気になる太もものセルライトを撃退。冷えや脂肪に効くマッサージやストレッチ法
- 公開:2019.11.17
- コスメ・ビューティー
気づかないうちに、太ももやお腹にセルライトが溜まってやばい…と焦る方も多いでしょう。とくに冷えやすい女性はセルライトがつきやすく、一度ついてしまうとなかなか消えてくれない厄介な存在です。今回は、そんなセルライトを解消するマッサージやストレッチ方法を紹介。セルライトも脂肪もスッキリさせたい方必見です。
太もものデコボコの正体「セルライト」脂肪の少ない痩せた人にもできる
デコボコの見た目から「オレンジピールスキン」とも呼ばれるセルライト。皮膚の下にある脂肪細胞が変性して皮膚がデコボコになった状態を指します。太ももやヒップ、二の腕、おなかの周辺など、ぜい肉がつくところにできやすいため勘違いされがちですが、私たちが「贅肉・ムダ肉」と呼んでいる脂肪とは別物。痩せている人でもできやすく、成人女性の大半にセルライトがあると言われています。
普通の脂肪と違うセルライト。体が冷えるとできやすい
セルライトができる原因は、運動不足や食生活の乱れ、さらには新陳代謝や自律神経機能の低下などの影響で、血液やリンパの流れが悪くなること。長い時間をかけ、皮膚の奥で少しずつ成長したセルライトが徐々に表面化するため、存在に気づいたときにはすでに進行した状態といえます。
[セルライトが出現するまでの流れ]
血液やリンパの流れが悪くなる
↓
余分な水分や老廃物が溜まりやすくなる
↓
むくみが生じて筋肉が弱まる
↓
脂肪細胞の代謝が低下
↓
脂肪細胞が肥大化して血行が悪化
↓
皮膚の上から塊になった脂肪細胞のデコボコが確認できる状態に
厄介なのが、一度できなるとなかなかなくならないということ。セルライトと「ぜい肉」は違うため、体重を落としただけでは撃退できません。
「まだ大丈夫」と思っていても、肌の奥底でセルライトが着々と育っている可能性があるので油断は禁物。特に気を付けたいのは寒い季節。体が冷えると血行が悪くなり、脂肪細胞は硬くなるので、冬こそセルライト対策が必要なのです。
深刻化する前に正しい知識を身につけてセルライトをやっつけましょう。
[セルライトが出現するまでの流れ]
血液やリンパの流れが悪くなる
↓
余分な水分や老廃物が溜まりやすくなる
↓
むくみが生じて筋肉が弱まる
↓
脂肪細胞の代謝が低下
↓
脂肪細胞が肥大化して血行が悪化
↓
皮膚の上から塊になった脂肪細胞のデコボコが確認できる状態に
厄介なのが、一度できなるとなかなかなくならないということ。セルライトと「ぜい肉」は違うため、体重を落としただけでは撃退できません。
「まだ大丈夫」と思っていても、肌の奥底でセルライトが着々と育っている可能性があるので油断は禁物。特に気を付けたいのは寒い季節。体が冷えると血行が悪くなり、脂肪細胞は硬くなるので、冬こそセルライト対策が必要なのです。
深刻化する前に正しい知識を身につけてセルライトをやっつけましょう。
セルライトは潰せば取れるって本当?正しいセルライト解消法
ネットなどで「セルライトは潰して取る」というまことしやかな情報が流れていますが、セルライトを潰すのは大きな間違い。もっともやってはいけないことです。
なぜなら、皮膚を強く圧迫すると血管やリンパ管が傷ついて、結果的にセルライトが増える可能性があるから。壊れた毛細血管や皮膚の組織を修復しようと体内のコラーゲンが働き、脂肪細胞と結びついてあらたなセルライトが作られてしまうそうです。
ちなみに、セルライトを潰すとデコボコがなくなったように見えることもあるかもしれませんが、それは一時的に目立たなくなっているだけで、時間が経てばまたすぐにデコボコ肌に逆戻り。それどころか、さらにセルライトが増えてしまう危険もあるのです。
セルライトケアで大事なことは3つ。
なぜなら、皮膚を強く圧迫すると血管やリンパ管が傷ついて、結果的にセルライトが増える可能性があるから。壊れた毛細血管や皮膚の組織を修復しようと体内のコラーゲンが働き、脂肪細胞と結びついてあらたなセルライトが作られてしまうそうです。
ちなみに、セルライトを潰すとデコボコがなくなったように見えることもあるかもしれませんが、それは一時的に目立たなくなっているだけで、時間が経てばまたすぐにデコボコ肌に逆戻り。それどころか、さらにセルライトが増えてしまう危険もあるのです。
セルライトケアで大事なことは3つ。
セルライト解消法①:マッサージで脂肪もセルライトもスッキリ
リンパや血液の流れを促すように、適度な力で硬くなった脂肪をほぐしてください。ただし、先にも述べたように強く圧迫するのはNG!正しいセルフマッサージを習慣にしましょう。
