旅のかけらを詰め込んだ世界。フォトコラージュアーティスト・チヒロボさん作品展
- 公開:2019.9.8
- アート・カルチャー
暑さもだんだんと落ち着き、過ごしやすい季節がやってきました。せっかくならお出かけがてら、芸術鑑賞をしませんか?東急プラザ銀座では、フォトコラージュアーティスト・チヒロボさんの展示会が行われています。国内外で撮りためた写真をにコラージュした作品は、旅の不思議な高揚と新鮮な空気を届けてくれますよ。
旅先で撮影した写真を切り貼りしてコラージュに
アーティストのチヒロボさんは、国内外問わずさまざまな地に足を運んで写真を撮影し、それをコラージュ作品にしています。テーマは「土地」。その場に立ったときに受け取った空気や匂い、出合った風土や文化を感じるままにコラージュにするのです。そうしてできる作品は写真とも絵画とも違う不思議な印象。旅に出たときのドキドキやワクワクが感じられ、大人も子どもも惹きこまれてしまうと注目が集まっています。
そんなチヒロボさんの作品の展示が、東急プラザ銀座の「KIRIKO the MUSEUM」で9月26日(木)まで開催されています。展示スペースは4つに分かれ、それぞれ異なるシリーズの作品を設置。どんな作品が飾られているのか、少しだけご紹介します。
そんなチヒロボさんの作品の展示が、東急プラザ銀座の「KIRIKO the MUSEUM」で9月26日(木)まで開催されています。展示スペースは4つに分かれ、それぞれ異なるシリーズの作品を設置。どんな作品が飾られているのか、少しだけご紹介します。
さまざまな土地の空気を4つのテーマで表現
東急プラザ銀座6Fのみゆき通り側にあるのは、「mapシリーズ」。訪れた土地で出合ったおもしろいものやおいしいものなどを盛り込み、手書きの地図を作る感覚で制作したものだそう。写真左は作品のひとつ「kawaii map」。花やリボン、飴など女の子が好きそうなものが散りばめられた中に、よく見ると「原宿」と書かれた提灯が。流行の発信地である原宿の活気や歩く人の高揚感が伝わってくるようですね。
6Fのキリコラウンジ横に置かれた「織り込むシリーズ」には、mapシリーズとは大きく印象の異なる作品が。その土地で撮りためた写真を、ひとつの風景写真にするようにぎゅっと凝縮したもので、こちらのタイトルは「パリ」。なにが写っているのかわからなくても、不思議と見入ってしまう力強さがあります。旅先で心に刻まれた一瞬一瞬を集めたら、こんなふうに躍動感をもった景色になるのかもしれません。
6Fのキリコラウンジ横に置かれた「織り込むシリーズ」には、mapシリーズとは大きく印象の異なる作品が。その土地で撮りためた写真を、ひとつの風景写真にするようにぎゅっと凝縮したもので、こちらのタイトルは「パリ」。なにが写っているのかわからなくても、不思議と見入ってしまう力強さがあります。旅先で心に刻まれた一瞬一瞬を集めたら、こんなふうに躍動感をもった景色になるのかもしれません。
4Fのスペースには、チヒロボさんの代表的なシリーズの「トチドール」が並んでいます。写真を撮りながら、この土地にはどんな生き物が隠れているのだろう?と想像を膨らませて生み出したという「いるかもしれない生き物」たちは、今にも話しかけてきそうな豊かな表情で私たちを迎えてくれます。
3Fにあるのは「ヨーロッパシリーズ」。チヒロボさんが、それぞれ個性がありながらも、どこか根底が繋がっているような感覚があると語るヨーロッパの国々。そのおもしろさを、各国で撮った写真を切り貼りして表現しています。
展示を見ていると、チヒロボさんの旅の思い出を分けてもらったような感覚に。また、あなた自身がどこかへ旅したときの楽しかった記憶もよみがえってくるかもしれません。銀座に立ち寄る際には、東急プラザ銀座にも足を伸ばして、チヒロボさんの展示を楽しんでください。
3Fにあるのは「ヨーロッパシリーズ」。チヒロボさんが、それぞれ個性がありながらも、どこか根底が繋がっているような感覚があると語るヨーロッパの国々。そのおもしろさを、各国で撮った写真を切り貼りして表現しています。
展示を見ていると、チヒロボさんの旅の思い出を分けてもらったような感覚に。また、あなた自身がどこかへ旅したときの楽しかった記憶もよみがえってくるかもしれません。銀座に立ち寄る際には、東急プラザ銀座にも足を伸ばして、チヒロボさんの展示を楽しんでください。
photo / 東急プラザ銀座
東急プラザ銀座 KIRIKO the MUSEUM
東京都中央区銀座5-2-1