種の花が輪になった小皿。アジアで古くから愛されてきた花がモチーフですが、どことなく北欧デザインのようなモダンさも感じさせます。お皿の縁にも金彩が施されていることで、引き締まった印象も。

写真右の小皿には、筆の勢いを活かして描かれた花が並んでいます。青色がメインの落ち着いた雰囲気は、とくに普段の料理にも使いやすそう。小さな花の中央にあしらわれた金彩がほどよく華やかさを添えています。

(写真左)花つなぎ文様の豆皿 直径8cm
3,600円(税別)

(写真右)青い花の小皿 直径10cm
2,800円(税別)

立体的な模様もポイント。パッチワークのようなお皿

伝統的な技法で作られる、かわいらしいお皿。「Craft Studio Karakusa」の金彩の絵付け皿

絵付けに加え、細かく立体的な模様が入ったお皿もあります。こちらは「いっちん」という技法を用いて作られる一品。ろくろで成形したお皿に、本体と同じ土をゆるく溶いたものを、クッキーのアイシングのようにして模様を描いています。
表情のある凹凸の模様と、金や赤、青などで描かれた模様が重なり合ったデザインは、まさにさまざまな布を縫い合わせたパッチワークのよう。

いっちんと絵付けのパッチワーク皿 直径15cm
12,000円(税別)

展覧会や教室にも足を運んで

伝統的な技法で作られる、かわいらしいお皿。「Craft Studio Karakusa」の金彩の絵付け皿

飯野さんは絵付け皿以外にも、陶のアクセサリーや、小さく割った大理石を敷き詰めたモザイクの作品などを制作されています。公式オンラインショップや取り扱い店舗と、展覧会などの機会にご購入が可能です。直近では、11月28日(土)から12月5日(土)まで、奈良県の「器Gallery奈良町よつば」で展覧会が開催される予定となっています。

伝統的な技法で作られる、かわいらしいお皿。「Craft Studio Karakusa」の金彩の絵付け皿

また、工房のCraft Studio Karakusaでは、ウクライナに伝わるイースターエッグ「ピサンキ」を作る教室も行われています。
イースターエッグは、キリスト教の復活祭(イースター)を祝う、飾り付けをされた卵のこと。ピサンキは、キストカというペン代わりの道具に蜜蝋を入れ、それを火で溶かしながら線を描いていくそう。それを染料につけて染めることを繰り返し、色鮮やかな模様が完成します。日本ではあまり知られていませんが、ウクライナでは贈り物やおまじないにも使われるアイテムなのだそう。クリスマスを前に、ギフトや自分のお守りに作ってみてはいかがでしょうか?

工房の複数のInstagramアカウント(メインの@studio_karakusa、ピサンキ専用の@pysanky_karakusa、ビーズ作品専用@beads_karakusa)で、多岐にわたる作品と工房の様子などを確認することができます。気になる方はぜひそちらものぞいてみてくださいね。

photo / 飯野夏実

飯野夏実

Craft Studio Karakusa
埼玉県富士見市鶴瀬東2−26−30
※開催予定は公式サイトにてご確認ください

https://www.instagram.com/studio_karakusa/

この記事を書いた人

最近引越しをしたこともあって、インテリアへの興味が高まっています。お部屋をきれいに保てるようお掃除もがんばりたい!自分なりの丁寧な暮らしができるよう、マイペ...

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