フローリングの掃除方法と正しい手順。床の汚れ・足跡をキレイに掃除するコツ
- 公開:2019.12.22
- 更新:2024.10.9
- ライフスタイル
【正しいフローリング掃除の方法】を徹底解説!黒ずみや足跡、べたつき。普段の掃除だけでは落ちないフローリングの汚れ。一見きれいに見えるようでも、日々の生活の中で蓄積した汚れは簡単には落とすことができません。そんな頑固なフローリングの汚れを根こそぎすっきり落とす、フローリング掃除のコツをご紹介します。
フローリング掃除の前に床の汚れ原因を見極めよう
フローリング掃除といえば雑巾がけという時代は一昔前。さっと拭き掃除ができるハンディモップなど、便利な掃除グッズがある現代では、フローリング掃除は簡単と思っていませんか? でも、フローリングをよく見てみると、部分的に黒ずんでいたり、くすんでいたりします。それは全部汚れです。汚れの主な原因は以下の4つ。
・足の裏などの皮脂汚れ
・料理などで飛び散った油汚れ
・カビ
・劣化したワックスの黒ずみ
こういった汚れを落とそうと洗剤などを使って掃除をすると、フローリングを保護しているワックスが取れて、さらに汚れやキズがついて傷みやすい状態になってしまいます。そうならないためにも、普段の掃除と、ワックスがけなどのスペシャルケアが必要です。正しい掃除の方法を知って、きれいな状態を維持しましょう。
・足の裏などの皮脂汚れ
・料理などで飛び散った油汚れ
・カビ
・劣化したワックスの黒ずみ
こういった汚れを落とそうと洗剤などを使って掃除をすると、フローリングを保護しているワックスが取れて、さらに汚れやキズがついて傷みやすい状態になってしまいます。そうならないためにも、普段の掃除と、ワックスがけなどのスペシャルケアが必要です。正しい掃除の方法を知って、きれいな状態を維持しましょう。
まずは普段の掃除でフローリングの汚れを溜めないことが大事
フローリングが汚れたら、強力な洗剤で拭き取れば簡単などと思っていませんか?強力な洗剤を使うと汚れだけでなく、ワックスまで落ちてしまう可能性があるのでおすすめできません。普段の掃除の正しい方法を2段階に分けてご紹介します。
毎日のフローリングの床掃除
衣服や布団から出る綿埃や髪の毛など、毎日出る埃やゴミは次の方法で簡単にきれいにしましょう。
【用意するもの】
フロアワイパー(ドライタイプ)
【掃除方法】
ウェットタイプのフロアワイパーだと、ほこりがこびりついてしまう可能性があります。毎日の掃除なら、ドライタイプのフロアワイパーで拭き取るだけで十分。部屋の奥から木目に沿って拭いていくのがコツです。
また掃除のタイミングは朝が断然おすすめです。埃は、人が動いている間に空中に巻きあげられます。その間に掃除をしても、結局埃が落ちてきてすぐに汚れてしまいます。夜の間にフローリングに落ちてきた埃が、まだ空中に舞い上がらない朝いちばんでフロアワイパーをかけるのが効率的です。
【用意するもの】
フロアワイパー(ドライタイプ)
【掃除方法】
ウェットタイプのフロアワイパーだと、ほこりがこびりついてしまう可能性があります。毎日の掃除なら、ドライタイプのフロアワイパーで拭き取るだけで十分。部屋の奥から木目に沿って拭いていくのがコツです。
また掃除のタイミングは朝が断然おすすめです。埃は、人が動いている間に空中に巻きあげられます。その間に掃除をしても、結局埃が落ちてきてすぐに汚れてしまいます。夜の間にフローリングに落ちてきた埃が、まだ空中に舞い上がらない朝いちばんでフロアワイパーをかけるのが効率的です。
ちょっと時間があるときのフローリングの床掃除
【用意するもの】
フロアワイパー(ドライタイプ)/掃除機/爪楊枝/濡れ雑巾/乾拭き用の布
【掃除方法】
(1)フロアワイパー+掃除機
フロアワイパーの掃除だけでは、フローリングの溝などにたまった埃は取り除くことができません。そこで週に1回程度、時間のある時にはフロアワイパーのあと、掃除機をかけて埃やゴミを吸い取りましょう。フローリングの溝に詰まったゴミは爪楊枝などを使ってかき出すときれいに取り除けます。
