和紙や漆、岩絵具などを文字盤に使用。日本の美をたっぷり詰め込んだ「はなもっこ」の腕時計
- 公開:2018.8.14
- ファッション
20年以上手作業で腕時計を制作している「有限会社シーブレーン」が展開する、日本の美を存分に感じることができる時計ブランド「はなもっこ」。古くから伝わる岩絵具や漆などの技法を用いて作られています。いつもの装いだけではなく和装にもよく似合う、和の雰囲気を纏った腕時計をどうぞご覧ください。
和の雰囲気を纏った腕時計ブランド
20年以上にわたり、手作業での腕時計づくりを続けている「有限会社シーブレーン」。いくつか展開しているブランドの中から今回ご紹介するのは、日本ならではの素材や技法を用いて和の雰囲気を演出している「はなもっこ」の腕時計。日本画を描く際に用いられる「岩絵具」や漆などを使用し、日本独自の素材や技法を小さな文字盤に閉じ込めたプロダクトが生み出されています。
色の重なりが美しい「かさね」シリーズ
まずはじめにご紹介するのがこちらの「かさね」シリーズ。主に天然の鉱物を砕いて作る岩絵具を塗り、和紙や金箔などを組み合わせて色の重なりを表現したデザインの腕時計です。その色の重なりは、平安時代の装束にも使われていた「かさねの色目」という配色などを参考にしているのだそう。美しい色の並びが、かつては袖を彩っていたように、現代においてもファッションとして優雅に手首を飾ります。
かさねシリーズ
(左)吉野(右)菖蒲/各30,024円(税込)
かさねシリーズ
(左)吉野(右)菖蒲/各30,024円(税込)
銀箔と和紙の上でさりげなく文様が映える「紋切り」シリーズ
続いてこちらは「紋切り」シリーズ。さりげない色合いで文字盤を飾るさまざまな文様は、貝殻を粉末にした「胡粉(ごふん)」という白い絵具を染み込ませた和紙を切り抜いて作られています。それを、銀箔と薄い和紙を重ねて作られた地に貼り付けることで、上品な雰囲気を持った腕時計に仕上がります。地に銀箔が入っていることにより、光を当てる角度や見る角度によって印象が変化するのも特徴のひとつ。
紋切りシリーズ
(左)七宝紋 ゴールドケース/28,620円(税込)
(右)籠目 ステンレスケース/27,000円(税込)
紋切りシリーズ
(左)七宝紋 ゴールドケース/28,620円(税込)
(右)籠目 ステンレスケース/27,000円(税込)
細部にまでこだわった漆のシリーズ
こちらは文字盤に天然の本漆を塗って作られているシリーズ。漆塗りの職人が一枚一枚丁寧に、手作業で塗っているのだそうです。仕上げには表面を鏡のように磨きあげる「呂色(ろいろ)仕上げ」という技法が用いられていて、そのつややかな佇まいに思わず惚れぼれしてしまいそう。更に、時計の針が12・3・6・9時を指す場所には天然の白蝶貝を漆で貼り付ける「螺鈿(らでん)」という技法が使われているのだそう。漆の世界の伝統的な技法をふんだんに盛り込んだ、まさに日本らしさがたっぷり詰まった腕時計です。
赤漆 ゴールドケース/45,684円(税込)
黒漆 ステンレスケース/44,064円(税込)
赤漆 ゴールドケース/45,684円(税込)
黒漆 ステンレスケース/44,064円(税込)
和装にも合う、くみひもとの組み合わせがおすすめです
有限会社シーブレーンの腕時計は、どれもベルト部分を気分に合わせて変えることができる仕様になっています。もちろんはなもっこの腕時計もお好きなベルトとの組み合わせを楽しめますが、一番おすすめしたいベルトは「昇苑くみひも」。丁寧に手で染め上げられた絹糸を使用し、より光沢が映えるように仕立てられたベルトです。ベルトだけではなくストラップタイプもあり、はなもっこの時計を懐中時計のように使うことも可能。いつもの装いにはもちろん、和装にもよく似合うくみひもとのコラボレーションをぜひ楽しんでみてください。
わたしたちが暮らす日本の美しさを、存分に感じることのできるはなもっこの腕時計。あなたもいつものファッションに、奥ゆかしくしとやかな女性らしさを加えてみませんか?
わたしたちが暮らす日本の美しさを、存分に感じることのできるはなもっこの腕時計。あなたもいつものファッションに、奥ゆかしくしとやかな女性らしさを加えてみませんか?
photo / はなもっこ(有限会社シーブレーン)