きっと誰もが幸せな気分に。丁寧に作られた「KonditoreiMine」のクッキーサンド

JR三島駅から少し離れた閑静な住宅街。小高い丘をのぼっていくと、まるでヨーロッパの田舎町に迷い込んだかのような小さな建物が現われます。それが、「KonditoreiMine（コンディトライ ミーネ・以下ミーネ）」です。

扉を開けると、アンティークの家具やドライフラワーなどが置かれたやさしい雰囲気の空間が広がります。お店の真ん中に置かれたショーケースに並んでいるのが、丸くてかわいらしい「コロコロクッキーサンド」。世界で一番おいしいクッキーサンドを作りたい。そんな思いを抱く店主の伊原 幸司さんが、材料・味・食感すべてにこだわって一つひとつ手作りしているクッキーサンドです。　
国産小麦を使い、ほんのりと岩塩がきいた塩バターサブレの間に、生チョコレートやコンフィチュールなどがぎっしり。ボリュームがあるのに、甘さは控えめでペロリと食べられる一品です。

早速、いくつかのクッキーサンドをご紹介します。
まずは、ベリー系がお好きな方にぜひお試しいただきたい「木苺とクランベリー」。ピンク色のクリームのようなものは、木苺の生チョコレート。さらにプチッとした木苺の実がたっぷり入ったコンフィチュールと、ドライクランベリーが一緒に挟まっています。かわいらしい見た目ですが、果物の酸味が効いた大人な味わい。チョコレート粒の軽い食感と甘さもアクセントになっています。

「濃い抹茶」は、名前のとおり抹茶の苦味が感じられる生チョコレートのまわりに、やさしい甘さの黒豆とカカオニブが散りばめられています。それだけでも贅沢なのに、食べ進んでいくと、もっちりとした求肥（ぎゅうひ）が。モチモチ感とカカオニブのサクサク感が一度に楽しめて、驚きとおいしさでほっぺたが落ちそうに！

秋の味覚、栗が存分に味わえるのが「モンブラン」です。モンブランクリームの生チョコレートに、ごろごろとした大粒の栗の渋皮煮が包まれています。一般的な洋菓子のモンブランの甘さが苦手だという方でもきっと食べやすい、上品な甘さのクリームがチョコレート粒ともマッチして、こっくりとした深い味わいが堪能できる一品です。

ご紹介したコロコロクッキーサンドは要冷蔵。冷蔵庫から出してすぐなら、冷えて固まった生チョコレートが口の中で次第になめらかに。少し置いて柔らかくすると、最初からしっとりとした食感を楽しむことができます。
ほかにも、お酒の風味が香る「大人のラムレーズン」やナッツがたっぷりの「生キャラメルピーカンナッツ」など、さまざまなクッキーサンドが作られています。中身は季節によって異なったり、期間限定の種類が登場することも。
また運が良ければ、「りすの大好物」と名づけられたお菓子に出合えることも。キャラメルがけのクルミが入った特製のエンガディナーで、不定期でお店に並びます。

お店にどの種類のクッキーサンドが並ぶかは、インスタグラムなどのSNSでお知らせしています。通信販売は行われていないので、三島に訪れる際にはぜひ立ち寄ってみてくださいね。10日ほど日持ちするので、とっておきのお土産になりますよ。
見た目のかわいらしさと、とびきりの味に、みんなが笑顔になれるコロコロクッキーサンド。あなたもぜひ味わってみてはいかがでしょうか？