(2)濡れ拭き
食べこぼしや、足の裏の皮脂などは水拭きで落とします。硬く絞った濡れ雑巾でフローリングを拭いていきます。その際、以下のことに注意するとフローリングを傷めずにきれいに拭き掃除ができます。
・雑巾はしっかり絞る(シミの元になるので水滴をたらさないようにする)
・拭いたところを踏まないように部屋の奥から拭く
・溝の汚れも拭き取れるよう木目に沿って拭く
・フローリングを傷つけないように、力を入れすぎない
また、濡れ雑巾の代わりに、ウェットタイプのフローリングシートでもOKです。
(3)乾拭き
水分が残っているとフローリングが傷む原因になります。しっかりと乾拭きをしましょう。
フロアワイパー(ドライタイプ)/掃除機/爪楊枝/濡れ雑巾/乾拭き用の布
【掃除方法】
(1)フロアワイパー+掃除機
フロアワイパーの掃除だけでは、フローリングの溝などにたまった埃は取り除くことができません。そこで週に1回程度、時間のある時にはフロアワイパーのあと、掃除機をかけて埃やゴミを吸い取りましょう。フローリングの溝に詰まったゴミは爪楊枝などを使ってかき出すときれいに取り除けます。
(2)濡れ拭き
食べこぼしや、足の裏の皮脂などは水拭きで落とします。硬く絞った濡れ雑巾でフローリングを拭いていきます。その際、以下のことに注意するとフローリングを傷めずにきれいに拭き掃除ができます。
・雑巾はしっかり絞る(シミの元になるので水滴をたらさないようにする)
・拭いたところを踏まないように部屋の奥から拭く
・溝の汚れも拭き取れるよう木目に沿って拭く
・フローリングを傷つけないように、力を入れすぎない
また、濡れ雑巾の代わりに、ウェットタイプのフローリングシートでもOKです。
(3)乾拭き
水分が残っているとフローリングが傷む原因になります。しっかりと乾拭きをしましょう。
ここぞというときの、フローリングの床大掃除方法
年末や、来客があるときなど、気合を入れて掃除をしたいときは、洗剤を使って頑固な汚れをしっかりと落としていきましょう。
フローリングの足跡や油汚れを落とす床の掃除方法
足の裏の皮脂や料理で飛び散った油汚れなどは、キッチン用中性洗剤を使って落とします。
【用意するもの】
キッチン用中性洗剤/雑巾3枚/水orお湯/汚れが目立つ場合は柔らかいスポンジ
【掃除方法】
(1)洗剤液を作る
水またはお湯2リットルに対して、小さじ1~2杯程度のキッチン用中性洗剤を入れる
(2)拭き掃除
洗剤液を含ませ、かたく絞った雑巾で部屋の奥から手前に向かって拭いていく。この時も木目に沿って、力を入れすぎないように注意を。
(3)目立つ汚れを落とす
特に汚れが気になる部分は、中性洗剤を揉みこんだ柔らかいスポンジで拭き掃除します。
(4)水拭き
固く絞った濡れ雑巾で洗剤をよく拭き取ります。
(5)乾拭き
最後に乾拭きをします。
【用意するもの】
キッチン用中性洗剤/雑巾3枚/水orお湯/汚れが目立つ場合は柔らかいスポンジ
【掃除方法】
(1)洗剤液を作る
水またはお湯2リットルに対して、小さじ1~2杯程度のキッチン用中性洗剤を入れる
(2)拭き掃除
洗剤液を含ませ、かたく絞った雑巾で部屋の奥から手前に向かって拭いていく。この時も木目に沿って、力を入れすぎないように注意を。
(3)目立つ汚れを落とす
特に汚れが気になる部分は、中性洗剤を揉みこんだ柔らかいスポンジで拭き掃除します。
(4)水拭き
固く絞った濡れ雑巾で洗剤をよく拭き取ります。
(5)乾拭き
最後に乾拭きをします。
【フローリング掃除応用編】床のワックスがけ
洗剤を使って掃除をすると、フローリングを保護していたワックスが剥がれてしまいます。ワックスにはツヤを出すほかに、汚れや傷を防ぐ効果があります。洗剤を使った掃除のあとは必ずワックスがけをするようにしましょう。ただし、以下のようなフローリングはワックスはかけられません。
