どんな人も安心して食べられる、ヴィーガンチョコレート「foo CHOCOLATERS」
- 公開:2020.3.6
- グルメ・食
「Bean to Bar」の手法を取り入れてチョコレートを作っている専門店が続々登場しています。広島空港内に工場兼店舗を構えている「foo CHOCOLATERS(フーチョコレーターズ)」もそのひとつ。ヴィーガンにこだわり、新たな価値観を提案するチョコレート専門店をご紹介します。
広島空港の一角。尾道の「USHIO CHOCOLATL」の姉妹店として出店
「foo CHOCOLATERS(フーチョコレーターズ)」があるのは、広島空港の一角。店舗の横にガラス張りの工場が併設されていて、カカオ豆の焙煎からチョコレートの製造まで、全行程を見学することができます。
このお店、実は尾道にある人気のチョコレート工場「USHIO CHOCOLATL(ウシオチョコラトル)」の姉妹店。「空港内に出店をしませんか」というお誘いがあったとき、「空港という場所で、新しいコンセプトを込めたチョコレートを作りたいという思いから、単なる2号店ではなく、コンセプトの異なる姉妹店を」ということでfoo CHOCOLATERSが生まれたのだそう。
このお店、実は尾道にある人気のチョコレート工場「USHIO CHOCOLATL(ウシオチョコラトル)」の姉妹店。「空港内に出店をしませんか」というお誘いがあったとき、「空港という場所で、新しいコンセプトを込めたチョコレートを作りたいという思いから、単なる2号店ではなく、コンセプトの異なる姉妹店を」ということでfoo CHOCOLATERSが生まれたのだそう。
原料のカカオ豆は、産地の農場に出向いて直接買い付けるこだわり
USHIO CHOCOLATLは、尾道で男性三人が集まって2014年に作ったBean to Barのチョコレート専門店。原材料のカカオ豆はわざわざ産地の農園に出向いて、生産者から直接買い付けることをモットーにしています。誰がどんな環境で作っているのかを見ることが、おいしいチョコレート作りに活かせるからというのが理由だそう。世界各地の農園を訪ねるのは時間もお金もかかりますが、そんなこだわりが、USHIO CHOCOLATLのチョコレートの人気の秘密なのかもしれません。
USHIO CHOCOLATLのチョコレートの原料は、新鮮なカカオ豆と「和二盆」という有機黒糖のみ。
一方でfoo CHOCOLATERSでは、USHIO CHOCOLATLと同じカカオと砂糖のみのチョコレートのほか、さらにカシューナッツを加えたマイルドなチョコレートを作っています。植物由来なので優しい味わいが楽しめ、ヴィーガンの人でも安心して食べられるのが嬉しい点。
USHIO CHOCOLATLのチョコレートの原料は、新鮮なカカオ豆と「和二盆」という有機黒糖のみ。
一方でfoo CHOCOLATERSでは、USHIO CHOCOLATLと同じカカオと砂糖のみのチョコレートのほか、さらにカシューナッツを加えたマイルドなチョコレートを作っています。植物由来なので優しい味わいが楽しめ、ヴィーガンの人でも安心して食べられるのが嬉しい点。
さまざまな人が行き交う空港だからヴィーガンのチョコレートを
なぜ、foo CHOCOLATERSではカシューナッツを加えた植物性のミルクチョコレートを作っているのでしょうか?それは、さまざまな国籍や宗教、ライフスタイルの人々が行き交う空港にあるから。ひとりでも多くの方に食べていただきたいという思いから、ヴィーガンのチョコレートをコンセプトに掲げるようになったのだそうです。
チョコレートは世界共通のお菓子。さまざまな価値観やライフスタイルをもつ人たちが一枚のチョコレートを分け合い、食べる瞬間を作り出したいというメッセージが、foo CHOCOLATERSのチョコレートにはこめられています。
チョコレートは世界共通のお菓子。さまざまな価値観やライフスタイルをもつ人たちが一枚のチョコレートを分け合い、食べる瞬間を作り出したいというメッセージが、foo CHOCOLATERSのチョコレートにはこめられています。
藍色の服をまとった女性たちが踊るように作るチョコレート
foo CHOCOLATERSで目を引くのが、チョコレートの製造や販売に携わる女性たちの服装。「藍色の服を纏った女性たちが踊るようにチョコレートを作っていたら素敵だな」というインスピレーションから生まれたのだとか。工場で働く女性たち一人ひとりが、働き方やライフスタイルを提案しあえる場所として、ここが機能できるようにしたいという願いが込められているのだそうです。
