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華やかに、しなやかに。和紙をまとう「紙と青」の心躍るスカーフ

和紙造形家・にしむらあきこさんの手から生まれるスカーフは、まるで天女の羽衣のようなしなやかさ。ふわりと覆うように身にまとえば、不思議と心が躍ります。聡明な和紙を使って美しい色を生み出し「スカーフ」というファッションへ変化させる発想はにしむらさんならでは。その艶やかな魅力にすっかりはまってしまいそう。

華やかに、しなやかに。和紙をまとう「紙と青」の心躍るスカーフ

にしむらさんが手がける和紙造形の美しさと魅力

華やかに、しなやかに。和紙をまとう「紙と青」の心躍るスカーフ

東京の東村山市にアトリエを構えるにしむらあきこさん。世田谷和紙造形大学でその技法を学び、和紙造形作家として幅広い作品を制作しています。

和紙造形とは、伝統的な和紙漉きを応用しつつ紙を漉くという技法。にしむらさんが市販の和紙を使って作品を制作していた時思うような和紙に出合えず「自分で作れないかしら」と思ったのがきっかけとなりました。
何といっても和紙造形の最大の魅力は、自由自在に操れないからこそ生まれる色のおもしろさ。和紙によって色やデザインが左右されるので、2つとないものができあがります。水と繊維をベースに表現をするにしむらさんの作品は、まさにアイデアとセンスから生まれる逸品なのです。

風のなかで舞う和紙造形シリーズのストーリー

華やかに、しなやかに。和紙をまとう「紙と青」の心躍るスカーフ

にしむらさんが手がける和紙造形のなかでも、テキスタイルのシリーズとして注目されているのがスカーフ。
「空気をまとう 町に溶け込むように 私に溶け込むように」などの言葉をイメージして原画を制作し、テキスタイル会社でプリントしてもらっているそう。和紙造形の繊維と印刷された生地の繊維が二重に重なり、ふんわりやわらかい印象を持つスカーフへと進化します。

そしてこちらのシリーズの特徴は、首に巻くことで首後ろの日焼けが防げること、汗をかいたらハンカチがわりになること、バンダナがわりに頭に巻けることなどさまざまな使い方ができるということ。素材はコットン100%。透け感が魅力の、ハリのある質感です。
ネットに入れれば洗濯機で洗える丈夫さも魅力です。優秀なスカーフが1枚あるだけで、生活が楽しくなりそうですね。

風に揺られて舞うしなやかなスカーフは、手に取ったとき何とも言えない愛おしい気持ちになることでしょう。

包み込まれるような温かさが感じられるスカーフたち

華やかに、しなやかに。和紙をまとう「紙と青」の心躍るスカーフ

まずはじめにご紹介したいのが、色も名前も特徴のある「ぎゅっ」。こちらは、愛おしい、抱きしめたいという気持ちを表したもの。どんなにぎゅうぎゅう抱きしめても足らないという溢れる感情をスカーフに乗せています。

水の流れで描かれたスカーフは透き通るような純粋さがにじみ出ているので、まるで温かい愛情に包み込まれているかのような気分になります。

スカーフ「ぎゅっ」11,000円(税込)

華やかに、しなやかに。和紙をまとう「紙と青」の心躍るスカーフ

そしてこちらは「かえる」という名の付いたこのスカーフ。モチーフは家で、夕暮れどきのそわそわする感じや早く家に帰りたい気持ちが表現されています。青と紫を基調としたスカーフですが、実は文章が先に生まれていました。スカーフを制作すると同時に発表した「ひかり」という手製本のなかの一文だそうです。
どこかへむかう電車
まどうつ雨
白くけむる町
遠い山
水面にうつる声

静かな静かな
人々のいとなみ
こんなステキなストーリーから生まれたスカーフを身にまとったら、心も身体も癒されそう。そんなにしむらさんの優しい気持ちに触れられるのも魅力のひとつです。

スカーフ「かえる」11,000円(税込)※creema期間限定母の日割引にて9,000円(税込)

和紙でまとうと心が洗われる「心地よさ」を取り入れて

華やかに、しなやかに。和紙をまとう「紙と青」の心躍るスカーフ

ハンドメイドといっても、たくさんの作家さんがいて多様な作品があります。にしむらさんが編み出す和紙造形のスカーフはとても繊細で、操れるようで操れない水の流れを描くアート表現が魅力です。もちろん実用的にも使えるので、この春夏に大活躍しそうな1枚になるはず。母の日のプレゼントにもおすすめです。こちらはオンラインストアで販売されていますが、すべて手作業のためお早めにチェックを。日常に欠かせない、抜群のアイテムになること間違いなしですよ。

photo / アトリエ紙と青

この記事を書いた人

つきこ 宮城県石巻出身、東京タワーとさんぽが大好きな旅行雑誌の編集ライター。ひとりでも多くの方に“新しいモノ、ちょっといいモノ”を発信するため、東京タワーのようにアン...

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