瀬戸内の恵みがいっぱい。「ひだまりかき氷（Hidamari Kakigori）」のかき氷

「Hidamari Kakigori」は、瀬戸内で採れたこだわりの素材を使った、オリジナルの天然の氷みつが特徴のかき氷屋さん。毎年夏季限定でオープンする店内は、子供から大人まで各地から集まったかき氷好きの人たちであふれています。

香川県高松市に本店と、神奈川県川崎市に鷺沼店の２店舗を構える「Hidamari Kakigori」。リノベーション専門の不動産屋を営むオーナーが、“リノベーション物件で最高に美味しいかき氷屋をつくりたい”と思い立ち、オープンしたのだそう。

本店は、長屋式のアパートの１室を改装した店舗。鷺沼店は築40年ほどの古いマンションの１階で、元々は住民の人達が使用できる共有スペースを改造して作り上げた店舗だそうです。

どちらの店舗も、リノベーションされて現代風ではありますが、元の建物のレトロな面影が残る店舗でいただくかき氷はノスタルジーを呼び起こします。

瀬戸内といったらレモン。ペタペタと飾られた輪切りレモンが見るからに爽やかです。レモンの酸味にヨーグルトソルベをミックスさせた、甘酸っぱくて夏らしい味が人気です。

こちらは高松本店の限定メニュー。香川県の特産品の“びわ”を使ったスペシャルな１品です。みずみずしくてジューシーな味が大人にも子供にも大人気。お店に出たら即完売の幻のメニューです。

鷺沼店の限定メニューは、鷺沼にある自家焙煎のスペシャリティコーヒーショップ「THE MODERN COFFEE」との“スペシャルティーコーヒー氷”です。甘さを控えてコーヒーそのものの美味しさを引き立てています。山盛りのかき氷を楽しんで、氷が溶けてきたらアイスラテとして２度楽しめます。コーヒー好きな人にはたまらないメニューですね。

夏の風物詩、まるでアノ果物にしか見えないこのかき氷は、“まるでスイカ”というメニュー。２等分したスイカを器にしたビッグサイズがインパクト大です。中にスイカの果肉が入っているそうですが、赤いシロップは実はイチゴ味。みんなでシェアして楽しむのがおススメです。

変わった見た目のこちらは、なんとトマトとライチのかき氷。イチゴソースかと思いきやトマトソースが所々に見え隠れ。小豆島産のオリーブオイルと黒胡椒をふりかけ、てっぺんに飾ったバジルがイタリアンな雰囲気。仕上げに甘いライチのシロップをかけて完成！・・・文で見ても味の想像がまったく付かないですが、スタッフの方からはスタッフの方も驚くほどの完成度とか。気になる方はぜひ挑戦してみてはいかがでしょう。

「Hidamari Kakigori」で提供されるかき氷たちは、何かしらのおしゃれをしてあなたの前に登場します。かき氷にダイブしている鯛モナカや、ぽんぽんと飾られたカラフルな色が可愛らしいあられ、当たれば嬉しい香川発祥の“丸亀うちわ”せんべいなど。スタッフの方の気分しだいで変わるトッピングも楽しみのひとつです。

住宅街の中に突然現れるかき氷店「Hidamari Kakigori」。小さな頃、家族でワイワイかき氷を作って食べたことを思い出すような、どこか懐かしさとあたたかみを感じる店内にホッとします。素材にこだわりつつも遊び心あふれる楽しいかき氷たち。夏が終わったら来年まで会えない期間限定営業なので、ぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか。