「吉春吉」から生み出されるアクセサリー
きものやアクセサリー、イラストなどさまざまなジャンルで活動の幅を広げている「吉春吉(よしはるきち)」。作品作りの軸としているのは、日本に昔から伝わるものごと。今回は、浴衣などの和装に特によく似合うアクセサリーたちをご紹介していきます。
和装を引き立てる羽織ひも
ひとつひとつ手作りされた巻き玉がコロンと可愛らしい羽織ひも。その色の組み合わせはふたつとして同じものはなく、全て一点ものです。
そのやわらかい雰囲気は柄ものの羽織りや着物、帯にも合わせやすいので重宝しそう。重さをほとんど感じない軽さで、夏着物にも冬着物にも年中通して着用することができます。羽織りひもとして使用しない時はくるんと輪にして留め、バッグチャームなどとしても。
ヘアスタイルを彩るかんざしは“枝”をイメージ
こちらは枝をイメージして作られたかんざし。職人さんに依頼して作った軸が届いたのち、「この枝に実るものはどんなものだろう」とイメージを沸かせてからひとつひとつ制作に入っているのだそう。
まさに木の枝に「吉春吉」独自の実がなったかんざしは、しとやかなヘアスタイルに華を添えます。金属に比べてとっても軽い付け心地なので、頭への負担も少ないのがうれしいですね。かんざし初心者さんでもとっても使いやすいので、チャレンジしてみては。
金銀のプレートに文様を描いた髪飾り
丈夫な鋼素材のプレートを使用した髪飾りには、フリーハンドの線で文様が描かれています。多くの伝統工芸で愛されてきた金銀をベースに、どことなく風情を感じさせる白いラインが上品に浮かび上がる作品。和装にはもちろん、普段の装いにもさりげなくマッチして大人の女性らしさを演出します。
おわりに
デザイナーさんにどうして「吉春吉」という名を付けたのか尋ねると、“ブランド名を左右対称にしたかったのと、同じ漢字で違う読み方をする文字を入れたかったから”とのお答えが返ってきました。常にものごとに対する独自の考えを持っているデザイナーさんだからこそ、身に着ける人のことを一番に考えながらも芯の通ったアクセサリー作りができるんだなあと感じました。
「吉春吉」のアイテムは、さまざまなイベントやCreemaなどの通販で購入が可能です。ひとつひとつ違った表情が覗けるアクセサリーたちを、ぜひお手に取ってご覧になってみてください。
「吉春吉」のアイテムは、さまざまなイベントやCreemaなどの通販で購入が可能です。ひとつひとつ違った表情が覗けるアクセサリーたちを、ぜひお手に取ってご覧になってみてください。
photo / 吉春吉