■無垢材のフローリング
杉やパイン材など、木の風合いを楽しむ無垢材は、丸太から切り出した自然な状態のままの木材なため、水やワックスがしみ込んでしまいます。そのためワックスがけはNGです。
■ノンワックスフローリング
UVコート加工された床材のフローリング。ワックスを塗っても密着せず、剥がれやすいため、プロでないとワックスを塗るのは困難です。ノンワックスフローリングかどうかわからない場合は、分譲の場合は施工業者に聞く、賃貸の場合はフローリングの隅にワックスを少量塗って密着テストをして確認しましょう。
■無垢材のフローリング
杉やパイン材など、木の風合いを楽しむ無垢材は、丸太から切り出した自然な状態のままの木材なため、水やワックスがしみ込んでしまいます。そのためワックスがけはNGです。
■ノンワックスフローリング
UVコート加工された床材のフローリング。ワックスを塗っても密着せず、剥がれやすいため、プロでないとワックスを塗るのは困難です。ノンワックスフローリングかどうかわからない場合は、分譲の場合は施工業者に聞く、賃貸の場合はフローリングの隅にワックスを少量塗って密着テストをして確認しましょう。
フローリングのワックスがけの方法
【用意するもの】
マスキングテープ/フロアワイパー/タオルまたはマイクロファイバークロスなど、毛ば立たない布/床材に合ったワックス/ゴム手袋や靴下もあると便利です。
【方法】
(1)事前の掃除をする
まずワックスをかける前に、先ほどご紹介した掃除をひととおり済ませ、フローリングをしっかり乾かします。前日に掃除を済ませている場合は、乾いたフロアワイパーで埃を取り除いておきます。汚れやゴミが残っていると、それごとワックスでコーティングされてしまうので、事前の準備はしっかりと。また、動かせる家具や荷物は移動しておきましょう。
(2)マスキングテープで保護
壁や巾木、動かすことができない家具、ドアストッパーなど、ワックスが付いて欲しくない場所にマスキングテープを貼って、予め保護をしておきます。
(3)ワックスを塗る
布に適量のワックスをつけてフローリングに塗っていきます。液体ワックスの場合は、少量のワックスをフローリングにたらし、それを布で伸ばしていくように拭いても構いません。いずれの場合もゴム手袋をしておくと、手が汚れないだけでなく手荒れの防止にも。
塗る順番は、ワックスを塗り終わった床を踏まないように、部屋の奥からフローリングの板に対して平行に塗っていきましょう。直角、あるいは円を描くように塗ると、ムラになったり、溝にワックスが溜まってしまったりします。また、万一ワックスを踏んでしまった時のために靴下を履いておくといいでしょう。
(4)乾燥させる
ワックスを塗り終わったら、フローリングを乾かします。かかる時間はワックスによるので、使用説明書に従ってください。
(5)二度塗り
ワックスのタイプにもよりますが、二度塗りをすると保護する効果が高まります。一度目のワックスが乾いたら、3の要領で二度塗りをすることをおすすめします。
(6)マスキングテープをはがす
二度塗りのワックスが乾いたら、マスキングテープをはがして完了です。
こんな大掛かりなワックスがけはできそうにないと言う場合は、フロアワイパー用のワックスシートを使ってもいいでしょう。その場合も、事前の掃除などはしっかりと行ってください。
マスキングテープ/フロアワイパー/タオルまたはマイクロファイバークロスなど、毛ば立たない布/床材に合ったワックス/ゴム手袋や靴下もあると便利です。
【方法】
(1)事前の掃除をする
まずワックスをかける前に、先ほどご紹介した掃除をひととおり済ませ、フローリングをしっかり乾かします。前日に掃除を済ませている場合は、乾いたフロアワイパーで埃を取り除いておきます。汚れやゴミが残っていると、それごとワックスでコーティングされてしまうので、事前の準備はしっかりと。また、動かせる家具や荷物は移動しておきましょう。