セルライト解消法②:冷えや血流を改善してセルライトを溜めにくい生活を送る
食事や運動、睡眠はもちろん、ストレスや喫煙などにも気を付けて、セルライト対策に不可欠な血行、筋肉、代謝の3つを保つよう心がけましょう
セルライト解消法③:セルライト解消に即効性を求めない
大きくなった脂肪細胞はそう簡単には小さくなりません。もし、次の春夏までにセルライトをどうにかしたいなら、今から着実にケアするのが正解。今すぐにデコボコをなくしたいというのであれば、エステや高額な機器に頼ってみるのも手です。
何事も正しいケア方法を学んで、継続することが大切。セルライトは放置し続けると目立つようになり、場合によっては血行不良による冷えや腰痛、肩こりなどを誘発することもあるので、今から着実にケアしていくことをおすすめします。
何事も正しいケア方法を学んで、継続することが大切。セルライトは放置し続けると目立つようになり、場合によっては血行不良による冷えや腰痛、肩こりなどを誘発することもあるので、今から着実にケアしていくことをおすすめします。
太もも・お腹のやばいセルライトを撃退する方法
最後に、セルライトのデコボコ肌をすっきりさせる方法を2つ紹介します。可能ならすべてを実践してほしいところですが、ちゃんと継続できれば1つでも大丈夫。自分の生活リズムやペースに合わせて、最良のケアを行ってください。
1 太もも・お腹のセルライト解消「マッサージ」
今回は、セルライトができやすい、脚とお腹のマッサージをご紹介します。どちらもとても簡単なので、テレビを見ながらでも行えます。
[太もものマッサージ]
- 1手をグーにして、脚の付け根にある鼠蹊部(そけいぶ)をほぐします(30秒)。詰まりを解消するイメージで痛くない程度の力を加えてください。
- 2手はグーのまま、こぶしの凹凸を使い、足の甲から太ももの付け根に向かって少し強めに押し流します(30秒)。左右の脚ともに行ってください。
- 3膝下を強めの力で揉みほぐします(30秒)。
- 4太ももの外側に両手を置いて、膝から脚の付け根へ向かって、ぎゅっぎゅっと握るように揉みほぐします(30秒)。太ももの内側も同様に。
- 5足首から脚全体をゆっくりさすり上げます(10回)。
セルライトの塊があると感じるところがあれば重点的にもみほぐします。あくまで目的は血流やリンパの流れを良くすること。痛みを感じたり、内出血するほど押しつぶしたりするやり方は逆効果に。
[お腹のマッサージ]
- 1脚の付け根部分をマッサージ。
- 2両手でお腹の肉を掴み、左右の手を交互に上下左右に動かしながら全体を揉みほぐします。
餅や生地をこねるようなイメージ。休憩を挟みながら5セットほど行いましょう。
脚のつけ根にリンパがあるので、先にほぐします。手でもみほぐすのに疲れてしまう人は、専用のローラーやカッサなどを使っても。強い痛みを感じない程度の力加減で行うようにしましょう。
2 太もも・お腹のセルライト解消「ストレッチ」
筋トレやエクササイズでセルライトに直接アプローチすることはできませんが、たるんだ肌を引き締めてセルライトの目立たない脚を目指しましょう。エクサイズで新陳代謝を高めると、セルライトのできにくいからだを作ることにもつながります。
[太もものストレッチ]
- 1脚を肩幅に開いて立ち、両手を腰に当てます。
- 2右足と左足を交互にあげます。猫背にならないよう、背筋を伸ばし、太ももを胸につけるくらいの気持ちで高くあげると効果UP!
左右を合計30回。2〜3セット行うのが理想ですが、きつい場合は回数を減らした状態からはじめ、徐々に回数を増やしていってください。
[腹筋のストレッチ]
- 1あおむけに寝て、両膝を立てます。両腕は手のひらを下にして体から少し離れたところに置きます。
- 2お尻を上げて体を浮かせます。肩から膝までがまっすぐになる姿勢が理想。
- 3腹筋を意識して10秒間キープします。
可能な場合は10セット、難しい場合は5セットに減らし、無理のない範囲で行ってください。首や腰に負担がかからないよう、お尻の上げすぎには注意しましょう。
日々のマッサージやストレッチ、冷え改善の生活習慣改善でセルライトを解消しよう
セルライトと完全に決別するためには、マッサージやエクササイズの他に、普段の生活習慣も見直すことが必要です。特に、女性は年齢を重ねると筋肉量や代謝が落ち、ホルモンバランスが乱れやすくなる上に、肌のハリがもなくなるため、セルライトが目立ちやすくなります。
来年の自分のため、10年後、20年後の自分のために、今からできることを少しずつはじめてみませんか?
来年の自分のため、10年後、20年後の自分のために、今からできることを少しずつはじめてみませんか?
photo / Shutterstock