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器に出会い、料理が楽しくなったと言われるのがうれしい。千鳥・寺村光輔さんの器

器に出会い、料理が楽しくなったと言われるのがうれしい。千鳥・寺村光輔さんの器

寺村さんの工房を伺った日、アシスタントの方が、リンゴの枝を燃やした灰の回収に出かけるところでした。そんな地道な作業も作陶には欠かせない準備。こんな時間が作品に輝きを与えるのかもしれません。

食卓の主役はそれを囲む人。料理や器は脇役

器に出会い、料理が楽しくなったと言われるのがうれしい。千鳥・寺村光輔さんの器

益子の陶芸作家・寺村光輔さんの作品はいたってシンプルな形と色味が特徴。料理を盛った器に思わず手を差し伸べて、両手で包んで愛でたいような気持ちにさせられます。「寺村光輔の器とは?と問われれば、料理を盛って完成するものでありたい。ある料理家の方が“料理は食卓のわき役だ”とおっしゃってましたが、器もそうだと思うんです。だから、あまり装飾をしないでシンプルに見せるものがいいと思います」と寺村さん。食卓の主役はあくまでも、それを囲む人。誰とどのような空気の中で食事をするのかが大事であって、それを演出するのが料理であり、それを盛る器なのかもしれません。

作品ができるまでには、地味で手間のかかる準備の作業が

陶芸家・寺村光輔さんが器を持っているところ

器に出会い、料理が楽しくなったと言われるのがうれしい。千鳥・寺村光輔さんの器

口径12cm、高さ7cmほどの深小鉢。サラダやスープ、小さなどんぶりとしても使える、登場頻度が高そうな器です。寺村さんが最初に作ったときは、これよりひと回りほどサイズが大きかったそうです。それを器専門店・千鳥さんに持っていったところ、「これに何を入れますか?」と尋ねられ、サイズを小さくした方がいいとのアドバイス。言われた通りに作ってみると人気商品になりました。

この深小鉢の釉は、リンゴの木の枝を燃やして得られた灰が使われています。これも寺村さんが近所のリンゴ農家さんから分けてもらって自ら手作り。軽トラック20台分ぐらいの枝を何日もかけて燃やし、その後何ヶ月もかけて釉薬に仕上げるのだそう。「陶芸の仕事は、実は準備の方に時間がかかると言っても過言ではないんです。地味で手間がかかる作業ですが、決しておろそかにはできません。自分でやれば納得いくものができますし」。

時代の移り変わりによって、必要とされる器にも変化が!?

器に出会い、料理が楽しくなったと言われるのがうれしい。千鳥・寺村光輔さんの器

お皿の縁に、帯状の一段上がったヘリがあるのが“リム皿”。「これも、昔からある益子焼ならではのものなんですが、サイズ感は昔と今ではだいぶ違ってきています。昔は大家族で大皿に盛ったものを取り分けるスタイルでしたが、今は家族が少人数になって最初から取り分けて出すスタイル。家族の構成によって、必要とされる器は変わってきます」。寺村さんの作品を見ていると、すぐに盛ってみたい、入れてみたいものが思い浮かぶのが楽しいところ。

「好きな器に出会えて、料理が楽しくなったと言われるのが、一番嬉しいですね。器は、何となく日々使っているものですが、ぼくの作ったものがお気に入りですと言われれば幸せだし、そういうことにこそ自分が作る意味があると思います」。私もぜひお気に入りのひとつ(と言わずふたつ、みっつ?)を見つけて、食事をより楽しみたいと思いました。

photo / 川村尚子

寺村光輔さんの器が買えるお店

◆千鳥
〒101-0061
東京都千代田区三崎町3-10-5
原島第二ビル201A
Tel/Fax 03-6906-8631
営業時間 12:00~18:00
(定休日はHPまたはブログでご確認ください)
http://www.chidori.info/
インスタグラム @utsuwa.chidori

https://instagram.com/utsuwa.chidori/

※掲載内容は記事公開時点のものです。最新情報は、各企業・店舗等へお問い合わせください。
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