代々受け継いだ山で育てた果実のおいしさがぎゅっと詰まった「堀内果実園」のドライフルーツ

「堀内果実園」の歴史は古く、設立は1903年。明治時代にまで遡ります。継いだ奈良吉野の広大な山々で先祖代々土地を守り、果実を栽培されているそうです。現在は6代目となるご当主が運営を行っています。そんな堀内果実園の中でも、人気アイテムとなっているドライフルーツは、果実離れが深刻化する現代において、果実のおいしさを再発見してほしいという思いから製造がスタート。旬のものをぜいたくに使い、果実そのものの味を私たちに届けてくれています。

ドライフルーツのおいしさの秘密は、製造過程にありました。モグラやミミズなどの微生物が生息する、活性化された健康な土壌づくりから始まり、木々の成長を妨げないために剪定を行います。収穫は、日の当たり方などによって、ひとつひとつ異なるのでそれらを見分けながらていねいにされるそうです。微妙に違う熟す時期を見極める、そのこだわりに脱帽してしまいました。

「堀内果実園」の人気アイテム、ドライフルーツは熟した果実を乾燥させてつくるというシンプルなもの。それだけに、いちばん良い時期に収穫した“今が食べごろ”という果実を使っているのだそうです。数あるドライフルーツの中でも特に人気ものをご紹介します。

「フリーズドライミックス　1,080円（税込）」（写真左）
すもも・種無し柿・ブルーベリーの3種類が入ったミックスパック。そのまま乾燥したすももが見た目にもかわいくて、女性人気ナンバー1な理由も納得。さくさくとした食感もたまりません。

「セミドライミックス　1,080円（税込）」（写真右）
水分を少し残したしっとりとした噛み応えが楽しめるひと品。富有柿・キウイ・ふじりんごが入っていて、果実の甘みがお子さまに好評なんだとか。


そのほか、今年の新商品である「フリーズドライもも 756円（税込）」も入荷する度に売り切れ続出するほどの人気アイテム。そのまま食べるのはもちろん、紅茶に浮かべてピーチティーにしたり、生ハムを巻いてお酒のおつまみにしたりと、アレンジしてもおいしくいただけます。

先ほどドライフルーツを紅茶に浮かべていただくのも良い、とご紹介しましたが食いしん坊な私は、「堀内果実園」の方に簡単にできるアレンジレシピを教えてもらいました。朝にヨーグルトを食べる方、セミドライ系のアイテムをヨーグルトに1日漬け込んでみてください。ヨーグルトの水分を含んだドライフルーツの、ぷるんとした新しい食感が楽しめます。お酒がお好きならば、クリームチーズをのせたクラッカーにトッピングすると、見た目もかわいいオードブルが完成。料理が得意な方は、「フリーズドライすもも」をおろし金などでパウダー状にして、塩と合わせてみてください。すももの色と香りがついたオリジナル塩ができます。天ぷらやふかしたじゃがいもとも相性抜群ですよ。

余計なものを使わず、果物のいちばんおいしいタイミングで収穫・加工を行なっている「堀内果実園」。ドライフルーツの他にも、果実のフレッシュな風味が楽しめるコンフィチュールや、シロップなども販売しています。果物のおいしさをそのまま伝えたいという思いから、ついつい果実をふんだんに入れてしまうそうです。自然とていねいに向き合いながら、果実を愛情を持って育て、加工し、販売されているからこそ、他とは違うおいしさや魅力が生まれるんだな、と改めて感じました。堀内果実園のアイテムは全国の食のセレクトショップで展開されていますが、「堀内果実園 奈良三条通り店」では、果実園直送のフルーツを購入することも可能です。その他、完熟果物をふんだんに使ったスムージーやソフトクリーム、サンドイッチなども販売されているので、お近くに行かれる際はぜひ愛情たっぷりの果実を思いっきり楽しんでください。