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東京・上野エリアで花見とアートが堪能できちゃう、お出かけスポット<3選>

今年は、例年に比べて桜の開花時期が早く、既に春の訪れを肌で感じていることだと思います。そこで、都内に数多くある桜の有名エリアの一つである上野公園近隣で楽しめる美術展3つをご紹介します。柔らかな春の陽射しを感じながら美術展巡りをしてみてください。

東京・上野エリアで花見とアートが堪能できちゃう、お出かけスポット<3選>

春の訪れを花見とアートで楽しもう!

プラド美術館所蔵、ブリューゲルらの作品「視覚と嗅覚」

待ち遠しかった春の訪れ。肌寒い季節を乗り越えて、心浮き立つシーズンが到来しました。うららかな春の陽射しを感じたら、気持ちもお出かけしたくなります。満開の桜を愛でながらお出かけできるのは、この季節だけのお楽しみです。今回ご紹介するのは、上野公園近隣で開催中の美術展です。花見とアートが堪能できるスポットを巡りながら、春のお出かけを思いっきり楽しみましょう。

クレジット:ヤン・ブリューゲル(父)、ヘンドリク・ファン・バーレン、ヘラルト・セーヘルスら《視覚と嗅覚》 1620年頃 マドリード、プラド美術館蔵(プラド美術館展 出品作品)

くまのもの 隈研吾とささやく物質、かたる物質

「くまのもの 隈研吾とささやく物質、かたる物質」の展示の様子

はじめにご紹介するのは、東京ステーションギャラリーで開催中の『くまのもの 隈研吾とささやく物質、かたる物質』。隈研吾さんは、六本木のサントリー美術館や浅草の文化観光センターにはじまり、現在進行中の品川新駅など、国内外で大規模なプロジェクトを抱え、世界的に活躍している建築家。そんな隈研吾さんによる約30年間に及ぶプロジェクトの集大成として展観しています。

本展覧会では、隈研吾さんの建築設計やプロダクトデザインなどの蓄積を、時系列順ではなく主要なマテリアル(竹、木、紙、土、石など)で分類し、“もの(物、物質)”という切り口から、人と環境をつなぐ建築の可能性に迫っています。建築に使う「物質」にこだわる隈研吾さんならではの、香りに癒されるパビリオンや、実物素材による原寸大の模型で、臨場感を味わえるユニークな展示が楽しめますよ。

本展覧会の会場である東京ステーションギャラリーは、JR東京駅丸の内北口改札を出たところにあります。今の時期は、東京駅から日本橋までの約1km、「日本橋・八重洲桜通り」の桜を見ながらお散歩するのがおすすめ。夜間にはライトアップされる、大人も楽しめるスポットです。

プラド美術館展 ベラスケスと絵画の栄光

ディエゴ・ベラスケス作、《王太子バルタサール・カルロス騎馬像》

続いてご紹介するのは、国立西洋美術館にて開催中の『プラド美術館展 ベラスケスと絵画の栄光』。本展覧会では、フェリペ4世の宮廷コレクションを中心に、スペイン絵画の巨匠であるベラスケスの過去最多来日となる作品7点を軸に、彼と同時代に活躍したヨーロッパの巨匠達の作品約70点が出品され、17世紀スペインのアートシーンを再現しています。
その中でも、ベラスケスによる「王太子バルタサール・カルロス騎馬像」は、フェリペ4世の長男であるバルタサール・カルロスをモデルにし、指揮棒を掲げて凛々しく馬の両前脚を高く上げているポーズから、王族の未来の確かさと明るさを示しているそうです。
また、印象派の絵画及びロダンの彫刻を中心とするフランス美術のコレクションが楽しめる常設展もあわせてご覧になってみてください。

クレジット:ディエゴ・ベラスケス《王太子バルタサール・カルロス騎馬像》1635年頃 マドリード、プラド美術館蔵

プーシキン美術館展――旅するフランス風景画

クロード・モネ《草上の昼食》

最後にご紹介するのも上野エリアの展覧会です。国立西洋美術館から上野公園の広場を抜けた先にある、煉瓦造りの美しい建物の東京都美術館で開催されていている『プーシキン美術館展――旅するフランス風景画』。珠玉のフランス絵画コレクションで知られるモスクワのプーシキン美術館から、17世紀から20世紀にかけて描かれた風景画65点を鑑賞することができます。神話の物語や古代への憧れ、あるいは身近な自然や大都市パリの喧騒、果ては想像の世界に至るまで、描かれた時代や場所を軸にフランス近代風景画の流れを紹介しています。
様々な情景を舞台にした風景画は、その土地のにおいや太陽の煌めき、風にそよぐ木々や街のさざめきから、少し早い初夏の訪れをも感じさせてくれます。その中でも、初来日となるモネの「草上の昼食」は、同時代の人物たちとみずみずしい自然の風景が見事に調和しています。印象派の誕生前夜、26歳となる若きモネの魅力溢れる作品です。

クレジット:クロード・モネ《草上の昼食》1866年 油彩・カンヴァス(© The Pushkin State Museum of Fine Arts, Moscow.)

桜のように多岐にわたるアートを愛でる

アートな空間

いかがでしたか?私たちの暮らしに密に関わる建築から、世界の名品に出会える大型展覧会まで、上野公園周辺では、多岐にわたるジャンルのアートを楽しめます。美術館にてアート作品を鑑賞後には、お散歩がてら、日本橋・八重洲桜通りを歩いたり、上野公園にて満開の桜並木を堪能することができます。東京・上野とエリアが近いので3つの展覧会をはしごするのも楽しめそうですね。春ならではのアート鑑賞を楽しんでみてください。

photo / 新麻記子

『くまのもの 隈研吾とささやく物質、かたる物質』

会期:2018年3月3日〜5月6日
会場:東京ステーションギャラリー
時間:10:00〜18:00/金:10:00〜20:00(※入館は閉館の30分前まで)
料金:一般 1100円/高校・大学生 900円/中学生以下無料

http://www.ejrcf.or.jp/gallery/exhibition/201803_kengo.html

『プラド美術館展 ベラスケスと絵画の栄光』

会期:2018年2月24日(土)~2018年5月27日(日)
会場:国立西洋美術館
時間:9:30~17:30/毎週金・土曜日:9:30~20:00(※入館は閉館の30分前まで)
休館:月曜日(ただし、3月26日(月)と4月30日(月)は開館)

http://prado2018.yomiuri.co.jp

『プーシキン美術館展──旅するフランス風景画』

会期:2018年4月14日(土)~7月8日(日)
会場:東京都美術館
時間:9:30~17:30/毎週金曜日:9:30~20:00(※入館は閉館の30分前まで)
休館:月曜日(4月30日(月)は開館)

http://pushkin2018.jp

この記事を書いた人

新 麻記子 大阪出身、横浜在住。作詞の仕事をベースに置きながら、WEBサイト運営、編集、ライターを経て、フリーランスに転身。ライフスタイルを豊かにする"文化の向上"を掲げ、ア...

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