女性たちがガラス張りの工場の中でチョコレートを作っていると、思わず立ち止まってカカオ豆を初めて目にしたり、カカオ豆の焙煎から包装までの工程を目にして驚き、興味を持つ方が多いようです。
女性たちがガラス張りの工場の中でチョコレートを作っていると、思わず立ち止まってカカオ豆を初めて目にしたり、カカオ豆の焙煎から包装までの工程を目にして驚き、興味を持つ方が多いようです。
カカオ豆の個性をカシューナッツの優しい甘さが引き立てる
さて、肝心のチョコレートの味ですが、私がいただいたのは、スタンダードな「PAN」のほか、「NEU」と「CHA」の3種。
グァテマラのカカオ豆、有機砂糖、カシューナッツを使用したカシューミルクチョコレート。カカオのフルーティーさが特徴的な味です。
グァテマラのカカオ豆、有機砂糖、カシューナッツを使用したカシューミルクチョコレート。カカオのフルーティーさが特徴的な味です。
カカオバター、有機砂糖、カシューナッツを使ったホワイトチョコレート「NEU」は、PANよりもカシューナッツの香りを感じられるクリーミーな味わい。「NEW」に通じる語感や「NEUTRAL」の意味を込め名付けられたのだそう。
「CHA」は、「PAN」をベースに、微発酵させた埼玉県産の茶葉を焙じたものを混ぜ込んで作られたもの。口に入れると同時にきな粉やあんこのような風味が感じられるのが不思議。そして、徐々に焙じた茶葉の香ばしさが口の中に広がります。
USHIO CHOCOLATLも、foo CHOCOLATERSの製品も六角形の特徴的な形。パッケージの写真は、写真家の石田真澄さんに撮り下ろしてもらった写真が使われています。PANには赤く花開くようなイメージ、NEUには、これから育ってゆく青い種子のようなイメージが表現されています。
USHIO CHOCOLATLも、foo CHOCOLATERSの製品も六角形の特徴的な形。パッケージの写真は、写真家の石田真澄さんに撮り下ろしてもらった写真が使われています。PANには赤く花開くようなイメージ、NEUには、これから育ってゆく青い種子のようなイメージが表現されています。
国内のさまざまな食の作り手とのコラボで新しい試みを
2018年のオープンから2年。今後は、国内のさまざまな分野の食の作り手さんとのコラボレーションを通じた新しいスタイルのチョコレートを展開していく予定だそう。
その第一弾としてバレンタインシーズンに発売されたのがヴィーガンのボンボンチョコレート「Vegan Bon Bon Chocolat」。身体の内側がエネルギーで満たされるような素材のパワーが詰まった〈CARB〉シリーズは、高知のナッツバター店「DADA NUTS BUTTER」とキャンピングカーで全国の農家を回り、直接生産者から野菜を仕入れる実店舗を持たない八百屋「青果ミコト屋」とのコラボレーション。
身体のバランスを整え、リラックスしたいときにぴったりな〈SAPH〉シリーズは、ハーブブランド「Wind for Mind」と千葉県の酒蔵「寺田本家」とのコラボレーション。
体にも優しく、美味しくて明日へのパワーをもらえるfoo CHOCOLATERSのチョコレートは、広島空港の店舗などの直営店のほか、通販でも購入できます。これから送別のシーズンを迎えるにあたり大切な人への贈り物にも、頑張った自分へのご褒美にもぴったり。ゆっくりと味わいたいチョコレートです。
その第一弾としてバレンタインシーズンに発売されたのがヴィーガンのボンボンチョコレート「Vegan Bon Bon Chocolat」。身体の内側がエネルギーで満たされるような素材のパワーが詰まった〈CARB〉シリーズは、高知のナッツバター店「DADA NUTS BUTTER」とキャンピングカーで全国の農家を回り、直接生産者から野菜を仕入れる実店舗を持たない八百屋「青果ミコト屋」とのコラボレーション。
身体のバランスを整え、リラックスしたいときにぴったりな〈SAPH〉シリーズは、ハーブブランド「Wind for Mind」と千葉県の酒蔵「寺田本家」とのコラボレーション。
体にも優しく、美味しくて明日へのパワーをもらえるfoo CHOCOLATERSのチョコレートは、広島空港の店舗などの直営店のほか、通販でも購入できます。これから送別のシーズンを迎えるにあたり大切な人への贈り物にも、頑張った自分へのご褒美にもぴったり。ゆっくりと味わいたいチョコレートです。
photo / foo CHOCOLATERS
foo CHOCOLATERS
広島県三原市本郷町善入寺64-31
広島空港ターミナルビル3F
TEL:0848-51-4017
営業時間:平日 10:00-18:00/土日祝 9:00-17:00