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店主の大屋みえさんが提案する、うつわとの素敵な暮らし。片口の魅力に出会える「かたくち屋」

一方だけに口がついたうつわ「片口」。穏やかなフォルムをしたその佇まいは、ただ眺めているだけでも幸せな気分になれそう。1日の終わりに、お気に入りの片口に今日飲む分だけのお酒を注いで、お猪口でゆっくり味わいながらリラックスできたら…。そんな気持ちにしてくれるうつわが揃うお店「かたくち屋」をご紹介します。

店主の大屋みえさんが提案する、うつわとの素敵な暮らし。片口の魅力に出会える「かたくち屋」

お料理はもちろん、お花にもぴったりのうつわ「片口」

なめらかな曲線を描くフォルムと、片方だけについた口が特徴的なこのうつわは、「片口(かたくち)」と呼ばれるもの。「かたくち屋」はこの片口と、“ぐいのみ”といった片口まわりのうつわを中心に、その場に置いてあるだけでもどこか佇まいの美しさを感じるうつわを扱うお店です。

片口は、もともとは何かを注ぐためのうつわですが、その愛嬌のあるフォルムから、おかず鉢やお皿のようにお料理を盛ったり、お花を生けたりと自由な使い方で愉めることを教えてくださるのが「かたくち屋」店主の大屋みえさん。お店のInstagramでは、うつわの様々な使い方を素敵にご紹介されています。

大屋さんとはじめての手仕事のうつわとの出会いは、信楽のごはん茶碗だったそう。それはとてもとても素朴なごはん茶碗。でも手にとったとき、なんともいえない温かみがあって、漠然といいなと思ったんだそうです。実際使ったり、見たりしていくうち、どんどんうつわのもつ不思議な力、 雰囲気をふわっと和ませたり、幸せな気分にする力に引き込まれてしまい、うつわの楽しさを多くの人と分かち合いたいという想いから、「かたくち屋」をオープンされたとのこと。でもなぜ店名に名付けるほど、片口にこだわったのか。それは、ちょこんとついた口がなんとも愛らしく そこにあるだけで幸せな気分になったから。そして何よりも、お酒が好きだったからなのだとか。

素敵な片口のうつわに出会うための場所

「かたくち屋」は2004年にオンラインショップとしてスタート。少しずつ歩みをすすめ、2016年に愛知県名古屋市の久屋大通テレビ塔西に小さな実店舗を開店されました。佇まいの美しい片口のうつわが展示・販売されています。時間ができたときに気軽に商品をチェックできるオンラインショッピングもいいですが、実際に手にとれる機会があるのはうれしいですよね。

ひとつひとつの個性が際立つ、育てていくうつわ

「かたくち屋」で扱ううつわはすべて手仕事によるもの。ひとつひとつ表情や、サイズが若干違います。特に、やきもの(土でうつわのかたちを作り窯で高温で焼いたもの)のうつわは、土の成分、窯に入れたときの位置、焼いた時の天気などで、表情が違うそうです。「かたくち屋」では仕入れの際、なるべく同じように見えるなうつわを選んでいるそう。でも表情がかなり違う作品もあるのだとか。二つとして同じものができないのは、自然がなせる業。手元に届く自分だけのうつわには、縁を感じてしまいますよね。

陶器(やきもの)のうつわは吸水性があるので、汚れたまま洗い桶に入れておくと汚れた水分を吸ってしまいます。長く使い続けるために、うつわを使い終わったら、なるべく早く洗い、うつわのおかずが残ってしまったら別の容器にうつして保存。うつわのまま冷蔵庫へというのは、避けたほうがいいでしょう。うつわを使う前に一度水にくぐらせると、におい、油、シミがつきにくくなり、余裕があれば30分ぐらい浸しておくと効果が上がるだけでなく、しっとりとしてうつわがより美しくなるそうですよ。

うつわには、昔から「育てる」といって、使い込んだことによる汚れやシミも慈しむ風習があります。手を掛けて、使い込んでできたうつわは大事な宝物になりますね。「かたくち屋」で、素敵な片口のうつわの世界に、足を踏み入れてみませんか。きっと日々の生活がより豊かになりますよ。

かたくち屋

http://www.katakuchi.jp/

この記事を書いた人

うさぎまみ 好きなことは手作りすること、食べること。お散歩しながら季節のお花をみつけることが幸せ。悲しいときは本の中に逃避行。自宅から半径四キロ圏内をぐるぐる。コンパク...
http://ameblo.jp/usanko-mami/

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※掲載内容は記事公開時点のものです。最新情報は、各企業・店舗等へお問い合わせください。
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