(2)マスキングテープで保護
壁や巾木、動かすことができない家具、ドアストッパーなど、ワックスが付いて欲しくない場所にマスキングテープを貼って、予め保護をしておきます。
(3)ワックスを塗る
布に適量のワックスをつけてフローリングに塗っていきます。液体ワックスの場合は、少量のワックスをフローリングにたらし、それを布で伸ばしていくように拭いても構いません。いずれの場合もゴム手袋をしておくと、手が汚れないだけでなく手荒れの防止にも。
塗る順番は、ワックスを塗り終わった床を踏まないように、部屋の奥からフローリングの板に対して平行に塗っていきましょう。直角、あるいは円を描くように塗ると、ムラになったり、溝にワックスが溜まってしまったりします。また、万一ワックスを踏んでしまった時のために靴下を履いておくといいでしょう。
(4)乾燥させる
ワックスを塗り終わったら、フローリングを乾かします。かかる時間はワックスによるので、使用説明書に従ってください。
(5)二度塗り
ワックスのタイプにもよりますが、二度塗りをすると保護する効果が高まります。一度目のワックスが乾いたら、3の要領で二度塗りをすることをおすすめします。
(6)マスキングテープをはがす
二度塗りのワックスが乾いたら、マスキングテープをはがして完了です。
こんな大掛かりなワックスがけはできそうにないと言う場合は、フロアワイパー用のワックスシートを使ってもいいでしょう。その場合も、事前の掃除などはしっかりと行ってください。
フローリングのワックスがけの頻度とおすすめの時期
ワックスの効果をより高め、仕上がりを美しくするには、ワックスがけにいい時期や頻度があります。
フローリングのワックスがけの頻度
ワックスがけは手間がかかって面倒だと感じるかもしれません。でもしっかりワックスをしておけば、フローリングをきれいなまま長持ちさせることができます。そのためには、3か月に1回はワックスがけをするのが理想。少なくとも半年に1回は行うようにしましょう。
フローリングのワックスがけおすすめの時期や時間帯
ワックスをかけたフローリングは、しっかりと乾かす必要があります。ですから、ワックスを塗るならば湿気の多い雨や曇りの日よりも、晴れた日がおすすめ。また、風の強い日はホコリが舞ってしまうので避けたほうがいいでしょう。
季節的には、夏はワックスが早く乾きますが、かいた汗がフローリングに落ちて跡になってしまうこともあるので、真夏はおすすめしません。反対に寒すぎると、ワックスが固まってしまい、真冬もおすすめできません。
時間帯は、ワックスを乾かす時間が必要なので、午前中から始めるのがベストです。
季節的には、夏はワックスが早く乾きますが、かいた汗がフローリングに落ちて跡になってしまうこともあるので、真夏はおすすめしません。反対に寒すぎると、ワックスが固まってしまい、真冬もおすすめできません。
時間帯は、ワックスを乾かす時間が必要なので、午前中から始めるのがベストです。
これで汚れもすっきり!今日から試したいフローリング掃除
一度に掃除からワックスがけまでをやろうとすると、とても大変に思えますが、まずは毎日のフローリング掃除を習慣にしてみてはどうでしょう?フロアワイパーを使えば、朝起きて歯を磨きながら、片手で掃除することができます。また、常に手の届くところにシートをセットしたフロアワイパーを置いておけば、フローリングを汚したときに、すぐに掃除をすることができて便利です。日頃からこまめに掃除をしておけば、あとは年に数回、ワックスをかけるだけ。フローリング掃除は、部屋がきれいになるだけでなく、床を長持ちさせる効果もあるので経済的にもお得です。早速、フローリング掃除を習慣にしてみませんか。
※リンク掲載商品の販売状況は変動します。予告なく掲載が変更になる場合がございますので、あらかじめご了承ください。
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