植物の自然な姿をアクセサリーに
「fufu」は、木内 美城さんが手作りするアクセサリーのブランド。小さな花や葉・苔を使ったアクセサリーなどを受注制作をしています。
植物は、花びらや葉がくるんと丸まっていたり、1枚だけ小さな花が混ざっていたりと、それぞれ異なる表情をもっています。またその色は次第に褪せ、少しずつ変わっていくもの。そうした一つひとつの個性や変化に、命や季節の移り変わりを感じて魅了されるという木内さん。植物をアクセサリーにするときにも、整えすぎず、飾り立てすぎないように意識しているそう。植物の自然な表情が活きたアクセサリーは、どこか切なげで愛おしさを感じます。
水面に揺れるような苔とコデマリが印象的
今回は、最も種類が豊富なピアスとイヤリングからいくつかご紹介します。
深みのある色合いの大きな雫が印象的なのは「苔の雫 耳飾り」。名前のとおり、雫の中に苔と小さなコデマリが閉じ込められていて、まるで草花が浮かぶ池や湖のよう。光の加減でその時々で異なる表情を見せてくれます。
深みのある色合いの大きな雫が印象的なのは「苔の雫 耳飾り」。名前のとおり、雫の中に苔と小さなコデマリが閉じ込められていて、まるで草花が浮かぶ池や湖のよう。光の加減でその時々で異なる表情を見せてくれます。
美濃焼の上にレースフラワーが花開く
艶やかな美濃焼のタイルに花火のようにお花が広がる「美濃焼タイル×レースフラワーの耳飾り」は、どこかノスタルジックで温かみのある雰囲気。やさしい紫色や青みがかった翡翠(ひすい)色の上で、小さなレースフラワーの繊細さが映えます。小花の健気で上品な佇まいを楽しむことができるイヤーアクセサリーです。
ライスフラワーとメタルビーズの組み合わせがまるでカメオのよう
同じく美濃焼を使ったイヤーアクセサリーですが、こちらの「ライスフラワーのCAMEO風耳飾り」はまた違った印象。深い紺色の上に乗った、ライスフラワーのつぶつぶとした立体感が目を引きます。縁を飾るメタルビーズの並びがどこかアンティークのようで、落ち着いた色合いでも華やかさがあります。
紫陽花がそのままの姿で耳飾りに
本物の紫陽花がそのままの形でアクセサリーになった作品もおすすめです。ダークパープルやマスタードといったシックな色合いで、冬のファッションにもぴったり。樹脂でコーティングされていますが、艶は抑えられていて、ドライフラワーにも似た趣きがあります。光に透かすと花びらの細かな筋がくっきりと見え、摘んできたばかりのようなお花の息吹が感じられる作品です。
貴重な機会にお気に入りを手に入れて
fufuでは、ピアスやイヤリング以外に指輪やブローチなども制作しています。公式オンラインショップは毎月末の金曜日を中心とした数日間のオープンとなっており、次回の開店は11月30日(金)のみを予定。また、12月9日(日)には大多喜ハーブガーデンでの「森のパレード」、12月16日(日)には柏の葉T-SITEでの「Sen to Sen」に出展されるとのこと(いずれも千葉県内)。その後はしばらく制作をお休みされるそうなのでお見逃しなく。販売予定の作品はSNSなどで告知されているので、気になる方はチェックしてください。
photo / fufu