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靴磨き職人が伝授! 革靴をピカピカにする磨き方とは?

タンスを彩るワードローブが春ファッションに変わる時期です。衣替えするこの機会に、冬に活躍した靴や毎日履く仕事靴のお手入れをしてみては? そのコツを靴職人の明石優さんに教えてもらいました。

靴磨き職人が伝授! 革靴をピカピカにする磨き方とは?

革靴のお手入れは、1か月に1度で問題なし!

靴磨き職人・明石優さんの靴磨きセットの写真

「革に栄養を与えることがメンテナンスの目的なので、革靴のお手入れは月1回ぐらいで問題ありません。明らかに汚れた場合や傷がついてしまった場合は、気づいたときに行ってください」。また、新しい靴の輝きを持続させるために履く前に一度磨くことも大切です。クリームの塗膜がほこりや汚れなどから靴を守ってくれるだけでなく、今後のお手入れが楽になる嬉しい効果もあるそう。

靴磨きに必要な道具は、ほこり落とし用のブラシ(馬毛)、クリームを馴染ませるためのブラシ(豚毛)、仕上げ用のブラシ(ヤギ毛)、汚れ落としクリーナー、乳化性のクリーム、靴墨、布。ブラシは馬や豚、ヤギなど、革と相性がいい動物性のものを選んで。ブラシや布は化学繊維のものは避けよう。靴に傷がついてしまう原因にも。布は綿がベター。着なくなったTシャツを活用して。

革靴磨きに挑戦! 汚れを落とす→栄養→光沢を出すの8ステップ

靴磨き職人・明石優さんが革靴をピカピカに磨いているところ1

1.布で靴の中の毛玉とほこりをオフ

紐靴なら紐をほどきましょう。次に布で靴の中の掃除をします。靴下の毛玉がたまっていることが多いので、布でほこりを取り除きましょう。

2.ブラシで靴の表面のほこりを落とす

次にほこり落とし用のブラシで靴の表面のほこりを落とします。若干力を入れてほこりを払い落とすようなイメージでブラッシングを。

3.汚れ落とし用のクリーナーを表面に残っている汚れをオフ

靴磨き職人・明石優さんが革靴をピカピカに磨いているところ2

指に巻いた布に、汚れ落とし用のクリーナーを1足に付きコーヒー豆1粒程度つけ、靴の表面に残っている古いクリームと汚れを拭き取ります。拭き取るときは優しいタッチを心掛けて。「傷になって汚れになっている」「なにかの染み」など、原因が不明な場合は専門家の力を借りましょう。

4.靴クリームで栄養を練り込みます

靴磨き職人・明石優さんが革靴をピカピカに磨いているところ3

靴と同色の乳化剤の靴クリームを指の腹にのせ、靴にまんべんなく塗り伸ばします。シワになっている部分はしわを伸ばしながら入れ込んで。布ではなく指を使うのは、体温と摩擦でクリームを温めることでクリームが浸透しやすくなるそう。

5.ブラシと布でクリームを定着させて

靴磨き職人・明石優さんが革靴をピカピカに磨いているところ4

クリームを馴染ませるためにブラシを手早くかけます。クリームを塗りむらがないように均一になるよう心掛けよう。まんべんなくなじんだら、布を使って磨き上げて。布を使うことでツヤだけでなく表面のキメを整えられます。

6.靴墨で色味を整えます

靴磨き職人・明石優さんが革靴をピカピカに磨いているところ5

7.黒墨を指に取り、指の腹でまんべんなく磨く

ピカピカに光らせるためには最後の磨きが大切。表面に光沢が出てきたら黒墨を指に取り、指の腹で馴染ませます。馴染んだら少し付けてまんべんなく磨こう。

8.布を使ってクリームを馴染ませ、磨き上げる

靴磨き職人・明石優さんが革靴をピカピカに磨いているところ6

次に布を使ってクリームを馴染ませます。少し力を入れて磨き上げていくと、革の毛穴に黒墨のロウが膜を張り、表面がスムーズに。光沢が出たら完成です。

長持ちさせるコツは、1日履いたら2日間はお休みさせること

月に一度お手入れをするだけで、履き心地にも変化が感じられます。「栄養を入れてあげることで革ふっくらして柔らかくなる。履き心地もよくなりますよ」。履いたら2日間休ませることも大切だとか。「靴を1日履くと小さいコップ一杯分ぐらいの汗をかくもの。汗が靴の中に染み込んだ汗を乾燥させるために中2日は履かないこと。下駄箱にしまわずに玄関口に置いて風を通して」。下駄箱にしまうときは、「型崩れを防ぐためにシューキーパーを利用して。買ったときに入っている紙とつっかえ棒でもOK。紙を入れると余分な水分を吸ってくれます。なかでもおすすめは吸収性がある新聞紙です」。
やり方を覚えれば簡単にできてしまう靴磨き。お手入れを習慣化させて、大切な靴を長持ちさせよう。

明石優
茨城出身。南青山のシューズラウンジ「brift H」の店長を経て独立。現在、世田谷ものづくり学校内『自由大学』などで靴磨きの講師や公園で開催する青空靴磨き「aozora-shoeshine studio」などで活躍中。百貨店や一流アパレルブランドのイベントなどで、靴磨きパフォーマンスを披露するなど、活動の場を広げている。
青空靴磨きの申し込みはfacebook、または、HPから。

https://www.facebook.com/Aozorashoeshineschool/

この記事を書いた人

Kotake Aki 編集・ライター。旅行会社、情報誌、カルチャー誌の勤務を経てフリーランスに。カルチャー誌やWEBサイトなどを中心に、日本と韓国のエンターテイメントに関するコラム記...

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