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ひとり時間を大切にすれば、人生はもっと豊かになる  【後編】ひとり時間、何をすればいい?

前編ではテクノロジーの進化とともに、心の隙間を手軽に埋められるようになったことをご紹介しました。でも、だからこそ人は自分と向き合い、孤独を知るべきだと思うのです。なぜなら、それこそが本当に意味での豊かさにつながると思うからです。では後編では、ひとり時間を有意義に過ごせる方法についてご紹介します。

ひとり時間を大切にすれば、人生はもっと豊かになる  【後編】ひとり時間、何をすればいい?

最近、聞くようになった『マインドフルネス』

瞑想をする女性の写真photo:Evgeny Atamanenko/Shutterstock.com

前編では、本当の心の豊かさを手に入れるために、なぜひとり時間が大切なのかについて触れました。後編では、実際に自分と向き合うためのひとり時間をどう過ごせばいいのか、最近注目を集めているマインドフルネスをはじめ、具体的な方法をいくつかご紹介したいと思います。

なにもひとり時間で特別なことをすべき、というわけではありません。また、ひとりで過ごす時間をマイナスイメージで捉えるのではなく、エネルギーをチャージする大切な時間と考えてみてはいかがでしょうか。それぞれ自分に合ったひとり時間の過ごし方を見つけることが何よりも大切ではないかと思います。

まずひとつ目の方法は、前編でも少しご紹介した『マインドフルネス』。最近、雑誌やテレビなどのメディアでも取り上げられるようになりました。欧米で流行り、日本でも注目を集めているマインドフルネスは、もともとは日本の“禅”が由来になっていると考えられています。

マインドフルネスとは一般的に“今、ここに集中している状態”のことで、他の邪念が消え去っていることを意味します。仏教の禅では、気持ちを落ち着かせて座禅を組み、目の前に集中することで邪念をなくします。最初のうちは、いろんなことに気が取られてしまう人も、やがて目の前のことに集中することができるようになるというのです。

ちなみにマインドフルネスを体験したい人は、ビジネスパーソン向けの講座やお寺が実施している禅の会に参加してみるといいかもしれません。このように、ビジネスの生産性を上げるためや自身の感情起伏をマネジメントするという目的で、マインドフルネスに取り組む人も増えています。

登山やヨガ、自分に合った時間の過ごし方を見つける

森の中を歩く女性の写真photo:Dudarev Mikhail/Shutterstock.com

登山やトレッキングなどで自然と触れ合い、新鮮な空気を胸いっぱいに吸い込むことでリフレッシュできる人もいるでしょう。インドア派の人なら、部屋でヨガをするのもいいかもしれません。テレビ番組で、あるお笑いタレントが暇な時間があるときにはひとりでキャンプに行くと言って、スタジオの人たちは「ひとりでキャンプするの!?」と驚いていましたが、ひとり時間の過ごし方にも十人十色のスタイルがあってもいいと思います。

いつでもどこでもネットでつながれる、そんな便利な世の中になった時代だからこそ、周囲の余計な情報をいったんオフして、自分と向き合い、見つめなおすことが大切なのではないでしょうか。

和のお稽古で心を整えるのも手段の一つ

茶道をたしなむ女性の手元photo:Toa55/Shutterstock.com

登山やヨガなどもありますが、禅に通じるものでしかも実は身近なものとして和のお稽古もオススメです。

例えば、茶道や華道では、定められた作法に従い、お茶を点てたり、お花を生けたりすることで五感を研ぎ澄ませることができます。どちらのお稽古も目の前の所作、香りなどに集中しているため、余計なことは不思議と忘れてしまいます。嫌なことやモヤモヤすることがあっても、目の前のお稽古に集中することで怒りや悲しみの感情が薄れて心が落ち着くというのを経験したことがある人もいるのではないでしょうか。

和のお稽古で面白いものでは、香道というものがあります。室町時代から続く、歴史のあるお稽古で、いくつかの種類の香木を嗅いだ後、実際にお香として焚いた香りがどれかを当てていきます。どれも似たような香りであるため、目の前に集中しないと、とてもじゃないのですが、当てるのは不可能です。ほかにも書道や俳句、日本舞踊など、実に和のお稽古はたくさんあります。

誰一人として同じ人間が世の中にいないように、ひとり時間も十人十色で大丈夫。ぜひ自分に合った過ごし方を見つけて、自分と向き合う大切な時間を過ごしてみてください。
この記事を書いた人

松葉紀子(スパイラルワークス) 株式会社リクルートで求人情報誌「とらばーゆ」の編集を経てフリーランスに。雑誌やウェブサイトの編集および、ディレクター、ライティングを行っている。趣味は旅行と...

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