使いやすく美しい空間に。心地よい「洗面所インテリア」をつくるヒント

洗面所は、小さな空間でありながら日々の生活に必要なモノが溢れやすい場所。なかなか片付かない、とお悩みの方は多いかもしれません。でも限られた空間だからこそ、少し工夫することでインテリアが見違える場所でもあります。

これからご紹介するのは、素敵な洗面所インテリアのヒント。ちょっとしたコツを取り入れるだけで、今よりもっと心地よくお気に入りの空間になるはず。ぜひ、チェックしてみてくださいね。

すっきりとした洗面所を目指すなら、はじめにやっておきたいのが「モノの厳選」です。身支度や洗濯などで毎日使うモノはできるだけその場に置いておきたいもの。でも、中には別の場所にあっても困らないモノがあるかもしれません。

「洗面所に置くモノの選び方」は以下のとおりです。

・収納に限りがある場合は、毎日「必ず」使うモノだけを選び取る
・収納に余裕がある場合でも、ストックは+1を目安に置く
・新しいモノを買うときには、「行き先（収納場所）」を決めておく

他にも、たまりがちなシャンプーや化粧品のサンプルなどは定期的に処分するクセをつける、モノの分量がわかりやすいようにパッケージから出して透明容器に移し替えるなども良いですね。

モノを厳選したら、収納方法にも工夫を。デザインの良いアイテムは、オープン棚や飾り棚などに「見せる収納」をすると使いやすいだけでなく素敵なインテリアになります。生活感のでるものは扉付の棚などにしまうか、カゴなどを使って「隠す収納」を意識すると良いでしょう。見せる収納と隠す収納を上手に使い分けて、美しい洗面所インテリアを保ちたいですね。

清潔感を大切にしたい洗面所には、できるだけ原色などの派手な色を取り入れず、以下のような色を選ぶのがおすすめです。

・ナチュラルなインテリアがお好みなら
白やベージュのベースカラーに、木目調のアクセントクロスや造作家具をプラスする。

・モダンなインテリアがお好みなら
白やベージュなどのベースカラーに、ダークカラーの雑貨などを差し色として取り入れる。

・キュートなインテリアがお好みなら
白やベージュなどのベースカラーに、パステルカラーのタイルや雑貨をアクセントとして取り入れる。

洗面所は、癒しの時間を過ごす場所でもあります。心地良い空間づくりに欠かせないアイテムが、温かみのある照明です。洗面所にぴったりなのは、間接照明のような柔らかで、ややオレンジがかった電球色の照明。多灯使いで光の分量を調節できれば、気分や時間帯によって照らし方を変えることができます。

モノを飾りながら収納できるオープン棚は、洗面所にあると便利なアイテム。お気に入りの生活用品をディスプレイするように並べることができます。生活感がでやすいモノも、色やデザインにこだわればおしゃれな雰囲気をこわしません。

洗面所のインテリアにこだわるなら、色使いにこだわりたいもの。こちらのお宅では、清潔感のある白をベースに、ベージュやブラウンの小物をセレクト。オープン棚や洗面台まわりに、厳選した洗濯用品やアメニティグッズを置いています。暮らしの香りがするタオルやディスペンサーボトル、洗剤ボトルなどは、色を統一することで洗練された印象をキープできます。

一切の無駄がない、ホテルのようなインテリアに憧れる方は多いのではないでしょうか。洗面所は小さな空間だからこそ、そんな空間づくりを気軽に楽しめます。

たとえば、洗面台まわりには必要最低限の厳選したアメニティグッズを置くだけにして、細々としたものはバスケットなどにひとまとめに。常にきれいな状態を保ちやすいよう、気になった時にすぐ拭き取りやすい環境づくりをしておくことも大切ですね。

美しい洗面所インテリアをめざすなら、雑貨選びも重要です。こちらのように、白を基調としたシンプルデザインのタオルやディスペンサーボトルアイテムで揃えると、出したままにしておいても素敵。陶器製なら、より高級感を演出できます。

洗面所が心地良く過ごせる空間になれば、爽やかな気持ちで1日のスタートをきれそうですね。今回ご紹介した以外にも、インテリアグリーンを飾ったり、お気に入りのアートをプラスしたり、自分らしさを演出するとより豊かな空間になります。ぜひ心地よい洗面所づくりにお役立てください。