活版印刷がオーダーできる、毎日使いたい文房具が見つかる「PAPIER LABO.」
- 公開:2017.3.20
- インテリア・生活雑貨
手にとって眺めたくなる美しい活版印刷の名刺などがオーダーできることで人気の「PAPIER LABO. (パピエラボ)」。国内外を問わず集められた紙関連グッズやオリジナル商品も並ぶ、楽しさいっぱいのお店です。
小さいけれど豊かなスペース
JR原宿駅からは徒歩8分、東京メトロ北参道駅からは徒歩9分。ぶらぶら都会の街歩きを楽しんでいると、ビルの一角に何やら楽しげなお店が見えてきます。ここが「PAPIER LABO. (パピエラボ)」。紙と紙にまつわるプロダクトを扱うお店です。お店の構えは小さいのですが、ここにはとても豊かな世界が広がっていました。
さっそく棚の上で見つけたのが、印刷と加工のエキスパート6社から成る「印刷加工連」の手がけた上品なグレーの紙クリップ。チップボールという上製本の装丁で表紙の厚みを出すための芯材などとして使われる強度のある紙で作られたクリップは、コピー用紙なら12枚くらい挟むことができます。挟んだ紙を傷めにくいし、クリップに文字を書いて付箋のように使うこともできるので、資料の分類に役立ちそうです(432円/税込)。
そして、角が一部切り取られたような不思議な形のノートも発見。綴じ具のリングが斜めについているこのノート、手にとってページをめくってみると、その使い勝手の良さにハッとします。ページをめくりやすく、リングがメモを取る手を邪魔しません。表紙もしっかりと強度があるので、立ったままメモを取る必要があるときに本領を発揮しそうです。
人気のシリーズで、お客様から要望の多かった本紙の罫線とドット方眼が新しく加わったそう。こちらも「印刷加工連」によるもので、A5サイズのノート(1,296円/税込)とメモ帳(864円/税込)があります。
人気のシリーズで、お客様から要望の多かった本紙の罫線とドット方眼が新しく加わったそう。こちらも「印刷加工連」によるもので、A5サイズのノート(1,296円/税込)とメモ帳(864円/税込)があります。
アーティストや職人とコラボしたオリジナルの商品たち
「PAPIER LABO.」にはアーティストや職人さんたちと一緒に作り上げたオリジナル商品もたくさんあります。この3種類の二つ折りのカードは、書家の華雪さんの書をシルクスクリーンで印刷したもの。「おめでとう」や「ありがとう」などの文字を入れたものはたくさんありますが、なぜ「昨日」「今日」「明日」なのでしょうか。
「初めからメッセージが書かれているものではなく、お祝いや感謝のことばはご自身で表現していただくカードがあってもよいのではないでしょうか、と華雪さんからご提案をいただきました」
「昨日」「今日」「明日」のカードの中からどれを選び、どんなメッセージを送るか。受け取る相手と贈り手の間で物語が生まれそうですね。カードの間に便箋が入っているので、メッセージはこちらにたっぷりとどうぞ(各1組、864円/税込)。
「初めからメッセージが書かれているものではなく、お祝いや感謝のことばはご自身で表現していただくカードがあってもよいのではないでしょうか、と華雪さんからご提案をいただきました」
「昨日」「今日」「明日」のカードの中からどれを選び、どんなメッセージを送るか。受け取る相手と贈り手の間で物語が生まれそうですね。カードの間に便箋が入っているので、メッセージはこちらにたっぷりとどうぞ(各1組、864円/税込)。
もうひとつご紹介したいのが、このペンケースです。ペンケース? 茶筒じゃないの? と思うのもごもっとも。ブリキ製の円柱型の缶ですからね。
今も台東区で職人さんが手製缶で作られるこのペンケースは、上蓋を締めたときに接合部がカチッと重なって止まる感じが絶妙な心地よさです。鉛筆を入れるのに十分な高さもあるので蓋を閉めれば、デスク周りをスマートに整頓できます。外国人の方がおみやげとして購入されることもあるというこのペンケース。ペン立てとしてだけではなく、いろんな使い方ができそうですね(2,160円/税込)。
今も台東区で職人さんが手製缶で作られるこのペンケースは、上蓋を締めたときに接合部がカチッと重なって止まる感じが絶妙な心地よさです。鉛筆を入れるのに十分な高さもあるので蓋を閉めれば、デスク周りをスマートに整頓できます。外国人の方がおみやげとして購入されることもあるというこのペンケース。ペン立てとしてだけではなく、いろんな使い方ができそうですね(2,160円/税込)。
陰影の美しい活版印刷でオリジナルカードを
「PAPIER LABO.」では、名刺やショップカード、結婚式の招待状などを活版印刷でオーダーできます。
ところで、活版印刷ってなんでしょう。簡単にいえば、凸版を使って印刷する方法。版の文字部分が凸になっているので、印刷機を通すと文字の部分が凹みます。厚手の紙と相性が良く、この凹み感がなんとも触れてみたくなる印刷です。印刷機といっても、アナログな印刷方法なので、文字のかすれ具合にも味わいがでます。受け取った人の印象に残りやすいのではないでしょうか?
ところで、活版印刷ってなんでしょう。簡単にいえば、凸版を使って印刷する方法。版の文字部分が凸になっているので、印刷機を通すと文字の部分が凹みます。厚手の紙と相性が良く、この凹み感がなんとも触れてみたくなる印刷です。印刷機といっても、アナログな印刷方法なので、文字のかすれ具合にも味わいがでます。受け取った人の印象に残りやすいのではないでしょうか?
「名刺には金属の版を使っているので、文字にエッジがきき陰影がつくので、小さな文字でも読みやすいんですよ」。なるほど、繊細な線もきれいに表現されています。
名刺は片面スミ1色で200枚22,680円〜。デザインの相談にも乗ってくれます(デザイン費別)。ビジネスカードとは別の名刺を作ってみるのも楽しいかもしれません。
名刺は片面スミ1色で200枚22,680円〜。デザインの相談にも乗ってくれます(デザイン費別)。ビジネスカードとは別の名刺を作ってみるのも楽しいかもしれません。
左の写真は歴代のショップカード、そして右の写真が最新のショップカードです。いろいろな紙とさまざまな印刷方法にトライしている「PAPIER LABO.」。今後、ノートやメモ帳の新商品も並ぶ予定。新しい招待状も企画中だとか。新しい商品も期待大です。
興味のある方はお店をのぞいてみてください。商品一つひとつにストーリーがあるので、ぜひお店の人に声をかけてくださいね。
興味のある方はお店をのぞいてみてください。商品一つひとつにストーリーがあるので、ぜひお店の人に声をかけてくださいね。
photo / PAPIER LABO.、佐藤紀子
PAPIER LABO.
東京都渋谷区神宮前1-1-1 #106
03-5411-1696
月休
11:00〜19:00
JR「原宿駅」 徒歩8分
東京メトロ副都心線「北参道駅」徒歩9分