モダンなこぎん刺しアート。米山 知歩さんの「chiho yoneyama cogin works」
- 公開:2016.5.23
- ファッション
青森の伝統工芸である“こぎん刺し”をご存知でしょうか。型にはまらないさまざまな柄を生み出し、ファッションアイテムや雑貨に落とし込んで現代に発信している「chiho yoneyama cogin works(チホ ヨネヤマ コギン ワークス)」の刺し子アートをご紹介します。
「chioho yoneyama cogin works(チホ ヨネヤマ コギン ワークス)」とは
米山 知歩(ヨネヤマ チホ)さんが手掛けている「chiho yoneyama cogin works」。そこで作られているのは、米山さんの生まれ故郷・青森県の伝統工芸である「こぎん刺し」の技法を用いた雑貨やお洋服です。
青森の伝統工芸「こぎん刺し」の技法を用いて
ものづくりをしています。
初めて「こぎん刺し」に触れたのは、中学校の家庭科の授業です。
以来、故郷の伝統を大切に思いながら
今の暮らしに自然に寄り添う「こぎん刺し」のあり方を考え
制作活動をしています。
ものづくりをしています。
初めて「こぎん刺し」に触れたのは、中学校の家庭科の授業です。
以来、故郷の伝統を大切に思いながら
今の暮らしに自然に寄り添う「こぎん刺し」のあり方を考え
制作活動をしています。
こぎん刺しとは?
青森県津軽に伝わる「こぎん刺し」。保温などのために麻布・木綿布に木綿糸で補強したものがはじまりとされている刺し子技法のひとつです。縦の織り目に対して奇数の目を数えて刺すことが特徴。津軽地方では野良着のことを「こぎん」と呼んだためにこの名前がついたとのこと。
「こぎん刺し」は、300年も昔、麻布の衣服の寒さをしのぐために
生活の知恵として生まれました。農家の女性がひと針ひと針
布目をうめて、あたたかな衣服へ仕立てました。
やがて女性達の美意識と工夫で多くの模様が生み出され
美しさを競い合うようになりました。
生活の知恵として生まれました。農家の女性がひと針ひと針
布目をうめて、あたたかな衣服へ仕立てました。
やがて女性達の美意識と工夫で多くの模様が生み出され
美しさを競い合うようになりました。
こぎん刺しがかわいい形におさまるバッジやブローチ
刺し子特有のあたたがみのあるステッチがリボンや小鳥、まるい形におさまっているのが可愛らしいブローチは少し小ぶり。そのサイズ感と優しい風合いから、コーディネートに取り入れやすいものになっています。
こちらはバッジです。左の写真が形におさまる前の平面な状態。可愛い柄が規則的に並んでいるだけでも綺麗でわくわくしますが、立体になるとふっくらと丸みを帯びて更にその魅力が増します。
おしゃれキッチンにかけておきたいポットホルダー
こちらはポットホルダー。ほどよい大きさでとっても使いやすい上に、土台とステッチのカラーの組み合わせもどれも素敵。更に裏地にも違ったカラーの生地が組み合わされています。
小さいころにあこがれたキラキラの首飾り、自由に羽ばたくかもめたち、美しく並んで越冬する白鳥たちの群れなどがらインスピレーションを受け、そのシーンが柄に落とし込まれているとのこと。
青森から仕入れた材料でつくるこぎん刺しキット
米山さんデザインのこぎん刺しキットも販売されています。セットになっている材料は青森から仕入れたもの。おうちで本格的なこぎん刺しの作品を製作できるということで、これを機にあなたもこぎん刺しの魅力にはまってしまうかもしれません。手芸が好きなあの人へ、なんていうプレゼントにも最適です。
おわりに
さまざまなイベントなどにも参加し、その活動を広めているという「chiho yoneyama cogin works」。情報は公式サイトやSNSにて配信されているので、ぜひチェックしていてくださいね。
米山さんの作る柄は型にはまらず、多くのレパートリーが存在します。古くから伝わってきた技術がモダンにアレンジされ、新たな発見とともに発展していく。そんな素敵な手仕事に魅力を感じずにはいられません。
米山さんの作る柄は型にはまらず、多くのレパートリーが存在します。古くから伝わってきた技術がモダンにアレンジされ、新たな発見とともに発展していく。そんな素敵な手仕事に魅力を感じずにはいられません。
chiho yoneyama cogin works(チホ ヨネヤマ コギン ワークス)