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コーヒーの生豆を運ぶ麻袋から作る、「KISSACO(キッサコ)」の世界にひとつだけのデイリーバッグ

印象的な絵柄とカラフルなハンドルがパッと目を引くバッグ。じつはこれ、コーヒーの生豆を輸送するための麻袋をリサイクルしたもの。とっても軽くて、しかもコーティング加工などを施しているので丈夫。デイリーユースにしたいバッグです。

コーヒーの生豆を運ぶ麻袋から作る、「KISSACO(キッサコ)」の世界にひとつだけのデイリーバッグ

コーヒー豆の麻袋をリサイクル、世界にひとつだけのデイリーバッグ

コーヒーの生豆を運ぶ麻袋を加工して一点もののバッグに仕上げているのが、「KISSACO(キッサコ)」の岡本由梨さん。
「8年くらい前、コーヒー関連会社に勤めていた父が焙煎工場から麻袋を持って帰って来たんです。私は当時バッグメーカーで働いていたのですが、麻袋を見た瞬間、この素材でバッグを作りたいと思いました」
 こうした麻袋は、生産国や生産農園によって絵柄が異なるし、色もとても美しいのですが、コーヒー豆を運搬し終えたら、廃棄されていました。
「こんな素敵なものが廃棄されているのはもったいない!」というところからKISSACOは始まったのだそうです。

リサイクル品だからこそ、長く使える丈夫なバッグに

バッグづくりは、麻袋をていねいにほどくことから。生地にもどしてよく天日干しすると、匂いはほとんど取り除かれるのだそうです。国内の工場でビニールコーティング加工を施し、絵柄を見ながら切り出していきます。表面がでこぼこしている麻を、絵柄がゆがまないように、コーティングが剥離しないように加工するのはとても大変なのだそうですが、そこには日本の職人技が冴えています。

絵柄や合わせる生地の色など一点ずつ吟味しながら裁断し、ていねいに縫い合わせて、持ち手を取り付けます。内側には丈夫な生地を貼り、四隅は皮で補強しているので、毎日使っても安心。ビニールコーティング以外は、すべて手作業です。コーティング加工のおかげで表面のざらつきはなく、強度もアップ。長く使える丈夫なものをという岡本さんの想いが伝わります。

個性いっぱいで迷ってしまう。KISSACOバッグ百科

「KISSACO」のバッグは、大きさや持ち手の長さなどによりタイプさまざま。どれも個性的なのに、ふだんの暮らしにぴったり寄り添ってくれるような素朴な愛らしさもあります。そして、どのバッグにも共通しているのが、驚きの軽さ。麻袋を加工しているのですから、当たり前といえば当たり前ですが、この軽さでこの強度。使いやすさは抜群です。では、「KISSACO」のバッグをいくつかご紹介しましょう。

ベルトトート

底にマチをつけ、皮の持ち手をつけたトートバッグ。SMLと大きさ違いで3タイプ。S(12,000円/税別)はデイリーユースに、M(13,500円/税別)はちょっと荷物が多いときのお出かけ用に、L(15,000円/税別)は旅行もOKなサイズ感です。男女ともに使えます。

ハンプトート

底のほうに肉厚な帆布を組み合わせたトートバッグ。ハンドルはイタリアの老舗タンナー社のもの。帆布は5色展開、ハンドルはチョコとキャメルの2色展開です。S(14,500円/税別)、M(16,500円/税別)、L(18,500円/税別)。

ブッテーロトート

イタリアの老舗タンナー社のレザーの名品ブッテーロを使用した縦長トート(20,000円/税別)は、マチが広くてたっぷり入るのにスマートな印象。ショルダーストラップ付きの「ブッテーロショルダー」(23,000円/税別)もあり、こちらは斜め掛け使用もOKです。
ほかにもアフリカのバティックプリントとのコンビネーションバッグや、クラッチバッグなどもあります。アーティストとのコラボレーションバッグも続々登場中です。

「KISSACO」のバッグを持っているとコーヒー屋さんで声をかけられるという声をよく聞くそうです。「このバッグを持つことでよりコーヒーを楽しむことができたり、ひとつのコミニュケーションツールになればうれしいですね」と岡本さん。
「KISSACO」のバッグは麻袋から絵柄をひとつひとつ切り出すので、どれも一点もの。どれにしようか迷ってしまいますが、お気に入りの色柄に出会ったときはぜひお見逃しなく。商品はオフィシャルサイトで購入できるほか、実店舗もあります。くわしくはサイトでご確認ください。
そして「KISSACO」では、数年前から生産農家さんに、その農園の麻袋で仕立てたバッグをプレゼントする「里帰り企画」という取り組みも行っているそうです。単に商品を販売するだけではなく、バッグの背景も届けられるようなブランドでありたいという想いが岡本さんと生産者の方々をつないでいます。
この記事を書いた人

佐藤 紀子 新潟県生まれ。ライター、編集者。大学卒業後、証券会社に勤務。その後編集プロダクション勤務を経て1998年よりフリーとなり、商業誌、企業誌、単行本などの制作に携わ...

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